2006年6月18日 12:00上演
ミュージカル『 ミー&マイガール 』
於 帝国劇場

  
苦節○年(!?)、
ようやく『ランベスウォーク』の振りを体得いたしました!
ありがとう塩田先生、ありがとう帝劇アンサンブルの皆さん!

開演30分前くらいから、
実は『ミーマイ』の世界は始まっていたんですね☆
二階席へ通じる階段の前に人々が集まっていて何事かと思っていたら、
ロビーの奥からやってくるのは帝劇オーケストラの皆さん。
そして、その先頭を嬉しそうにやってくるのは
ビブラスラップを手に持った塩田明弘先生!

塩田先生といえば思い出すのは、もちろんオサコン
あのときにオサちゃんを大絶賛しながら
自分自身のアピールも忘れなかった塩田先生(笑)が
目の前を通っていく姿に、わくわくです。

そして最初の10分くらいは塩田先生によるオーケストラの楽器紹介。
上にナチュラルに「ビブラスラップ」なんて書いてしまいましたが、
スミマセン、私はそのときにその楽器の名前を知りました(笑)。
だって普通知らないよねえ。
言葉で説明するのが面倒な形状。
興味があったらググッてみてください。みんな一度は聞いてるはず。
一般には「与作」とか「水戸黄門」とか呼ばれてるそうです。

で、まあそんなこんなでいろんな曲を演奏してくれているんですが、
そこに現れるのがアンサンブルの、
しかもランベスにお住まいの(笑)皆さん。

そうして、ランベスウォークのあの振付講習会が始まったのです。
笑いを取りつつ、でもなにげに丁寧に教えてくれて。
ふつーに見ているだけじゃなかなか掴めない、
裏拍からの振りにも対応。
おかげで、…覚えられました! やったあ!
これで、来年に行われる月組公演(え?)で一緒に踊れる!!

ーースミマセンスミマセン、
初っぱなからイタイこと言ってますが、
でもねえ、本当に似合うと思うんですよ、今の月組に。

前回、唐沢寿明&木村佳乃のミーマイを観た時には
まだあさこちゃん(瀬奈じゅん)は花組生だったので、
花組での公演を妄想して考えていました
(でもサリーはかなみちゃんで、と思ってた(*>_<*)
だから、グラフでの扮装は思った通りお似合いで嬉しかったのよ〜 )。

で・も!
今だったら、どうぞ大劇場で!
来年の前半でも後半でもいいけど大劇場で!
(で、もう一回は植田景子先生か正塚先生がいいな☆>言いたい放題)

ビル:瀬奈じゅん
サリー:彩乃かなみ
ジャッキー:霧矢大夢
ジェラルド:大空祐飛
マリア公爵夫人:出雲綾
ジョン卿:未沙のえる
ジャスパー卿:嘉月絵理(ゴメン、絵理ちゃん…! でも上手そう!!)

私の大好きなパーチェスターを演れるような芝居巧者な若手が
ちょっと思いつけないのが
(だってあひるちゃん(遼河はるひ)じゃ色気ありすぎじゃない?(爆))
ナンですが、
でもきっといるはずよう〜(汐風)幸ちゃんみたいな若者が☆

…えーと、
このままじゃ何観に来たか分からなくなっちゃうので、
今回のキャストの感想を書きますね。

バンビちゃん(井上芳雄)のビル。
上手くなったねえ!
本当に、歌もダンスも!!
お歌は、いつも気になっていたてっぺんに鉄板の入ったような声が
だいぶ丸みを帯び(高声の時だけちょっとだけ上が平らになってたけど))、
そしてダンス!
この人、こんなに踊れたのを私は知らなかっただけなんでしょうかね、
それともたくさんレッスンされたんでしょうかね、
かなりぱりぱりに踊ってましたね(*>_<*)。
ちょっとだけ瀬奈サンを彷彿とさせるような動きもあってびっくり。
冒頭はやっぱり「王子サマ」イメージがある分、
下町べらんめえな言葉遣いとかに 違和感を感じたりもしたけれど、
やっぱりもともと品があるのか、
貴族らしい格好をしはじめるととてもサマになっていたですよ。
そうそう、今度はどうやらへるぜん伯爵だそうですよ?(>_<)
観に行かなくちゃ!

笹本玲奈ちゃんのサリー。
可愛いとは思うの。とても。
宝塚の人に比べてしっかりした体をされてるのも別にヨシ、当然だと思うの。
お歌もめちゃくちゃ上手いとも思うの。
でもなんでだろう、今ひとつワタシ的にはまりきれないのは
「計算ちゃん」な表情のせいなのかな。
前回彼女を観たのは「ベガーズオペラ」だったのですが、
そのときはそれがいいカタチで表れてたんですね。
でも、サリーみたいな下町育ちの女の子とはいえ
最後にはお姫様になるヒロインにはちょっと見えづらかったのが残念。

ジャッキーは純名りさ。
こちらも悪くはなかったのだろうけど、
うーん、ワタシ的には前回のカナメさん(涼風真世)のほうが
好きだったかなあ。
なんだろうね、ファンの方ごめんなさいね、
イライザ((c)キャンディ・キャンディ)系のイジワル女の子にしか
見えなかったのよね(^ ^;;。
カナメさんも、私の原点であるマミちゃん(真琴つばさ)のジャッキーも
お色気で迫るんだけど、
どうにもそこには憎めない明るさがあるのよね。
なので、上に書いた次回月組公演ではきりやんに、というのも
そこにあるんだけど(あと情けな系のゆうひちゃんも観たい☆)。
難しいものですね。

マリア公爵夫人はそんなわけで、カナメさん。
とても威厳のある伯母様を好演していたけれど、
ゴメン、私としてはジャッキーがもう一度観たかった!
どうしても年齢的にもうやらせたくない
(あるいは今泉くんがやらせたくない(笑))のであれば、
ジャッキーに樹里(咲穂)ちゃんで良かったのにね〜(^ ^;;。
でもカナメさんのマリアはそれはそれで良かったですよ。
ビルにヘアフォード家の歴史を教えているシーンで
レイピアを捧げてすっくと立つ姿に、
ちょっとだけ「オスカル様…!」と思いましたが(*>_<*)。

あとのキャストはだいたい皆さま一緒なのかな。
変わってたのは、パーチェスターさんの髪型くらい?(爆)
皆さん素晴らしい安定感で、ストーリーの中に入り込むことができました。

やっぱりいい作品はいいね。
惜しむらくは私が覚えている歌詞はどうしても宝塚版なので、
一緒に歌おうとすると歌詞が違って、うう、となってしまうくらいで。
…そのためにも!
ぜひ、月組での上演を待ってます!!

fin