PENTAX K1000


1997年製造中止。
往年のSシリーズのSPF,KシリーズのKMの流れをくみつつ、1997年まで続いた生きた化石のようなカメラだった。底にASSEMBLED IN CHINAと書いてある、輸出用マニュアル機。
国内で売られていた新品逆輸入品も姿を消したようだ。

K1000には、初期のMADE IN JAPAN バージョンと、この最後のASSEMBLED IN CHINA バージョンの少なくとも2バージョンがある。初期型は金属ボディだが、この最終型はクローム仕上げのプラスチックボディである。

使用記

ファインダーは、往年のPENTAX SP/SPF, KMと同じ右側中央定点針合わせでベーシックな使いやすさ。

現代の感覚からは針の動きが遅い。絞りを回すとゆらりと針が動き出し、針が動き終わるのを一瞬待つ。
ピント合わせも昔通りのクロスマイクロプリズムのみでスプリットイメージがついていない。2重像合致風のピント合わせができない。
シャッター音も昔のSP,SPFと同じく、バッシャン! 

シャッター音(.wav)
DATA
機械シャッター、露出計連動マニュアル露出。
発売 1976年から海外用に生産
重量 ボディ:525g+50mmf1.4:235g=760g

戻る。