グアム

1998.6.19-21


コンチネンタルのグアム便は20:15発。平日の仕事後でも十分間に合う。ということで、 金曜の夜にでて、日曜の午後戻るという日程で、グアムに行くことにした。

現地に深夜着く関係で、一泊目の宿泊は決めて言ったほうが良いと考え、ガイドブックを見て、 Tamuning plaza hotelという宿を日本でFAXを使ってあらかじめ予約した。(一泊55$)
グアムには深夜1時頃に到着。タクシーは待ち構えているので、到着後の足には困らない。 とりあえず、ホテルまで行ってもらう。タクシーの運転手は、翌日の観光の予定をしつこく聞いてくる。 明日の観光で自分のタクシーを使ってほしいからであるが、こういう輩が信用おけるはずもない。 無視してホテルに到着。
到着したホテルは、日本で予約できた程の割には、たいしたホテルではない。値段から考えても、 それほど得したとは思わない。
時期は6月。日本の季節は梅雨だが、ここグアムは常夏である。日差しの強さが違う。
今回、グアムではなんら目的はない。単にのんびりしたいということだけである。 ということで、リゾートホテルのプライベートビーチに行き、ぼーっとすることにした。 日差しは暑いが、日陰では風が吹いたりして、比較的過ごしやすい。 ビーチの木陰でのんびり昼寝と決め込んだ。
グアムの天気は最高だが、観光客はあまりいない。たまに見かけるのは、新婚旅行と思しき、カップルと 社員旅行系のおじさんたちである。こういう場所は、夏のイメージが強いので、梅雨時には旅行先として あまり考えないのだろうということは、容易に想像がつく。
あまり暑いので、昼間には出歩く気力もなくなる。ビーチも飽きたところで、冷房の効いたところで買い物 をする。
短パン、ビーサンという熱帯の基本アイテムを仕入れて、完全グアムバージョンに変身。それでも、暑いので 宿で少し昼寝をした。

翌日は、午後には空港に戻らなければならないので、観光は午前中だけであった。何をしようかと考えたが、 グアムには観光用の民間の射撃場があり、実弾射撃を出来るとのこと。射撃はベトナムでやったことはあるのだが、 これに決めた。
まず、ホテルをチェックアウト。 そこから荷物を持ってタクシーで射撃場に移動した。
射撃場は、街中にあり、ビルの中にあった。二階に上がり手続きをして、店の人について射撃のボックスに入った。 まず、自動小銃を撃つ。人の形をした奥の的には、同心円がかいてある紙が張っていて、あたると穴が空く。 ヘッドギアをつけて、両手でしっかり持ち打つ。思ったよりも反動は少ない。的が遠くてわかりにくいが、あたったときはなんとなくわかる。 そのうち、さらに大きな口径の銃に変わる。今度は反動が結構大きい。
最後は機関銃である。これはものすごい。ひたすら打ちまくる。これは非常に良い、ストレス解消になった。

帰りの空港でとんでもないことが起きた。というのは、空港内でパスポートをなくしてしまったのである。 ベンチに座っていたときに、パスポートを腹巻から出していたのは覚えているのだが、その後どこかに落としてしまったらしい。 このままでは、航空券のチェックインもできない。自分の歩いてきた道筋を何度も、たどってみるも見つからない。
いままでの旅行最大のピンチである。とにかく、空港職員にその旨を言ってみる。この職員も紛失証明を書いているようだが、 タイプの打ち方がわからない始末でなんとも心もとない。 もう少し待ってみて、見つからない場合は、パスポートの代わりになる書類を持って飛行機に乗れるようなことを行っていたが、 とても信用置けない感じである。
仕方なくあきらめて、とにかく日本に帰れるように、今日帰れないと非常に困るということを強調してその場を後にした。 あとは、飛行機の出発ぎりぎり前にもう一度来いということだった。
そして、搭乗時間ぎりぎりにもう一度空港オフィスに行った。そうすると、なんとラッキーなことに、私のパスポートが見つかったという。 落としたのは確かだったのだが、幸いそれを拾ったのが日本人旅行者で、届けてくれたのだそうだ。 自分が乗る飛行機に乗る旅行者のようである。 通常、外国で貴重品をなくした場合、まずこんなことはない。日本人旅行者が多いグアムで、日本便のチェックイン時間帯だったことが幸いしたのだと思う。 不幸中の幸いであった。
とにもかくにも、何とか搭乗券をゲット。無事搭乗することが出来、予定通り日本に帰れた。 グアム旅行なんてたいしたことはないと、なめきっていたのが敗因であったようだ。