チベット

チベット



2007.9.23-28





成都


9月23日

朝7:30に成田空港着。いつもは旅行障害保険には入らないのだが、今回チベット行きなので、心配なため一応保険に入っておいた。
これが実は、この後ものを言うことになろうとは、この時点では全くわからなかった。

成田9:00発。中国国際航空で北京経由で成都に行く。成都には午後3:00到着。
空港に迎えに来たのは、旅行会社の学生バイトであったが日本語学科の学生であり、非常に日本語はうまかった。
ホテルは拉薩大酒店というチベットにちなんだ名前であった(写真右)。中にあるレストランもポタラ宮レストランなどど思いっきりチベットを意識している。
ちなみに、中国のホテルの名前は、酒店、飯店、賓館とあるが、おおざっぱな分類として、 賓館は宿泊だけ、酒店は宿泊とレストランがあり、飯店は宿泊も出来るが食事のほうが有名であるということらしい。 もちろん例外はある。

到着後少し観光の時間があったが、中国元が全くないので、両替のために、まず中国銀行に行った。
しかし、これが入ってみると長蛇の列で、この辺はまだ昔の社会主義国の名残が残っている感じ。 あまりの長い列にバカらしくなり、歩いてこのまま観光に行くこととして、武候祠に行った(写真左)。
武候祠は諸葛孔明の墓である。実際の祠と公園に分かれており、入場料が60元と2元であった。 残念ながら中国元をもってなかったので、入場料が払えず、仕方ないのでこの日は米ドル1ドルを受付の人に7元と代えてもらい、その中の2元を払って 公園の方に入ることとした。
また、成都には戻ってくるので、祠には、またそのときにあらためて行くこととした。

ホテルへの帰りはタクシーを使うこととした。大体市内は10元とのことだったが、これまた仕方ないので、手持ちの5元と米ドル1ドルをあわせてOKにしてもらった。 こんな感じで、中国といえども、何とかなるものである。

この日は、疲れていたのと、飛行機の中でさんざん機内食を食べさせられたこともあり、夕食をキャンセル。 翌朝はホテルのロビーに早朝6:20集合であったので、早々に睡眠した。

ラサ



9月24日

早朝ホテルから空港に向かい、朝7:30のラサ行きに乗った。
途中飛行機の中からの眺めは、かなり高い高度を飛んでいるはずなのに、陸地が異様に近く、山々が見える。
おそらく3000m級の山なのだと思われた。そして、ここと変わらない高度に着陸するのだろう。
機内食はおかゆ。中国ならではのメニューである。
2時間程度でラサに到着。降りるときも、やはりさほど高度を下げずに着陸した。
空港の位置は3500mとのこと。 現地の人は世界1高いところにある空港であるというが、私は4000mを超えるところにあるボリビアのラパスの空港を知っているので、その嘘がわかった。 しかし、高いことには変わりない。空気が薄い感じである。

空港から市内へ1時間くらいで移動した。空の青さがすごい。 成都がどんより曇っていたので、なおさらその青さが感じられた。
市内へ着いてまず、昼食となる。こればかりは仕方がないが、昼間から中華料理のオンパレードはちょっとどうか思う。
その後、ホテルに行った。天海賓館(写真左)という新しいホテルであり、見た目は立派で高そうなホテルである。
ここで、フリーになるはずだったが、両替問題がいまだ残っており、中国銀行に行ってもらい両替をした。 もちろん、ここでも成都と同様、長蛇の列であった。しかも、順番という概念がないので横入りしまくりである。
中国は、見た目は近代化し、立派になったが、この辺のメンタリティはまだまだ二流である。

ホテルに戻って、ガイドから酸素を買う。一本14l入りで30元(実際はホテルで15元で売っており、後にぼられていることが判明:写真右上)だった。

ホテルに荷物を置いて、早速に市内観光に出かけた。天気は良く日差しが強い。
ラサ市内は、現在開発ラッシュであり、あちらこちらで工事をしている。 3600mの標高になる町であるが、大都会であり、遠くの山並みを見ない限り、見た目ではここが高地には見えない。

まず、ポタラ宮を目指すが、歩いているだけで空気の薄さを感じる。たかが2kmの道のりであるのだが、何度も休まないと歩いていけない。
二回くらい道端に休んでようやくポタラ宮へ到着。
ポタラ宮はでかい。とにかくでかい。 チベットにきた理由のほとんどはこれを見に来たわけだが、確かにすごい宮殿である。
宮殿前の公園で、宮殿を眺めながらしばし休憩した。

その後日差しも強く、息切れもしたので、歩くのを断念し、そこから三輪車(15元)でジョカン、バルコル方面に向かった(写真左右)。
ポタラ宮、ジョカン、バルコルはもともと明日観光することとなっているので、この日は市内の地理を把握する程度で、実際に入って観光することはせず終了。
帰りはとても歩いてはいけないので、タクシーで帰った(15元)。

この頃より、高山病を発症する。頭が痛く、眠いので寝るとさらに頭が痛くなる。これは寝ると呼吸回数が減り、酸素の取り込みが減るためだが、 起きていてもつらいので、やはり寝ることとなり、悪循環である。
夕食は当然食べず、そうこうするうちに頭痛が悪化し、嘔吐した。これはもうダメかと思ったが、吐いた後少し症状がおさまり、そのまま経過を見た。
翌朝までに回復することを祈る。

9月25日

朝にあると、昨晩のひどい痛みの状態からやや回復し、少し順応してきたと思われたが、やはり朝食を食べる気はしなかった。
出発が11:10であったのが幸いして、午前中は事実上療養となる。
何とか観光にいけそうな感じになってきたので、予定通り出発した。

ラサの市内は工事中の場所が多く、車も大渋滞で片側一車線になっているところでも何重にも車が入り乱れている。 そうなると、もう皆勝手に走り始め、右側通行だか、左側通行だかわからない状態となり、果ては歩道を走り始める車(私の乗った車だが)もいて、 もう何でもありな大変な状態である。
およそ日本では考えられない。


12時の予約でポタラ宮に入場した(写真左上、中)。ポタラ宮は高さ115m、東西360m、南北300m、総面積41km2という壮大なものであり、入場までにひたすら階段を上る。 これが高山病の体にはつらい。ガイドは華奢な20代前半の若い女の子なのだが、悲しいことに苦しくて、彼女についていけない。
途中何度も休憩を入れて上るというなんとも情けない状態であった。
ポタラ宮内部は撮影禁止の場所が多く、ほとんど写真は取れなかったが、ダライラマ5世から13世の霊廟、居室、多くの観音像、仏像が並び、お経が収められている。
チベット仏教には残念ながら詳しくないので、その価値もわからず、ガイドの話もあまり理解できなかったが、インド、ネパール中国を含めて、仏教的に 非常に重要な場所であることは理解できた。
木造建築であり、これがいままで火災とかにあってないのは幸いである。





ポタラ宮を出て、昼食となる。再び中華料理である。さすがに、食欲がなく少量食べるにとどまった。 今回は、この旅行中、食事に関しては全くダメだった。

午後は、ジョカン(大昭寺)へ行った。チベットの統一者ソンツェンガムポが作ったとされるチベットの聖なる寺院である。 もともとは湖の場所を埋め立てて作ったらしい。
ジョカンの正門では、五体投地をするチベット教信者が多く一大観光スポットとなっている(写真右上)。
正門の右側の入り口から中に入る。中には多くの仏像が並んでいるのはポタラ宮と同じである。 黄金の釈迦牟尼像がメインであり、ここの周囲はにぎわっており、寺の中だというのに五体投地をしている者までいた。
一階は写真が禁止だが、2-3階は写真が取れる(写真左)。 バルコル越しに見るポタラ宮は、またひときわ美しい光景であった(写真中)。

ジョカンを出て今度はセラ寺に行った(写真右)。
ここは、多くの僧侶が修行をしている寺であり、多くのお経が納められていたり、多くの仏像が並んでいるのは他の寺同様である。
メインは中庭で多くの僧侶が問答をしている様子である。 独特の両手をパチッとたたきながらの動きで、1対1、1対3くらいで問答をする。 これは修行の一環らしく、お経の内容みたいなことを言うらしいが、チベット語での問答で、内容は良くわからない。 (もちろん中国語でもわからないが)

市内観光はこれでおしまい。ホテルに帰った。
頭痛はやや軽減するも、食欲はやはり全くなく、この日も夕食もキャンセル。 だんだん体力的にきつくなってきた。
酸素吸入も3本目となる。


9月26日

朝8:30集合でこの日はヤムドゥク湖に向かう。所要時間はラサ市内から2時間である。
ちなみにヤムドゥク湖の標高を聞いてみると4250mとのこと。 なんとラサより高いところに行くのかということで、昨日よりも頭痛は改善しているものの、「大丈夫か?俺?」って感じである。
しかし、日帰りだから何とかなることと期待する。
気持ち悪さは続いており、朝食は食べれず、さらに車酔いになったら最悪と思ったが、 なんとかなってカムパ峠というヤムドゥク湖を一望できる高台に着いた。ここが一応ヤムドゥク湖観光のメインの場所のようである(写真左)。
ここの標高はなんと4749m。空気がラサよりもさらに薄く、坂ではなく平地を歩いただけでもゼイゼイする。
ヤクを連れて写真を撮らせて金を取る観光客相手の商売人もいるが、相手にする気力もない(写真右)。
しかし、ヤムドゥク湖は確かに美しい。苦しいさなか来たかいはあった。
ツアー的には、もう少し廻ってお弁当食べてラサに帰るという予定であったようだが、ガイドは私の様子が悪そうなのを察知して、 そのままラサに戻るということにしたようだ。
12:30にはホテルに帰り、向こうで食べるはずだったお弁当をもらい解散となった。

夕食は5:00過ぎにバルコルのチベット料理ということである。体力回復するか不安である。
昼食はもとより食べる気力もなく、ホテルでベッドに横になっていた。気持ち悪さは残ったが、頭痛だけは回復したようだ。
5:00過ぎに迎えが来た。夕食はバイキングとのこと。 日本語がいまいちなガイドが「ハイキング」とか言って笑えることを言ってくれたが、バイキングなら食べれるものだけ食べればよいと思って、 バルコルに向かうこととした。

バルコル周囲には五体投地をしているチベット教信者が沢山いるが、よく見てみると五体投地の一連の動作の後、次の動作に移る前に 2-3歩前に出る距離を長くとって、前へ倒れこむのを勢いよくすべって距離を稼いでいるものがいた。
おそらく、いわゆる「ズル」だと思うのだが、ズルして急いで廻るものもいるのが面白い(写真左)。

ツアーに良くありがちな、土産屋とレストランを兼ねた店に行き、食事まで時間があるので、買い物をしろということになる。
これ自体はありがちなことで、文句があるわけではないのだが、この時点で気持ち悪さはピークとなり、 まず食事を取ることは出来そうもなく、丸二日食事を食べていないので、もう限界だと悟り、ガイドに病院に連れて行ってもらうように頼んだ。
とにかく、ホテルに戻ることなり、病院にいくのでなくホテルに医者に来てもらうこととなった。
海外障害保険がはじめて役に立つこととなったが、北京オフィスへ電話すると、現地で自分で医療費を支払って、 領収書と診断書を後日日本で提出すれば良いとのこととなり、ホテルの部屋で医師の往診をうけることとなる。
診察は簡単で頭痛と食欲不振の症状を聞いて、糖尿病のないことを確認し、血圧を測って(140/80)、熱がないこととを確認。 点滴施行となる。
5%のブドウ糖に、ビタミン剤、ATP、デキサメサゾンと漢方の注射薬などをいれ、経口薬で消化剤、降圧剤、胃薬がでた。
さすが、ラサの医者は高山病に慣れているのか、症状は軽快。やはりステロイド剤が脳浮腫に効いたようだ。 かかって良かったと思った。
医療費は1400元なので、日本円にして約2万円。高額だが、保険がでるので、掛け金5300円を考えると、まあ、入っておいて良かったという感じである。
明日は、成都にいくので、もう安心というところである。







成都

9月27日



朝起きると昨日までの症状が嘘のように改善した。さすが現地の医者は確かである。
8:30ホテルをチェックアウトし、ガイドから保険のための診断書をもらった。
するとこの医師の所属は、高原病治療中心、つまり高山病の専門家であったわけで、どおりで的確な対処であったはずである。
特に多くの患者が出ているだろうラサの医師であるから、何も知らない日本の医師よりもよほど役に立つわけで、 高山病については、世界最高水準で見てもらったとも言える。
とにかく、高山病は現地の医師に限る。中途半端な自己治療は逆効果である。

ホテルを出て、ラサ空港に着き、ヤクジャーキーというマニアックな土産を買ってから成都に10:00のフライトで向かった。
13:00に成都に着いた。 成都空港には以前と同じ学生ガイドが迎えにきており、同じラサ大ホテルに行き、チェックイン。 明日は13:00発の飛行機なので、午前中観光が出来る。
学生バイトによると、成都にあるパンダの繁殖地に行くことが出来るとのことなので、明日の朝待ち合わせて行くこととした。
ということで、成都市内観光はこの日一日となったので、急いで廻ることにした。 幸い市内の見所はホテルの近くに固まっているので、タクシーで廻ることとなった。

まず、武候祠に行く。(入場60元、写真左上)
前回入ってないメインの祠堂へ行く。ここは三国志ゆかりの展示物、博物館が多くあり、諸葛孔明ばかりでなく 劉備玄徳、関羽雲長、張飛翼徳なども祭られており、いってみれば三国志の展覧会みたいな感じである。


次に、杜甫草堂へいった。(入場60元、写真右上)
ここは、759年より4年間杜甫が成都に住んでいたときの住居跡であり、今は祠堂が立てられており、多くの建築物があり、博物館の様になっている。
武候祠も杜甫草堂も広い公園のようになっており、全て廻るには本来半日がかりなのだが、時間がないので、駆け足の観光になったのが残念である。
さらに、タクシーで王建墓へ行くことになる(写真左)。
ここは、9世紀の前蜀皇帝王建の墓である。奥行き80m、高さ10mのドーム型の墓である。1942年に発掘されたらしい。
大きな墓というだけで、それほどのものではない。

最後に青羊宮に行った。(入場10元、写真右)
ここは、道教宮観であり、八卦亭というきれいな楼閣と、三清殿という宮観がある。四川道教の中心地らしい。
青羊宮のなかで茶屋をみた(写真左下)。 茶屋とういうのは文字通り、お茶を出す店であるが、成都ではあちこちにあり、大人がくつろいで将棋や、カードゲーム、マージャンをしていたりする のんびりした空間である。
これはどうやら成都名物らしい。

その後、ホテルへタクシーで帰ることとした。
成都は、車が多くタクシーも多いのだが、空車が少なくなかなかつかまらない。
空車待ちに道を眺めていると、ふとバイクがノーヘルなのに気づいた。日本と中国の微妙な違いである(写真右)。
その後、ようやくタクシーをつかまえて乗った。
青羊宮からの帰りのタクシーは、メーターで走っていたが、渋滞がひどく時間がかかったら、 12元のところでメーターを止め、その後はノーメーターで走ってくれた。
通常タクシーというものは、世界中どこでも旅行者からは、ぼるものであり、自分からまけてくれた運転手に会ったのは初めてで、 えげつない中国商人を沢山みてきた後なので、こんな良い人がいるとは感激であった。
これは特筆すべきことである。

ホテルに帰って一服する。今日は久々の食事をとして、機内食を少し食べたのだが、中華料理であったこともあり、再び気持ち悪くなり食欲はなかった。
ということで、夕食はまた止めておいた。せっかく四川料理の本場であったが残念だけど仕方がない。
早々に、就寝。明日に備えた。



9月28日



朝8:00にホテルをチェックアウト。ガイドと一緒に成都郊外のパンダ繁殖地にいくこととした。
このガイドは、羅天さんといい、四川大学の日本語学科の大学院生である。
日本に言ったことはないが、日本語会話は非常にうまく、ほぼ完璧である。
大連のときもそうだったが、中国人ガイドの会話力はレベルが高いことに感心する。
但し、ラサのガイドの実力はいまひとつだった。これは、やはり中国人も大都市で仕事がしたいらしく、ラサには有能な人材は行かないとのことである。 ちなみに、成都は中国第6の都市。北京、上海、重慶、広州、深センの次だそうである。
彼らは、日本語学校の学生は、将来日本語教師になるかというと、そんなこともなく、 日系企業など一般企業に勤めるものが多いらしい。
社会主義中国も、自由主義経済が支配しているわけである。ちなみに、今の中国で金持ちは不動産業とコンピューターソフト会社とのこと。
中国の土地の値上がりは激しく、物価がどんどん上がっている。以前の日本のようにインフレになるだろう。

パンダ繁殖地はにはタクシーで60元で到着。入場料は30元。
パンダの繁殖地は実は3ヶ所あるらしく、残りの二つは四川省の奥地らしいので、最もアクセスの良いのがここの成都大熊猫繁育研究基地である。
ここは、全滅の危機にあるパンダを守るために作られ、当初6頭のパンダから繁殖をして、45頭まで増やしたとのことである。
しかし、人工的に繁殖したパンダを野生に返す試みはことごとく失敗しているらしい。理由は人口繁殖のパンダは弱く、不十分な環境に絶えられないらしい。


成獣パンダ舎を見た後、繁殖舎に行った。先日双子の赤ちゃんが生まれたそうで、人口哺乳をしていた。 (残念ながら、赤ちゃんのストレスがあるので、写真撮影は禁止だった。)
ここのメインは、子パンダ園である。4-5頭の若いパンダたちがじゃれあったりしているところで、人気の場所である。 子パンダは動きも多く、かわいくて飽きない(写真左)。
日本では、これだけのパンダを一度に見ることは出来ないので、貴重である。
また、パンダ繁殖地とのことで、ジャイアントパンダだけでなく、レッサーパンダもいた(写真右)。

成都に帰って、空港にいくまでに、お土産屋に行きたいとガイドにいったら、初めはイトーヨーカドーに行こうということになっていたのだが、 時間がなくなったので、ホテル近くのスーパーに行くことになった。
これは、彼がいつも客に勧めている方法らしいのだが、安く土産を買うためにはこういったスーパーのほうが良いらしい。
土産屋はもちろん非常に高く、スーパーでも普通のみやげ物は売っているから問題ない。 ちなみに、当初いくはずだったイトーヨーカドーは、成都では高級デパートであり、同じく成都にある伊勢丹よりも格が上らしい。
ところ変われば、変わるものだ。
このスーパーで買い物をして、レジに並んだときに、ガイドが隣のレジに並んでいる客からなにやらカードを借りてきて、 レジの店員に渡した。
何をやっているか全くわからなかったが、後できいたらスーパーの割引カードとのこと。
他人のカードを借りてくる方もそうだが、明らかに他人から借りてきたのを目撃している店員がそのカードを使うことを全くとがめなかったのも不思議である。
おそらく、こんなことは日常茶飯事であるのだろう。
さすが中国。なんでもありである。(写真右はガイドとの写真)