ホノルルマラソン2010


2010.12.11-12.15

今回、初めてのフルマラソンをホノルルマラソンにすることにして、普段のマラソン仲間でセントラルスポーツのツアーに参加することとした。
セントラルのツアーは高額なのだが、マラソン前の準備の段階からのサポートがついているというのを売りにしている。
しかし、我々は忙しくて練習会にもろくに参加できなかったので、あまりサポートの恩恵はなかった。 ただし、早めの予約で確実にツアーがおさえられるという点がメリットである。

12月11日の夕方に成田を出て、ホノルルには同日の朝7時に到着。時差のために時間をさかのぼる形になる。 団体行動なので、移動にも時間がかかり、ホテルに到着しても解散になったのが10時半。しかも部屋には3時半まで入れないので、 ホテルの休憩できるスペースで仮眠をとり、部屋に入る。
この日はすでにマラソン前日なので、早めの夕食で5時から食事。その後6時半からキネシオテーピングをしてもらった。


時差に慣れる暇もなく、マラソンは翌日の早朝5時のスタートだが、2時15分にモーニングコールが入り、食事を食べてから3時には集合という予定なので忙しい。
ということで、早々に寝ることとした。




ホノルルマラソン



朝は結局2時前には起床し、早々に朝食。その後3時にロビーに集合したらすでにたくさんのセントラルのメンバーが集まっていた。 次々とバスに分乗して、スタートのアラモワナ公園に向かう。
まだ暗い中のスタートだが、参加者が2万人を超えるので、早朝とはいえ大変な人ごみになる。、
スタートはタイム順に並ぶのだが、このタイムは自己申告でペナルティもないので、どの大会でもみんな自分のタイムより相当早いグループに並ぶのが常である。
そして、正直に自己タイムで並ぶとスタート後に追い抜いて行くのが大変で、余計なエネルギーを使ってしまう。
今回3時間40分くらいを目標にしていたのだが、3-4時間台に並ぶとたぶん大変だと判断し、2時間台の後ろの方に並んでみた。

5時にフルマラソンスタート。花火が上がって一斉に走り始めた。
案の定2時間台のグループに並んだにもかかわらず、最初から歩いている人たちを何人も抜かしながら走る羽目になった。 日本の大会ではさすがに初めから歩いている人はいないだろうから、ハワイは日本以上にいい加減である。

暗い中をカピラオニ通りを回り、再びアラモアナ公園を通過。1マイルごとと5qごとに表示があるはずなのだが、前半は確認できず、自分の感覚だけでペースを調節した。
その後ワイキキのメインのカラカウア通りを走るがまだ暗くマラソン気分ではない。
ダイアモンドヘッドの上りの前に10qの関門を通過、54分でやや予定よりも遅いペースだが、初マラソンであり、後半に余力を残すためにこのままいくこととした。

前半の山場のダイアモンドヘッドの登りは、思ったほどきつくなかった。下ったとことで15q。夜もあけてきてようやくマラソンの雰囲気になってきた。
この後ハイウェイに入り単調な道が続く。20q地点で予定通り栄養補給。ウィーダーインゼリーと塩飴をなめると元気になり、すでに補給が遅かったことに気付いた。
ハーフのベストよりも20分くらい遅いペースでハーフを通過。ペースは余裕で息も上がっていないのだが、足の方がやや疲れてきた。
25qでハワイカイを大きく回り折り返しとなるが、この辺で足に少し痙攣が始まる。塩飴や、エネルギーと水分補給をこまめに行い何とか痙攣はおさまる。
しかし、日が高くなり、汗もかいてだんだん消耗してきた。

30qまではペースは変わらず、およど3時間40分くらいの予定ペースで進んだが、32q地点で足がつり始める。
両足つったため。一旦止まってストレッチをしてまた走り始め、さらにまたつって止まるという繰り返しになる。
塩飴や、水分や、栄養補給を試みるもなかなか改善しない。
ペースは極端に遅くなり、周囲に次々と抜かれていく。37qくらいまで歩いたり、走ったりで進んだ。
最後のダイアモンドヘッドの上りあたりから、ペースは相変わらず遅いながらも両足つったまま走ることができた。
目標タイムは大幅に下方修正して4時間を切ることを目指すこととした。3御qで12-3分の貯金があり、このままのペースだと、ゴール地点でぎりぎり4時間という状況であった。
周囲の応援の人たちもよくわかっていて、「サブ4狙える」とう応援が何度もかかった。

つぶれないように、なおかつ4時間切れるようなペースでゴールに近づいて行く。ダイアモンドヘッドの下りであと2qというところからは、なんとな歩かないで走れるようになる。
最後のゴール前の花道は応援がすごくて、とても歩けるような状況ではない。しかもグロスの4時間のカウントダウンが始まったので、最後はどこにそんな力が残っていたのかというペースで ダッシュして、グロスで3時間59分50秒でゴール。(ネットタイムは3時間57分37秒)
へロヘロのゴールだった。
いろいろ栄養補給を試みたが、結論としてはフルマラソンのための練習不足で。30q以降のスタミナがなかったということに尽きる。 しかしながら、歩いた中でもサブ4でゴールできたことは一応よかった。
ゴール後は両足が筋肉痛でまともに歩けない状態となったが、夜には多いに飲んで楽しい夜を過ごしたことは言うまでもない。


ハナウマダイビング

レース後の疲れもあって、翌日の午前中は十分睡眠し10時ごろ起床。行動開始。朝昼兼用の食事を食べて、マラソンメンバー全員1時集合でハナウマダイビングに行くこととなった。 ショップは例によって、以前にDM講習でおせわになったサンシャインスキューバである。

6年ぶりのサンシャインであったが、以前は講習ばかりでいけなかったハナウマ湾のダイビングに行くこととした。

天気は晴天。日本での事前予想が雨だったとは思えない状況である。
国立公園であるため、入場前にレクチャーを受けてから機材を背負ってビーチに向かった。

ライセンスダイバーが3人と体験ダイバー1名の4名でのダイビングであるが、ハナウマ湾は基本1ビーチダイブである。

透明度は初めはいまひとつ。沖の方に行くとやや良くなり、お約束のマダラトビエイ、アオウミガメと遭遇。
海の水は程よく冷たく、マラソン後としては足のアイシングになり、気持ちが良い。水中では重力もかからないので、疲れた足でもまったく問題ない。
気楽なダイビングで終了した。

マラソン前はカーボローディングと称し、パスタやおにぎりといった淡水化物ばかり食べていたので、その夜はステーキを食べにいき、アメリカンステーキを堪能した。
弾丸ツアーはよく朝5時集合なので、早朝3時半には荷物を出すという日程で、ゆっくりする時間はない。

バタバタしながら準備をして朝8時には出国。短いツアーだったが、やることはやった感じである。