☀☀☀太陽光発電の実践☀☀☀

☀4☀ <太陽光発電を行う前の注意>
  太陽光発電といっても、おもちゃのキットではありません。100W以上発電できる大きなパネルを使います。また、それに付随するバッテリー(20キロ以 上!)が複数必要ですし、コントローラーの理解、配線などかなり大変な部分もあります。コストも1万円ぐらいでできるというものではなく、20万円近くか かると思ってください。ですから、遊びと思わないで、かなり心して、勉強して、覚悟を決めて取り掛かる必要があります。ハンダ付けはもちろんのこと、大工 仕事もあります。そして何より、こういう装置を組むのが楽しい!と思う姿勢が必要です。タダでエネルギーを得るための努力を惜しまないことです。
 さて、そういう心構えが出来た上で(そんなに大変なことではありません、それよりも楽しみましょうね)、最大の問題は、太陽光発電を家に設置できる環境かどうか?ということです。次の点をチェックしてみてください。
(1)屋根以外のパネルが設置できる場所があるか?
(2)屋外のパネルと屋内のコントローラーをつなぐ配線経路が確保できるか?
(3)バッテリー、コントローラーを別々に置ける屋内の場所があるか?
(4)家の中を好きなように改造できるか?
 どうでしょう?
  (1)の設置できる場所が無いのではどうしようもありません。大きな庭があり、パネルの1つや2つおいても差し支えないというのならば庭に設置すればよい でしょう。平屋の屋根の上や車庫や倉庫の屋根の上で梯を使ってもそれほど危険では無い場合は十分注意して屋根に設置することも可能でしょう。ですが、2階 以上の屋根に上るのは危険ですし、固定も難しいので、素人は絶対にやってはいけません。マンションのベランダなんかも出来ないことはないですが、パネルは 10キロ以上と重く、台風が来ても飛ばされないようにきちんと固定できない限りは絶対に止めましょう。結局のところ、1戸建ての家の2階のベランダにつけ るのがよいでしょう。ただし、それにより、布団が干せなくなったとお母さんから文句を言われないならよいですが(笑)。
 (2)は意外と問題になります。クーラーのドレイン用の穴があれば一番よいのですが、無い場合は結構苦労します。その家の構造によって対処が違いますので十分に検討する必要があります。
  (3)はそれほど大きな問題ではないと思いますが、大事なことはバッテリー(鉛蓄電池)から腐食性のガスや水素ガスが出ることもあり、コントローラーを腐 食したり、原発の水素爆発じゃないですが、あのようなことも絶対ないとはいえませんので(もちろん放射性物質は無いですが)、置く場所(換気が出来るかと か)を確保する必要があります。
  そして、(4)が最も問題なのですが、家の中を好きなように改造できないと、無理だと思います。釘を打ってはいけないとか、穴をあけてはいけないとかの、 借家やマンションにお住まいの方は、後でトラブルとなります。自分の持ち家で、どこに穴を開けようと勝手だというのであれば、例えば上記の(2)について も解決方法が増えるかも知れません。


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