ハワイ

2003.12.26-12.31

初日

午後8時15分成田発のANA便で、ハワイに向かった。年末のフライトだが、機内には空席が目立った。 フライト時間は焼く6時間であるが、時差が19時間あり、日付変更線を超える関係で、 到着は、現地時間で同日の朝7時30分ころとなり、時間をさかのぼるようになる。

ホノルル空港に到着して、空港バスに乗り込むと、なんと世界的指揮者の小澤征爾一家と一緒になった。 さすが、年末のハワイである。 彼らは、我々が降りる場所よりも先にそのままバスに乗ったまま行ってしまった。やはり出口が違うようである。

今回は現地フリーのツアー参加という形であるので、空港からピックアップのバスでワイキキまで行き、強制的にDuty freeで一時間の買い物となる。 これはツアーのお約束なのでしかたがない。その間、私はさっさと外に出て、インターネットカフェで時間をつぶした。

お買い物の後は、説明会となった。この説明会とは、なんてことはなく、現地の注意事項を少し説明した後、オプショナルツアーの申し込みの時間となった。 格安ツアーは、このオプショナルツアーで儲けるので、これは重要である。 ということは、ここで申し込むよりも、現地で自分で見つけたほうが、安いはずである。
まあ、私はオプショナルツアーは初めから関係ないので、どうでもよかったが、無料の携帯電話(もちろん通話料はかかる)があったので、借りてみた。
ここで、自由解散となる。時に12時過ぎ。 説明会的には、午後3時のチェックインということだったが、直接行って聞いてみると、すでにチェックインできるとのこと。この辺も結構いい加減である。 こんなこともあるのだから、わざわざアーリーチェックインを売りにしているツアーも怪しいものである。

この後、どこか観光でもしようと考えたが、時差ボケが襲ってきて、しばし睡眠となる。 その後、三時過ぎにワイキキ近辺を散策した。
年末のハワイはさすがに日本人が多く、もともと日系人も多い関係で、町を歩いていても、外国という違和感がない。 まあ、今回はダイビングツアーなので、もともとハワイにそんなことは期待していないので、問題ないが。

インターネットで予約していたダイビングショップに電話して、 確認した後、ワイキキビーチをぶらついて、アメリカ本場のジャンクフードで夕食をとり、 さっさと寝た。明日はなんと朝7時だそうだ。

二日目

朝7時に起床するはずが、時差ボケのため起きれず、ピックアップに来たダイビングショップの人に電話で起こされた。 そのまま、あわてて下に降りて、ダイビングショップにマイクロバスで行った。
今回のダイビングショップはサンシャインスキューバというところで、 日本人の経営であり、お客さんもほとんど日本人である。 面白いのはオーナー、モトが、ダイビングのインストラクターでもあるが、マジシャンでもあるということ。 それも、単なる趣味ではなく、実際にマジシャンとして営業もしているという本格的なものである。
また、諸手続きをした後、その日のお客さん全員の紹介タイムというのがあり、これがまた大変。年末でもあり20人くらいいるお客さんを、ギャグを交えながら、延々 紹介していくので、それだけで小一時間かかった。まあ、これも個々のショップの売りでもあるわけだが。
その後、3チームに分かれてダイビングへ行った。 本日私は、ビーチ組に入り、ビーチでレスキューの講習となる。
場所はマジックアイランド。 レスキュー講習といっても、少しは自由に潜る時間があると思っていたが、この日の講習では、その期待は全く裏切られ、純粋にレスキューの実技のみの講習であった。 これでは、ハワイであろうと、どこであろうと関係ない。
ちょっと失敗したと思いながらこの日は終了。午前中で終了し、ショップに戻ってモトの奥さん(おかみと呼ぶ)の手作りの昼食を食べ、 その後、このショップでは必須のモトの手品をみて、2時30分ころにはホテルに戻った。

当初考えていたより、思いの他時間があったので、これでも、旅行者であるから、少しでも時間があれば観光をすることにした。
本日は、パールハーバーに行くことにした。
当然オプショナルツアーではないので、自力で行った。 ワイキキ市内からは42、20番のバスで4-50分。バスはどこでも一区間2ドルである。
アリゾナ記念館の前で降りた。
ここ真珠湾は米海軍基地であり、アリゾナ記念館は、真珠湾攻撃で沈没した戦艦アリゾナを偲んで出来た博物館である。 ここの入館では、治安のためバックを持ち込むことが許されない。幸い私は手ぶらで入ったので問題なかったが、 一緒になった日本人の女の子達は、バックのために入れてもらえなかった。9.11のこともあるのだろうが、この辺は非常に厳密である。

この日は、バスに乗るまでもたもたしていたことと、バスに乗っている時間も長かったこともあって、入館は4時過ぎとなった。
すると、実際戦艦アリゾナの沈没している場所と、 戦艦ミズーリの繋留してある場所に行くボートツアーの最終時間は記念館出発が3時とのこと。 残念ながらこの日はもう終わっていた。
また、近くにある潜水艦バウフィン号の入場も3時45分で最終であり、結局どちらも外から眺めただけで終わった。
突然思い立った観光であったので、情報不足であったが、その時間だと、あらかじめ分かっていたとしても、無理だったので仕方がない。


仕方がないので、帰りの途中、アラモワナショッピングセンターに立ち寄り、夕食をたべ、例によってバーバーショップに行った。 出来は今ひとつだが、時間が早く、12.5ドル。まあまあというところである。
アラモワナショッピングセンターはワイキキに来た誰もが訪れるような買い物の中心地で、バスターミナルでもある。 ワイキキ市内行きは、8,19,20番でいつも込んでいる。
ちなみに、バスは乗るときトランスファーという紙をもらうと、2時間は乗り継ぎ無料である。 これをうまく利用すると、ワイキキ市内からのバス往復はほとんど片道料金の2ドルで事足りる。 まあ、ワイキキーアラモワナショッピングセンター間は無料のトロリーも出ている。










三日目

本日でダイビングは二日目。 前日よりメンバーも半分以上変わり、また朝の紹介タイムは時間がかかる。ただし同じメンバーの紹介はメンバーが変わったこともあり、同じネタで押していた。 この辺は、このショップに一度くると分かる。

前日は本当にレスキューの講習のみでせっかくハワイに来たのにろくに潜っていないので、この日はもう体験ダイブと同じでもいいから潜らせてもらおうと思っていたところ、 本日はボート組に入り、実際はほとんどファンダイブとのこと。 ラッキーであった。

天気は今ひとつ。ハワイといえどもこの時期曇ると寒い。(でも気温は25度くらいある)
一本目は沈船See Tiger。これは完全にファンダイブであった。二本目は初めに海上でレスキュー講習をやり、その後ファンダイブとなる。 やや寒かったものの、ようやくハワイの海に潜れて満足した。 しかし、大物はいず、魚の数も少なかった。

この日も2時過ぎにはホテルに帰ってきた。



午後の観光は、ダイヤモンドヘッド登山とした。 ダイヤモンドヘッドは、300mほどの低い山で、ワイキキからすぐの場所にあるお手軽な観光である。
市内からは22,58番のバスで、30分ほどで、入り口に着く。
後はテクテク登るだけである。

途中、急な階段あり、トンネルありだが、普通の靴で十分登れる。 トンネルには以前はライトがなかったそうだが、現在はライトがつき、懐中電灯はいらない。
この日は、雨が降ったこともあり、頂上から虹がかかった景色が見れた。ラッキーである。 頂上には30分ほどで登れるので、実際登山というほどでもないが、いい時間つぶしにはなった。


帰りは、バス停でバスを待っていると、リムジンが止まった。そして、なんと1人2ドルで市内まで送ってくれるとのこと。
ちなみに、ハワイでは、ハネムーン客が多いこともあるのだろうが、リムジンが良く走っている。 古いリムジンがタクシーとなっているケースも多い。
2ドルだと、バスと同料金であるから、いい話であり、断る理由はない。ダダっと私も含め8人くらいで乗り込んだ。 ホテルまで送ってくれたので、まさにラッキーである。
こういうこともあるのである。

この後、ワイキキビーチに行って、サンセットをみた。 なかなか絵になった。





夜は、ワイキキでぶらぶらして終了。ワイキキの市内にいる限り、治安は問題なく、夜遅くでも外出可能である。
道にはパフォーマンスの人や、ストリートミュージシャンもいる。
街路樹は写真のようにライトアップされて、きれいである。

明日はレスキュー認定のぺーパー試験なので適当なところで、ホテルに帰り、少し勉強して寝た。




四日目

本日は事実上の最終日。 いつもどおり7時にピックアップ。ショップに行き、本日で3回目の紹介タイムは毎日同じネタの人もいて、パターンが分かった。
この日はEFRの講習と、レスキューのペーパー試験であるので、ダイビングは無し。クラスルームで講義となる。 実際、この日は曇っていて、小雨も降っていたので、寒く、潜りに行っても大変そうだった。ある意味ラッキーである。
講義は結構時間がかかり、お昼近くにまでかかる。終わった頃にはボート組が帰ってきて昼食となる。 昼食後は認定式。EFRとレスキューダイバーの認定を受けた
その後は、お約束のモトのマジックタイムであった。

これで、次の資格はダイブマスターとなり、プロフェッショナルのコースになる。
サンシャインスキューバでは5日間でダイブマスターコースがあり、これは2日、3日と分けて受講することも可能だそうで、やってみてもいいかなとも思った。 おそらく日本のダイビングショップでは通常はもっと長い期間が必要で、お金もかかる。
資格だけを手っ取り早く取りたい人には、ハワイのショップはお勧めである。



この日の観光は、日立のCMで有名な「この木なんの木、気になる木」があるモアナルアガーデンに行った。
市内からは以前は12番のバスで行けたのだが、12番のバスは運行中止になってしまっていた。 現在では、アラモワナショッピングセンターから、カピオラニ通りに出て、 ケンタッキーフライドチキンの前にあるバス停から3番のバス(Salt Lake行き)に乗ると行ける。 およそ30分くらいである。

CMの木はいくつか場所があるそうだが、ここのモンキーポッドの大樹は、以前のCMと現在のCMで使われている木である。 CMでは、周りに何もないところに一本だけ大樹がある映像になっているが、これは画像処理でそうしているらしく、 実際の公園内には何本も木がある。
CMで使われている木は、下にゴミ箱があるので分かるという話もあったが、実際は下にごみ箱がある木はいくつもあり、それだけでは分からない。
幸い、公園の管理の人が日立の木を教えてくれた。要するに、公園の中心にある木である。
ここの公園は、それだけの公園であり、実際ツアーで立ち寄る場所にもなっているそうだが、この木を見るだけで終了である。


ここから、3番のバスにのってアラモワナショッピングセンターに戻り、ハワイのローカルフード「ロコモコ」を食べた。 これはダイブショップのモトのお勧めである。 ガイドブックによると、Poi Bowlというところがおいしいということなので、行ってみた。
といっても、ハンバーグの上に目玉焼きが乗っているだけだから、たいしたことはない。

後は、またまたワイキキの市内をぶらついて、ABCショップ(コンビニエンスストア)に行き、スパム巻きを買って食べた。 これもモトお勧めのハワイのローカルフードである。これは、なかなか美味かった。



最終日


10時15分発の便でありながら、9.11以降のチェックインの厳しさから、フライト3時間前に集合とのこと。 よって、ホテルのピックアップが6時50分という時間になった。
これは、希望により、自分で行くことも可能で、こんなに早く行かなくても良いとは思ったが、遅く行ったとしても他にやることもないので、素直に早朝バスに乗った。
実際はチェックインもすぐ出来たので、やはり3時間前に行っている必要は全くなかった。