2005年9月18日 16:00開演
『 春野寿美礼 イン・コンサート I Got Music 』
於 昭和女子大学人見記念講堂

 
カーテンコール。
いったい私たちは誰のファンなんでしょうというくらい、
私たち(あさこ会4人)は声を揃えて
「オサちゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!」と何度も叫んできました。
…満足(爆)。

というわけで、待ちに待ったオサちゃんのコンサートです☆

昭和女子大学人見記念講堂は、
合唱サークルに入っていた学生の頃何度か乗ったことのある舞台。
何年生の時だったかここでヴェルディのレクイエムを歌った時に、
『Dies irae(怒りの日)』の途中で男声の乗っている山台が崩れた記憶が
とても強く残ってます(爆)。
ちなみにこのとき、
指揮者の先生がちらっとそちらを見たもののそのまま気にしないで振り続け、
そこから最後まで約50分くらい(?)
テノールとバリトンの一部の人たちは足下がナナメったまま歌い続けてました…。

そんなどうでもいい記憶は別として、
ここはとても響きのいいクラシックのためのホールなのです。
オサちゃんもMCの中で
「プラシド・ドミンゴ…さん(笑)も、小澤征爾さんも、ヨーヨー・マさんも
この舞台に立っているんですよね。…そして、春野寿美礼も(笑)」
と言っていましたが(*^ ^*)。
そのため、椅子の背もたれがふだん私たちが行く劇場より
後ろに倒れていて、それだけがちょっと難でした(笑)。
舞台を見るためではなく、
ゆったりした体勢でいい音楽を聴くための場なのですね〜。

そんなところであの春野サマがコンサートをする!
しかもオケもつくらしい!
そりゃもう大期待じゃないっすか!!(*^ ^*)
そしてその感想は期待を決して裏切らないものでした〜〜(*T_T*)。

第一部。
最初から幕は開いています。
ティンパニやらピアノやらのオケの準備と、
そこに割って入る、ちょっと『不滅の棘』を彷彿とさせる白い通路があります。
開演アナウンスのあと、おもむろに入ってくるオケのメンバー。
なぜかここで拍手が起こります(笑)。
チューニングが始まります。
まるでこれから(ちょっと変わった舞台だけど)
オーケストラのコンサートが始まらんとする勢い。
そしてなぜか指揮者が上手から登場します(笑)。
そして指揮者の先生、マイクを通した声で「おはよ〜ございます!」
リハかい! みんな燕尾服着て、リハかい!(笑)
「それでは始めましょう」と先生が言ったところで、
ピアノの女の子
(一人化粧濃いわ…と思ったら(桜乃)彩音ちゃんでしたか!(爆))が
「オサダさんが来ていません!」
(言葉違うかも。ついでに言ったヒトも違うかも(笑))

ーー客席上手のドアが開き、「すいませ〜〜ん!」
オサダくん登場〜〜〜!!!
手にトレンチコートを持ち、燕尾をまとった春野サマ!!!
かっこいい! 
けど、それなのに、わたわたしながら舞台に駆け上がる
へなちょこなオサダくん…か、可愛いです…!!
彩音ちゃんに向かって「…おはよう(*^ ^*;」という姿とか、
久しぶりに真っ白なオサちゃんに会えた感じ。

で、「よいしょ」「よいしょ」言いながら準備するオサダくんが
また愛らしいのですが、
…ゴメン、ゴメンね、春野サマファンの皆さま、私のこと殺さないでね。

『ツァラトゥストラはかく語りき』のオープニング、
超有名なオープニングのティンパニをオサちゃんが叩き始めた瞬間、
私の頭に流れたのは
「愛のサウンド・パーカッション!」
ーー真澄ちゃん………っ!!!((c)のだめカンタービレ)
一気に頭の中はのだめワールドに行ってしまいました。

スイマセン! スイマセン!
だって、とてもとてもオーバーアクションなんだもの〜〜(*>_<*)。
魅せるためのものだとは知ってるのだけど、
だからこそ、ね……?(爆)

最近、最新の13巻が出たので最初から読み直したのが
きっといけなかったのだと思います。
それからもオサちゃんがドラム叩いたり、指揮振ったりするたびに、
「千秋先輩…?」とか頭の中に勝手に巡ってました。
クラリネットは『のだめ〜』の中でまだスポット当たってないものだったから
ニュートラルに聴けるかと思いきや、
何にせよ暗い中でピンスポ当たって吹き始めた曲が
『ラプソディー・イン・ブルー』だった日には
どうしてものだめのピアニカを思い出さずにはおれませんでしたです。
Sオケ?(笑)

でも実際のところ、指揮はまあおいとくとしても(^ ^;;、
クラリネットとか本当にいい音出てましたよね〜(*^ ^*)。
MCで
「子どもの頃、もっと柔らかい音を出したいと思って、ずっと吹いてた」と
話してましたが、 木管らしい暖かみのある音でした。
ていうかびっくりしたのはシンバル。
実はシンバルって難しいらしいんですよ。
私もやったことないのだけど、
あの大きな二つの薄い傘みたいな形になった金属をちょうど平行に当てないと
ずれた形で二度鳴っちゃったりちゃんと響かなかったりするらしくて。
そのあと後ろに倒れていくことも考えながら(笑)、
でもちゃんとした響きを鳴らしていて素晴らしいなとびっくりしました☆

楽器つながりで彩音ちゃんのピアノのことも書いちゃえ。
実は『レビュー誕生』で彩音ちゃんが『幻想即興曲』を弾いていた時、
私はあんまり評価してなかったんです。
なんていうか、指は回るけど無機質で、感情が聞こえてこなくて、
時間内に治めなくちゃいけないからなのかな〜と思いながらも、
まるで彼女のお芝居のようだと(爆)。
だけど、今回のピアノはよかったです(*^ ^*)。
オサダくんの相手役としての彩音ちゃんもいい感じだったし。
少しずつオトナになってきた…?

もひとつ楽器つながりのスネアドラム。
あれ、ホントすごいね〜〜。
あれって、だって一人が1カ所でも間違ったら
ぜんぶ崩れてしまいそうじゃないですか。
東京公演中からずっとお稽古してたって言ってたけど、
本当に本当に、夢に出てくるくらい頑張ったんだろうと思ったですよ。
毎回緊張するだろうね〜。
ちょっと中学生の頃にやったハンドベルの緊張を思い出しました(*>_<*)。

みんなすごいといえば、タップも。
それぞれのキャラがちゃんと立っているような振付も面白いし、
もちろんそれぞれちゃんと踊ってて(スイマセン、
一部心配してたりしたもんで。ほら、お顔で踊るあの子とか…(爆))、
ところどころ拍手が起きてたけど、
それでかき消すのが逆にもったいないくらい綺麗に揃ってましたね☆

ていうかねえ、もう時間軸に沿ってとかやめちゃうけどねえ(笑)、
オサちゃんの声の幅の広さに今さらながらホント感服した次第でした。
あれだけいろいろな質の声が出せて、
あれだけいろいろ表現できたら楽しいだろうなあって素直に思う。
今回、J-POPからオペラまで歌ってましたが、
私はふと、彼女に日本の唱歌とか歌ってほしいなあって思ったりしました。
由紀さおり・安田祥子姉妹のように、
『からたちの花』とか『赤とんぼ』とか歌われたら、私、泣くね。絶対。

そのほかの出演者に対する感想も書いてみようかな。
一部多いけど気にしないで(笑)。

学年順で(笑)みわっち(愛音羽麗)。
とてもおいしい位置をキープしてるので、
オサちゃんとみわっちがいつも一緒にオペラの中に入ってきて
大変らくちんでございました(笑)。
一瞬困ったのは『闇が広がる』のとき(爆)。
上手奥から出てきたかと思いきや、
春野トート閣下は客席下手ドアからのご登場!
ど、どっちを見たら…!
(ていうか、一瞬決められず、隣の席のルーシーさんに
「どうする?」とか聞いちゃいました(笑)。自分で決めれ!>私)
結局スイマセン、「閣下、水曜日に見ます!」と心の中で言い訳をして
上手奥の坂道に座り込むみわっちに照準ロックオン。
だって、た、体育座りなのよ? 萌えなのよ?
しょんぼり座る姿がこんなに似合う研9男役って…!?(爆)
あとは、MCのときかな、
ハウトゥーの小道具本を差し出しながら
「じゃじゃん!」と自分効果音が入ってたことがちょっとツボでした☆
あ、あともう一つ思い出した!
一カ所、一カ所どこかで客席煽ってましたよね、この方。
そのあまりの唐突さ・愛らしさに私は椅子からずり落ちました(*>_<*)。
むー、たまらん〜〜〜!!

まっつさん(未涼亜希)。
なんだか最近本当に「さん」付けなんですけど(笑)。
一部の一番偉そうなお医者さん役がみわっちじゃなくまっつさんだったのが
けっこうツボだったり(*>_<*)。
あとねえ、二部で髪を逆立てて出てきた時に
めっちゃかっこよくてびっくりしました。
お歌はもう言うことナシ。
季帆ちゃんとのデュエットが本当に良かった。
互いの声の軌跡が見えました(*T_T*)。

(桐生)園加ちゃん。
ホント、ダンスかっこいいっすね!
タップは一番なんじゃないっすかね。
博多の猛獣使い見たかったな…(それかい!)。
ていうか、お歌もだいぶよくなってたよん(*^ ^*)。

七星きらちゃん。
どこかで芯になって歌ってたね(*^ ^*)。
彼女の歌も心地いいよね。

(花野)じゅりあちゃん。
彼女のダイナマイトなダンスが実はけっこう好きなんです。
タップのシーンだったかな、
マリリンばりのスタイルでオサちゃんに色仕掛けようとして
失敗している様子が可愛かった。

華城季帆ちゃん。
さっきも書いたけど、まっつさんとのデュエットがとても良かったです。
ていうか、季帆ちゃんもいるのに彩音ちゃんが相手役だったことが
みんなの波紋を呼んでいるのよね〜。
どうなんだろう?
ピアノが弾けるから抜擢、というだけの理由とも取れるけど。

その、彩音ちゃん。
『二都〜』の頃の「カートンさーん」から比べると、もう大成長だよね。
『ジャワ〜』のときのような衝撃もなかったし(爆)。
身長ってどのくらいあるんだろう?

扇めぐむくん。
やっぱり舞台化粧するときりやん(霧矢大夢)に似てるわあ。
目に入ってくる(*^ ^*)。

(祐澄)しゅんちゃん。
ますますもってすっしー(寿つかさ)に似てきた☆
ていうか、大きいダンスするよね〜〜!
一つ告白。
けっこう、春野ー愛音ー祐澄っていう並びがあって、
そのときオペラに「春野ー愛音」を入れるか
「愛音ー祐澄」を入れるか、ちょっと迷っちゃったりしました。えへ。

朝夏まなとくん。
一路(真輝)さんに似てるよね、お顔。
新公主役してたりするけど、まだ私の中では未知数だなあ。

華月由舞ちゃん。
目ヂカラのある娘役さんだなあ(*^ ^*)。

本当はここに華耀きらりちゃんがいるはずだったのよね。無念。

あ、あともう一人(笑)。
マエストロ、塩田明弘氏。
オサちゃんのことを、ずーっと「オサダくん」「オサダくん」呼んでて
可愛かったです。
そして春野サマのことを「人格者だ」と言ってました。
スタッフやオケの人に対する姿勢がとても素晴らしいと。
素で照れるオサちゃんもまた可愛かったです。

あ、あともう数名。
舞台上じゃないのですが、
ちょうど私たちの座っていた通路を挟んでお隣に関係者席があり、
そこに小池先生はじめ、ANJU先生、若央りさ先生ほか
関係者の皆さまが座ってらっしゃったのですね。
小池先生の反応が面白かった。
曲によって拍手をとても高い位置でしたり低い位置で適当にしたり
果てにはしなかったり(^ ^;;…厳しいなあ。
終演後にダメ出しなどあったのでしょうかね。
「この人が、あさこちゃんをエリザにした人だ」とか
言っててゴメンナサイ(笑)。

やっぱり会場が会場だけに、
スタンディングで乗れるような曲などもなく、
ペンライトも最後しか使えずちょっと残念な部分もありましたが
(いや、でも、去年の反省をふまえておとなしくしてようと思ってたのよ)、
でもオサちゃんの魅力満載な、素敵なコンサートでしたね〜。
ワタシ的にびっくりだったのは、
人見にもあんなライトあるんだ、ということ(笑)。

千秋楽も、行ってきます!
ほら、ファンだから☆

 fin