タンザニア


1999.8.15-24

キリマンジャロ



ロンドンからドバイ経由でナイロビに入り、アリューシャからキリマンジャロを目指しました。 アフリカ最高峰のキリマンジャロは、5800mながら、登山の素人でも上れる山です。
私も登頂を目指しましたが、残念なことに登頂はなりませんでした。 それは、体力の問題でなく高山病のためです。 3500mのホロンボハット到着までは順調だったのですが、その晩に軽い頭痛が始まり、 そのまま翌日キボハットに向けて出発。登るにつれて頭痛がだんだんひどくなり、 4700mのキボハット到着後は休んでも回復せず、頭痛が増悪し嘔吐した時点で、 レンジャーとガイドの判断でホロンボハットへ即日送還となりました。
敗因はガイドに言わせると天候のせいだそうですが、これは、責任回避の発言のように思います。
他のグループで、なんともない人も沢山いたので、やはり登る速度が速すぎたのでしょう。 初日、二日と自分ではかなりゆっくり登ったつもりだったのですが、 日本の山に比べあまりに緩やかな登りで、ついつい、いつも先頭グループになっていました。 体力的には全く問題なく、疲労してなくても高山病になるということがよく分かりました。
ホロンボハットであったアメリカ人は、「いかにゆっくりなスピードに耐えるかが重要だ」 と語っていましたが、それを聞いた時点ではすでに勝負がついていたようです。 老人や女性を含んだグループもよく見かけましたが、そういったグループはかなりゆっくり登るので、 かえって登頂率が高いようです。
ただし、私と同様単独行で、登山経験もあまり無く (マラングルートを登る人はほとんど皆素人に近いが)、 ガシガシ登った人でも難なく登頂してたりするので、その辺は個人差があるようです。 また、キリマンジャロツアーは5日コースと6日コースがあるが、 6日コースだと1日高度順応につかえるので登頂率が高いそうです。
高山病はどんなに体力があっても、なったらあきらめるしかありません。 くれぐれも甘く見ないほうがよいようです。

ザンジバル


キリマンジャロのあとはザンジバルに行きました。 主目的はダイビング。ザンジバルのダイビングスポットは、東海岸のパジェと北のヌングイです。 私はヌングイに行ってダイビングをしました。全て装備を借りて、 ボートダイブの1ダイブが35ドルと格安です。 メンバーはインストラクター一人と客が5人でイタリア系のおじさんと若い白人と小太りの女性におばさん一人。 私のバディはおばさんでした。ブリーフィングはもちろん英語でしたが、なんとか理解。 きれいな海でした。 50分間で結局10.5mしか潜ってないので浅いところを長く潜っていたと言う感じ。 大物には会いませんでした。
ストーンタウンの夜は、なんと言ってもフォラダニ公園の屋台です。 ここをぶらついて、串焼きやフルーツを食べ、さとうきびジュースを飲むというのが、 ザンジバルの夜の至福のひと時です。 アフリカでありながらムスリムの街という不思議な場所ですが、欧米人のリゾートであり、 日常生活に全く支障はありません。私の泊まった宿のとなりはなんとパブで、 問題なくビールが飲めました。