台湾
1996.9.21‐23
秋分の日からみの三連休を使って、短期の台湾旅行に行ってきた。
飛行機は中華航空で、羽田発の台北行きである。台北に午後に着きそのまま宿を探した。
そこで、プライベートで旅行していたHIS社員でアジア担当という坂本君に会った。
一緒に夕食を食べに行き、その後飲みに行く。話してみると、彼も突然思い立ち台湾に来たとのことである。
旅行会社の社員的には、どんなに混んでいる時期でも空席はあるものらしく、
キャンセル待ちがでる直前までまてば何とかなる可能性が高いとのこと。
彼も席が取れたのは直前だったそうである。ひとしきり、旅行話で盛り上がったが、
旅行会社の人の話は参考になった。
さて、台湾といえば、昔同じ病院にいた台湾出身の先生から、
「台湾に行ったら太魯湖にいけ」といわれていたのを思い出した。
日程は短期であり、現地であれこれ情報を集める暇はない。
他に行きたい場所が特にあるわけでもない。しかも、すでに夜であったこともあり、
ホテルでアレンジできる現地発着のツアーの申し込むことを考えた。
案の定、泊まっていたホテルで、日帰りの太魯湖ツアーがあり、早速申し込んだ。
出発は翌朝。忙しい日程だが、短期なので仕方がない。
花蓮ー太魯湖

早朝、バスのピックアップで空港に向かう。
途中、いくつかのホテルを巡り客をピックアップして、空港に到着。台北の国内空港から、花蓮に飛んだ。
同行者は7人。日本人ばっかりである。
花蓮には現地のガイドが待っていて、バスにのり、早速太魯湖に向かった。
太魯湖は峡谷であり、ワインディングロードをどんどん登っていく。途中バスから見える景色もなかなかである。
道の両側は切り立った崖であるが、この上にじつはお茶畑があるそうである。ここは標高が高く、ホコリがすくない。
そのため、「高山茶」という、非常に高級なお茶が出来るとのことである。
あいにく天気が曇りだったが、晴れていたらさぞかしと思われた。
バスで登れるところまで行き、大きな橋の手前で降ろされた。
そこからは、歩いていくことになる。しばらく、歩いていくと、アミ族の民族衣装の少女がレイをかけてくれる。
そして、写真を撮られ、それを売りつけられるという、お決まりのパターン。
まあ、たいした額ではないので買ってしまったが、安いツアーというのはこういったところで、金を落とさせるようになっている。
一通り、観光をした後、ツアー客で昼食となる。
ようやく本格的な中華料理であった。同行者は、企業の現地の駐在員夫婦とその友人夫婦、それに日本から学会で来ていた夫婦。
さすがに、単なるパックツアーの旅行者ではなかったが、私のようなバックパッカーではなかった。
昼食後は、バスで回りながら、お決まりのお土産やに到着。そこで、お茶を飲まされ、宝石やらを見せられる。
どう考えても休憩というには長すぎる時間が配分されており、あの手この手で物を買わせようとしていた。
休憩の後には、アミ族のダンスショーを見た。まあ、面白かったが、ちょっとツーリスティックでわざとらしい。
現地ツアーは安くて、面倒がなく、観光自体は効率がいいのだが、結局こういう感じで余計な時間がとられるので、
最終的には、真に効率がいいかどうかは疑問である。
ただし、自分でアレンジした時、重要なポイントを見逃すこともあるので、そちらがいいかは微妙である。
台北
台北に帰って、翌日、午後には日本に帰るので。午前中だけ観光をした。
行ったところは、忠烈祠。戦死した軍人の霊を祭った廟である。ここの衛兵交代は、有名であり、それを見に行った。
写真のように、二人の衛兵が銃をまわしながら、交代する。一糸たがわないその動きは、訓練されていて、見ごたえがある。