西アフリカ

写真集
1999.6.25-7.2

ガーナ



ドイツから一転、ガーナの野口研究所という研究所で働いているJICA専門家の知り合いの家に行き、 ついでにガーナ観光をした。
大きなランクルを借りて、友人一家5人とその知り合い、私、運転手の8人でケープコースト方面に出かける。 アクラから3時間ほど車に乗って、まずカクンナショナルパークにつく。 入場料はノンガーニヤンが22000セディのところ、 レヂデントということで、11000セディに割引となる。ガイドについて細い小道をしばらく登っていくと、 奥につり橋があった。このつり橋は7つあって、一回に一人しか渡れないようになっている。 渡ってみると安定が悪く結構ゆれる。 まわりはまさにジャングルで、サルなどいるらしいが、雨のためか良く分からなかった。 ここは、結局このつり橋だけで、終了。
そのあと、ワニ園に行き食事とする。 ワニ園はその名のとおりワニのいる池で、そこに食事のできる場所やら、宿泊の施設がある。 ワニ自体は沢山いるとドライバーは言っていたが、実際は10匹しかいないそうである。 しかもあまりでてこなくて一匹しか見れなかった。
その後、メインである、ケープコースト観光に行った。入場料は5000セディ。 ここは17世紀にできた城塞で、始めはポルトガル、スェーデン、イギリスと次々と支配を変えた。 金の貿易と奴隷貿易の中心だったらしく、同様の城塞がガーナの海岸に点々とあったらしい。 そのうち今のこっているのが、こことエルミナでいずれも世界遺産になっている。 なかは、博物館になっており、ガーナの歴史、城塞の歴史などが展示してある。 海に向かって砲台が多数あり、奴隷積み出しのために、奴隷が閉じ込められていた部屋が沢山あった。 鎖なども残っておりかなり生生しい。見る価値はあったが、 メンテナンスが悪いのが残念である。 これで、終了。また、3時間かけてアクラに帰る。雨にたたられたが、おかげで涼しかった。
夜は中華料理屋でロブスターの刺身とガーナビールを飲む。中華は普通に食えたが、 この様に普通の味付けをしている店はガーナでは珍しく、たいていとっても辛いらしい。

トーゴ




ガーナから陸路でトーゴに行った。
ロメは海岸線がすぐあるような町で、結構海はきれいである。トーゴの首都でありながら、小さい田舎町と言った感じ。 そこからタクシ―(1000CFA)でLac Togoへ行った。Hotel le Lacというところで下ろされる。
ここは、Lac Togoに面したリゾートホテルで中に入ったが、閑散としていて客はいなさそう。 ピロ―グの船頭が話しかけてきて、ここからボートで15分のところに村があるという。 そこまで往復4000CFAでどうだと来たので、何もしないのも何なので、2000に値切って行くことにした。 このピローグは船頭が一人で長い棒で水底を突いて進む。他のボートには12‐3人の人が乗っているので、 本来片道一人100CFAくらいなのではないかとおもう。15分の船旅でTogo Villeに到着。 ここは彼に言わせると、トーゴで始めて出来た村で、初めにドイツ人が入植し、 トアゴという名前がなまってトーゴに変わって今に至るそうである。1985年までは外人は入れなかったとのこと。 毎週水曜がMarcheの日で丁度今日がそれにぶつかった。Marcheは活気に満ちていた。
村には男の神、ブブドメと女の神ラファムの像があったが、いずれもちゃちな造りであった。 女の像には100CFAの賽銭を出した。 あまりツーリスティックでなく、素朴でこれというものはない田舎の村だったが、結構面白かった。
帰りにピローグ代でちょっともめた。2000は結構限界の値段らしい。帰りのタクシーはなんと400CFA。 こちらが本来の値段だろうから、乗合タクシーはかなり安い。

ベニン




水上都市ガンビエはベニン観光の目玉である。
コトヌーからタクシーでCalabiへ行き、そこからピローグでガンビエへ行く。手漕ぎピロ―グで往復4750CFA。 モーター付きだとプラス1000CFAくらいで、人数がふえると安くなる仕組みである。 ピロ―グはガンビエまで8kmの行程を、行きは帆を付けて行った。
ガンビエは1717年に出来て今では人口30000人、さらに1.5km奥のソチャンホンという人口18000人の村とともに、 Pilotiという水上の高床式の住居に住んでいる。観光地ではあるが子供が金をせびる以外は人々の生活は素朴である。
ピローグは単純往復&Drink一杯の金額で村内周遊は別料金とのこと。初め5000CFAといったが、 交渉して2500CFAで手を打つ。本来いらない気もするが、しょうがないだろう。ガンビエに着き、 彼らの分とエクストラのドリンクで750CFA。村内はマルシェ、教会、レストランと土産屋なども水上である。 家は様々だが、総じて生活レベルは低い。ここは水量の関係から、8-9月と1-5月がよいシーズンで、 6-7月は水量が少なすぎで、10-12月は逆に多すぎて良くないそうだ。
モーター付きのピローグは村内に入れないので手漕ぎのピローグが良いと船頭は言っていた。一通り、村内を案内してもらって帰る。 帰りは逆風で、バンブーという長い棒(しかし竹には見えない)で水底を押しながら進む。 往復だけで1:30かかり、村内周遊で1:00の計2:30の行程であった。