ケアンズ〜GBRダイビング

2006.3.30-4.2

今回は、長年懸案だったグレートバリアリーフにダイビングに行くことにした。
ケアンズ往復のツアーであるが、通常4日もしくは5日のツアーが多いが、夜発の便なので、4日間コースでも3日休みがあればいける計算である。
今回は4日間のツアーで行ったが、現地で使える時間はおよそ2日半であり、ダイビングは丸二日である。
もちろん完全にダイビングのみのツアーであり、JTBツアーで提携しているS2 というダイビングショップで2ボートダイブ二日という日程で行った。

ケアンズ行きは夜発のカンタス航空で出発。早朝に到着した。
JTBのツアーだったので、空港から6:30に市内のオフィスに向かい、7時過ぎに解散。そこからホテルまではタクシーで行った。
ホテルチェックインは午後なので、荷物はフロントで預かってもらい、着替えをして、機材を準備したら、ダイビングショップが7:55にロビーに迎えがくるという忙しいスケジュールだった。

マイクロでそのまま直接港まで運ばれた。
今回2ボートであったが、できれば3ボートに変更できないかと交渉したが、2ボートの船と3ボートの船は行き先が違うとのこと。
いろいろ手配をしなおすのも面倒なので、このまま2ボートの船で行くことにした。
今回のポイントはMoore Reef。GBRでも南側に位置する、ケアンズから比較的近い場所にある。
ここにポンツーンと呼ばれる海の中に忽然と浮かぶ桟橋があり、そこに船を着けて、潜ることになる。
ポンツーンには、レンタル機材や、シャワー、更衣室など完備してあり、ポンツーンから小さな船が出て、ドリフトダイビングも出来るようになっている。
まさにダイビングするには至れり尽くせりの環境である。


この時期ケアンズは雨期であり、しかもカトリーナ級のサイクロンが過ぎていったばかりとのこと。 幸い天気は一ヶ月ぶりという良い天気だったが、残念ながら海のほうは透明度がいまひとつであった。

初日は、一本目はAnemone Retreet、二本目はChannel Pinnacle。 一本目はソフトコーラルが広がるポイントだったが透明度が悪く、微妙にマクロを探しながらのダイビングとなった。
バリアリーフアネモネというGBRの固有種というクマノミを見たが、どこからどう見ても単なるクマノミにしか見えず、どうなんだろうという感じ。
最後にナポレオンフフィッシュが現れたが、ナポレオンはパラオで散々見たので、それほど有り難味はなかった。
二本目のポイントは、ギンガメアジや、バラクーダの群れが集まっているポイントだったが、これまた残念なことに透明度が悪く、いまひとつの迫力であった。
たぶんここは、抜けて見えたらさぞかしすごい場所だと思われた。そんな中でもタイマイを目撃した。
ポンツーンまではケアンズの港から一時間半くらいかかるので、二本潜るともう港に帰ることになる。 ということで、3時過ぎには早々に港に戻った。
ホテルは、ややケアンズ市内から離れた場所にあり、中心まで徒歩で行くと15-20分位かかる。 夜は、ナイトマーケットの中にあるフードコートでシーフードヌードルを食べた。
ナイトマーケットを散策してからホテルに帰り、寝不足なので、早々に睡眠となる。

二日目は、同様に7:55にピックアップ。港に行き、初日同様Moore Reefのポンツーンに行った。
この日も一本目はAnemone Retreet。透明度は同様だったので、マクロに徹した。
リングアイジョーフィッシュ、アンナウミウシ、イソギンチャクカクレエビに、コブシメをゲットした。

二本目はChannel Entrance。
昨日同様、ギンガメアジ、バラクーダ、マルコバンの群れとともに、ホワイトチップなどの大物も目撃した。

ダイビング的には、透明度が残念だったが、GBRの雰囲気を垣間見ることは出来た。
二日目の夜も、ナイトマーケットに行き、食事は、和食のレストランに行ってみた。
ケアンズは、ワーホリの人たちが多いこともあって、働いている日本人も多く、和食レストランも日本人従業員で固められていると、 ケアンズにいるという感じは全くしない。
ケアンズの町自体は、さほど面白いところもないので、夜は大してやることもなく終了する。

最終日は、13:25発の飛行機でありながら、ツアーなので、ホテル出発11時であり、午前中はほとんど何も出来ず終わる。
まあ、今回はダイビングメインなので、仕方がないところである。 本来、もう少し時間があったら、熱帯雨林の世界遺産にも生きたいところだったが、その辺は次回に期待である。