ASAHI PENTAX SPF


ベストセラー、ロングセラーだったPENTAX SPの改良版の開放測光機。
X接点シューも付いた。
開放測光だということは、レンズからボディへ絞りリング角度を伝えているということである。バヨネットマウントなら簡単なことだが、レンズの取り付け角度にどうしても多少のバラツキの出るねじ込みスクリューマウントでは簡単なことではない。
レンズをクルクル回してねじ込んで行くと、ちょうど最後の一周で、絞り値伝達機構がうまく噛み合ってくれるのが手応えで分かる。
発売2年後にバヨネットマウントのKシリーズが出て、しばらくは並売されていたが、Kシリーズにおきかえられてしまった。

これのKマウント版がPENTAX K1000
同じ使い勝手、性能がK1000(1997年製造中止)まで連綿と引き継がれていた。


使用記

中央定点合わせの見やすい露出計などのSPの伝統の味+開放測光の使いやすさ。さらに55mmf1.8の滑らかに回り、かつ節度あるクリックストップをする絞りリングの感触は最高のレベル。
これぞマニュアル測光一眼レフの基本中の基本。

SP,K1000と共通することだが、やや大きなシャッター音。


シャッター音(.wav)
DATA
機械シャッター、露出計連動マニュアル露出。
発売 1973年
重量 ボディ:656g+55mmf1.8:205g=861g

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