GBRダイビング2009

2009.9.18-23


今回9月の連休は当初小笠原をねらっていたのだが、船のチケットが取れず、キャンセル待ちでねばってみたが断念し、急遽GBRを手配した。 そうこうしているうちに、台風が小笠原を直撃する状況になってきたので、やはりチケットが取れなかったのはそういうことなのかと納得した。
ということで、いつものことながら今回も台風に妨げられることはなく出発となった。

9月17日

仕事が終わってからすぐに成田直行。21:55のケアンズ行きで早朝5:55にケアンズ到着となる。
早朝でショップも開いていないので、空港のカフェで、朝食を食べて時間を使ってから、 タクシーに乗り、ディープシーダイバーズデンに行った。

9月18日


ショップには7:30に着いた。
そのまま二泊三日のダイビングクルーズに行く予定である。8時にショップを出て港に移動。
港からは、シークエスト号に乗り、グレートバリアリーフに移動した。シークエスト号は往復のための船で、 宿泊はオーシャンクエスト号という船に乗り換える予定である。
途中波が結構あり、ゆれたためやや船酔い気味となった。

午前中はシ−クエストで2ダイブとなった。
グレートバリアリーフでは基本はバディダイブで、日本のようにガイドが着くダイビングではない。
しかし、バディダイブに慣れていない日本人は、お願いして追加料金を払えばガイドが付く形である。 良くわからなかったので、初めは様子を見る意味でガイドをつけてみた。

一本目はノーマンリーフのプレートトップ。見た魚はGBRの固有腫であるレッドアンドブラックアネモネフィッシュ、ギンガメアジ、バラクーダなど。
そのまま休憩の後二本目となる。二本目は同じくノーマンリーフ、タートルベイ。 見たものは、クラウンアネモネフィッシュ、スパインチークアネモネフィッシュ、サラサハタ、カニハゼ、クロオビアトヒキテンジクダイなど。

GBRにはあまり深いポイントはないとのことで、地形もわかりやすい。 ただし、生物などはガイドがいないとよくわからないので、日本のダイビングのように、細かく魚をみるにはガイドをつけたほうが良いかもしれない。


2本終了して、昼食を食べ、2時30分にはノーマンリーフを周回しているオーシャンクエスト号に乗り換えた。 オーシャンクエスト号の方が大きな船なので、乗り心地は良く揺れも少ない。
のりこんで部屋に入り、若干の説明の後、すぐ3本目のダイビングとなった。

午前2本はガイドをつけたが、他の人たちは普通にバディで潜っているので、3本目からはバディダイブにすることとした。 しかし、人数の関係でバディが組めず、追加料金なしでガイドのダイビングに混じる形となった。 ということで結局この日はすべてガイドのダイビングとなったことになる。

3本目はサクソンリーフのコーラルガーデン。見たものはヤッコエイなど。 この日は天気がいま一つで、風も強く、水温が26度くらいある割に肌寒かった。
レンタルのウェットも5mmのへたったシーガルであり、30分過ぎると水中でも寒かった。

この日はナイトダイビングもあったのだが、昼間のダイビングがさむくて、とても行く気になれずパスして、夕食後は即効で睡眠とした。
一緒になった客の中にはアドバンス講習の若者たちがいて、アドバンス講習に必須ではあることもあり、 元気にナイトダイブに行っていたが、ちょっとついていけなかった。

オーシャンクエストの日本人ガイドはソージさんで、ケアンズは半年在住とのこと。
こちらでダイブマスターからインストラクターになったとのことで、インストラクターとしてガイドを始めたのは8月からとのことである。
それにしては堂々たるガイドぶりで、ベテランガイドのようであった。
ワーホリで来ているらしいが、ワーホリが終わってもどこか海外のサイトでダイビングインストラクターを続けたいということらしい。
彼に限らず、ケアンズには日本人のワーホリが沢山いて、観光業には多くの日本人スタッフが働いている。 よって、ほとんど日本語で用は足りてしまう。
便利ではあるが、海外旅行の醍醐味はいまひとつである。 それは良いことは悪いことかは、ケースバイケースだろう。


9月19日


朝から早朝ダイブがあったのだが、時差ボケもあり、朝5時50分起床というのについて行けず、この日の早朝ダイブも欠席した。 もちろん若者達は潜りに行っていた。

オーシャンクエストでは早朝ダイブからナイトダイブまで潜れば最高一日5ダイブまでできる。これは日本ではありえない本数である。
二泊三日では最高12本潜れる計算で、実際一緒にいった日本人カップルは12本潜って帰っていった。
もちろん、あまり深いポイントがないというのも一つの要素ではあるのだが、基本がバディダイブなので、 この辺のコントロールをしていないと大変なことになる。

朝食を食べてから午前に2本潜った。バディダイブだったが、人数が半端なので他の日本人夫婦と一緒に3人でバディダイブとなった。 この人たちは普段テクニカルダイビングをやっている人たちなので、経験もスキルも問題ない。
ポイントはノーマンリーフのケーブスで二本。
バディダイブのときは、ブリーフィングでいろいろ注意してくれるので、たしかに問題ないのだが、 この日の一本目はガイドがポイントを勘違いしたために、 初めの説明とは地形が違って水中で迷ってしまった。
途中でアンカーが見えたので事なきを得たが、いきなり前後不覚になったのには少し参った。
一本目はヤッコエイ、スパインチーフアネモネフィッシュなどを見た。
二本目はポイントの名ににもなっているケーブでのケーブダイブとなり、テクニカルの人達は専門であった。 見たものはレッドアンドブラックアネモネフィッシュ、クロオビアトヒキテンジクダイ。
バディダイブをやってみて、普段のガイド付きのダイビングがいかに楽かということがよくわかったが、本来潜っているときには、 自分でも位置をきちんと把握している必要はあるわけで、 良い練習にはなった。

この日は天気もよく、水中で少し寒くなっても上にあがるとなんとかなるので、気持ちの良いダイビングができた。
午後2時半には一泊で帰る人たちと別れて、アドバンスの若者や、テクニカルダイブの人たちはかえって行き、水中写真家のカップルが残り、 日本人は新しく二組の夫婦が乗り込んできた。
午後の3本目は水中写真家のカップルとともにバディダイブとなった。ポイントはノーマンリーフのプレイグラウンド。
写真をやる人基本的にあまり動きまわらずに1カ所でじっくりというかんじの人が多いので、私も写真 をやるので、こちらにとっても都合がよかった。
午後は流れも速く、船の真下の根のみで終了。ミノカサゴを激写した。
夕食後この日はないとダイビングにもいくことにした。 ナイトダイブは同じポイントであり、30分程度なのだが、同じ根に再び行った。
しかし、夜はエビカニ類が活性化していることと、ロウニンアジが泳ぎまくっていることと、船の明りをたよりに、グレーリーフシャークが数匹集まってきていた。 なかなかナイトも楽しい。

明日は最終日であり、早朝ダイビングもする予定とした。

夜は皆と一緒に、南十字星を見に船の屋上にいったが、残念ながら南十字星はすでに沈んでいた。
しかし降るほどの星とはこのことで、気持ち悪いくらい星が出ていた。 自然豊かな場所では、単純に楽しめる。
VBというオーストラリアビールを飲んで、気持ちよくなったところで寝た。


9月20日


早朝ダイブは5:55に起床して、昨日とおなじノーマンリーフのプレイグラウンドで潜った。
この日は流れがなかったので、少し岸まで泳いでいった。透明度も少し良くなっており、気持ちの良いダイビングである。この早朝ダイブはかなり気持ち良い。
朝食を食べてノーマンリーフ内で移動し、トロッポスというポイントに行った。
午前中の2ダイブでこのクルーズのダイビングはすべて終了となる。
結局、最後まで写真家カップルと一緒に潜った。

湾内のダイビングであり、中央にアンカリングしてあるので鎖が見えれば問題ない。 透明度が良い分わかりやすく。水中のナビゲーションは問題なかった。
見たものは、レッドアンドブラックアネモネフィッシュ、スパインチークアネモネフィッシュなど。
これでダイビングは終了。2時半にはシークエスト号に移動。ケアンズには4時過ぎに帰ってきた。


ホテルを決めていなかったが、港の近くにあるエスプラネード通りに行って探した。
この辺りにはいくつかゲストハウスがあり、結局ベルヴューゲストハウスのツインの部屋に67ドルで泊まった。 安宿にしては高いが、普通のホテルに泊まると思えば断然安い。しかもロケーションはナイトマーケットの近くであり、最高である。

翌日はケアンズ観光である。
さっそく、タリー川の1日ラフティングをフロントで申し込んだ。ここで申し込むとツアー料金から自動的に5ドル割り引かれる。お得である。

夕食はナイトマーケット近くの日本人の経営の日本料理屋で、すしとしょうゆラーメンのセットを食べた。 さすがケアンズは日本人が多く 味は問題ない。
翌日は早朝6時半にピックアップなので、早々に寝た。今回のツアー中ほとんど朝は早いので、大変である。


9月21日


本日はラフティングの日。朝6時半にナイトマーケットの出口に集合でバスに乗り込む。
およそ二時間かかり、ラフティングのポイントであるタリー川に到着した。
朝食を食べて、濡れてもよい靴を借りて出発点に移動した。
その後、組み分けとなる。 われわれのボートはポーランド人のフィリップと、台湾人の女の子二人と、日本人のジュン君、と私の五名で、 ガイドは日本人のヤスさんであった。
タリー川はgrade4のコースで、日本では体験できない急流らしい。
今は乾季なので水量が少なく、そこまで凄くはないが、十分楽しめるところである。

はじめにラフティング中の指示について説明があった後、さっそく始まった。
ラフティングは以前ジンバブエのザンベジ川でやったことがある。しかし、その時はそれほど印象がなかったが、今回は非常に面白かった。 はまったという感じである。とにかく楽しい。
急流下りはもちろんのこと、途中で岩から飛び込んだり、突然水泳の時間になって泳ぎ始めたり、次々とやることがあって、飽きない。 天気も最高で自然も豊かで、気分が良い。 これはとっても楽しい企画である。

午前中2時間終了し、昼食は川べりでバーベキュー大会となった。

その後午後は3時間のラフティング。漕いで、泳いで、飛び込んでとまあ大変な一日であった。
ガイドのヤスさんは日本でも長瀞でガイド経験があるらしく、日本人のラフティングのガイドはみなそういった人たちらしい。
ジュン君は水上でラフティングをしたらしいので、一度行ってみようかとも思う。

夕食はジュン君とともにグリルに行き、クロコダイルの燻製のサラダと、カンガルーのロースを食べた。 肉は堅いけどそれなりに食べれた。
夜はナイトマーケットで買い物する。明日はクランダツアーに行く。
ブリスベン移動が17:05のフライトであり、ツアーを選んで宿に15:15に帰ってくるものでブッキングした。
帰ってきてすぐに飛行機でブリスベンに移動となる強行軍である。ケアンズは、ツアー三昧の感じとなった。 しかし、ケアンズはツアーに行かないと町中でやることはあまりない場所でもある。
いろいろ話をきくとブリスベン市内にはなにもないらしいので、観光らしい観光はケアンズでおしまいとなりそうである。 よって、少々無理してもいろいろやる価値はあると思う。

9月22日


早朝6:30からケアンズの港の周辺でランニング。その後チェックアウトして、の持つをフロントに預けてクランダ観光に行くことになった。
8:00ピックアップでケアンズ駅まで行く。駅からはクランダ観光列車に乗る。
山岳列車で、ゆっくりと登りながら、途中いろいろと観光の場所を通りながら行く。パンフレットを初めに渡され、 英語であるが適宜説明が流れる。
主にケアンズの開拓時代の話である。
バロン川の景色を見ながら登っていく。途中のバロン滝がメインである。

1時間程でクランダに着いた。ここは世界遺産になっている熱帯雨林である。
シーニックレイルウェイの駅から歩いてクランダのマーケットまで行くが、直射日光の中を歩くとくらくらする感じである。

朝食を食べた後、バードワールド、バタフライサンクチュアリ、コアラガーデンと三つの施設を回って、ヘリテージマーケット、クランダマーケット をぶらついて、昼食を食べたらいい時間となった。

ツアーの帰りは、各自スカイレールでふもとまで戻るという日程だったので、熱帯雨林の中を下っていくスカイレールに乗って帰ってきた。
バスでケアンズに戻ってから、宿で荷物を取り、空港へ行った。

ケアンズからブリスベンに移動したが、すでに日没で観光をするような時間はない。 とりあえず空港からブリスベン市内に電車で移動するも、ブリスベンの地図もないので、とりあえずセントラル駅で降りてみた。
宿泊も決めてなかったが、セントラル駅の周囲はビジネス街で安宿は存在しない。いろいろうろついた挙句に190A$でノボテルに泊まった。 寝るだけにしては高くついた。

9月23日

翌朝は早々に空港へ行き帰国。ブリスベンでは結局何もしなかった。