ASAHI PENTAX SP


ASAHI PENTAXの往年のベストセラー機。絞り込み測光。
いかにもマニュアル一眼レフという、すっきりした形。
左右逆像にならないためのペンタプリズムとか、シャッターを切ったら真っ暗にならないためのクイックリターンミラーとか、内蔵連動露出計とかの一眼レフ改良の歴史の積み重なりが、多くの人に愛用される「使いやすいマニュアル一眼レフ」をいったんここで完成している。


使用記

名機と言えど、絞り込み測光ばかりは時代遅れになってしまった。今の時代となってはやはり便利とは言えない。
露出測定をするときに、ボディの露出計スイッチをONにすると、実際に絞り込まれ、ファインダーを暗くしながら露出計で露出を合わせる。
露出計スイッチをOFFにすると絞り開放となり、ファインダーは明るくなる。開放でピントを合わせてシャッターを切れば、自動絞りではあるので、撮影の瞬間は絞りは絞られる。

70年代頃はこのカメラをぶら下げて歩いている人を多く見かけたが、最近は見かけることは少なくなった。 その代わり、押し入れの奥から出てきた親父のカメラがこの"SPOTMATIC"だった、ということでこのカメラのことを調べる方が最近は多い。水銀電池情報のページも御参照ください。


シャッター音(.wav)
DATA
機械シャッター、露出計連動マニュアル露出。
発売 1964年
重量 ボディ:623g+55mmf1.8:205g=828g

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