利根大堰(とね・おおぜき)・行田市

利根川を塞き止めて東京方面に飲料水を送るための取水口の有る堰。行田市と群馬県邑楽郡の千代田町に掛かっている。
以前は堰の上流では水上バイクやモーターボード、ウィンドサーフイン等もやっている人が居た。

堰の上は武蔵大橋といって橋になっている。この取水口から幾つかの経路に分かれて東京や埼玉に水を送っている。
行田市側には魚の通り道(魚道)が有り、ここはガラス張りになった魚道を無料で見学出来るスペースが有り、
利根大堰に関する資料のパネルも何枚か掲示されている。
(9時〜17時)鮭の遡上も増えているとのことで、'98
年には710匹で最大は73cm有ったとか?
(平成18年は3000匹以上)他には鮎の稚魚の調査も行っている。
2022年現在は新型コロナの関係で閉鎖されているもよう。
 
利根大堰(下流側・埼玉県行田市方面)落差は2〜3mか?

利根大堰の上流側(群馬県邑楽郡の千代田町側)

鮭の遡上数を表す掲示板。毎年増えているそうだ。
左端のパネルは捕獲された鮭の寸法を示す写真。


こちらは2006年(平成18年)に遡上した鮭の様子。
行田市の1号魚道で撮影したもの。意外に動きが速いのと魚道のガラス窓に見える時間が短いので撮るのが難しい。
水の勢いに負けて押し流されそうになっている鮭
懸命に上流に向かおうとしている鮭
遡上した鮭を魚道で網にて捕獲し一匹ずつ大きさと重量を計測、デジカメで撮影後に上流に放流。 水資源機構利根導水総合管理所の人?が網で捕獲している様子

平成18年11月下旬、1号魚道での鮭の捕獲調査の様子。
魚道の途中で網を使って一匹ずつ捕獲した後、体長、重量、雌雄を確認してデジカメで記録した後で上流に放流。
大きさが簡単に判るようにゲージ(物差し)が有る。

写真では平成18年の調査開始から2005匹めの鮭で、オス、体長が76cm、重量が3.2kgと分かる。
平成18年は3215匹もの鮭が遡上したとのこと。なお、大型の物は捕獲後に水産試験場に送られるとか?

詳しくは水資源管理機構利根導水総合管理所のホームページを参照して下さい。

熊谷近郊に戻る

旅行に戻る

最初に戻る