16. 18MHzDP型アンテナの検討          de JA1CPA/中村  2014/6/21
    
(既設タワーを利用)

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トラップ式18MHz/24MHz垂直ダイポールを使って居ましたがトラップの防雨処置が良くなかったので2.5年で
ダウンしてしまいました。

そこで50Ωの同軸ケーブルを直接 接続できる18MHzのアンテナをMMANAシミュレーターで検討しました。
75Ωの垂直ダイポールに直接同軸ケーブルを繫いでも良いのですが、垂直ダイポールの場合は地上高を変化
させると打上角は変化しますが、インピーダンスはあまり変化しません。
水平ダイポールは地上高によってインピーダンスは大きく変わります

★結論は、18MHz水平ダイポール(DP)を最適な高さに設置しました。(2014/6/23 15:25)


    ↑↑MMANAによるシミュレーション    給電点をほぼ9m?としました。↑↑  ビーム方向は南北
          
↓↓       ↓↓         インピーダンスは、傾斜していると56Ωまで下がらない
  
高さを7~11m可変すると、インピーダンスは80~60Ω変化しました。        
↑↑AA-1000による測定
実際には、少し傾斜(2m程度)しています。同軸ケーブルを直接接続しています。
10回ぐらい上げ下げして、一番低い60Ω付近で、SWR1.35となったので調整を終了しました。
・・早速、W1AW/KL7(59+)、JA8(59+)、I5ZSS(
受信のみ55)等とQSOできました。(少し開けていた)

シミュレーション結果  ↓↓以下は、いずれ削除します。↓↓
★タワーに沿った垂直型ダイポール
残念ですが、この方法は失敗です。2014/6/23 10:18
タワーをφ300mmとしてシミュレーションしましたが、実際にはほとんど影響していませんでした。

 MMANAの表示


シミュレーション結果
ほぼ、L2=2.6mが最適!(2.6m確保がやや困難か?)
  水平面パターン                              垂直面パターン
 
ここでは、実際のタワーの常数を設定することは出来ないので、φ300の金属柱としました。
実際のタワーは、KT-13なのでアンテナを設置した時は違った値になり調整が必要です。

★タワー傾斜型垂直ダイポール(これが一番簡単かな?)
残念ですが、この方法は失敗です。2014/6/23 10:18
タワーをφ300mmとしてシミュレーションしましたが、実際にはほとんど影響していませんでした。
 

 ↑↑タワーの無い方が強くなっている模様!(タワーが反射器に?)  (上の図とパターン方向を一致させた)
 周波数は、エレメントを長くすると低下します。(エレメントを短くするほど高くなる。エレメント長は100mm以下
 で有れば、下端のみ変更しても良い、片側20mmの可変で約50kHz動く)
 インピーダンスは、傾斜角度を垂直にするほど低くなります。(傾斜角度を大きくするほど高くなる。4.8mを可変)
 打上角は、高さでほぼ決まる。(高いほど打上角は低くなる)
 設置、調整は、最も簡単だと思います。 ゲイン、打上角もそこそこ!。

★性能的には、タワーと平行な垂直型が良いが、設置は傾斜型がより簡単でしょう。


   おわり?
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