入口右手が待合です。

 カイロプラクティックは1895年米国で生まれた『神経の働きを活かし整えることで機能回復と健康増進を実現する』治療法です。神経とは脳や脊髄、さらにそこから全身に延びている神経線維(脳神経、脊髄神経)を指しています。これらの神経に圧迫が生じた結果、こり、痛み、しびれ、温度異常、運動機能低下などの体表で感じられる症状だけでなく、体内組織・細胞・内臓への栄養供給不足や機能低下、内分泌・代謝異常など体内で感じにくい症状なども引き起こします。
 カイロプラクティック療法は、生命活動を維持・制御している全身の神経組織を活かし整えるため、肩、腰、膝などの関節の「痛み」や「しびれ」に対し優れた効果を発揮するだけでなく、「頭痛」「めまい」「胃弱」「冷え」「不眠」「イライラ」といった神経性の症状にも非常に有効な場合が多いのはこのためです。
 では、どうして神経圧迫が起こるのでしょうか?それは、神経の通り道である頭蓋骨や背骨(後頭骨〜頸椎〜胸椎〜腰椎〜仙椎)の関節可動域が減少(動きが足りない)または増大(動き過ぎる)しているためです。関節可動域を増減させる具体的な原因は、日常の不良姿勢、仕事やスポーツにおける筋肉の酷使や偏った動作といった身体的要因と、職場や家庭のおける規律や人間関係から生じるストレスなどの精神的要因が考えられます。
 関節可動域を正常に戻し、神経圧迫を取り除いて神経の働きを活かし整えるためには、その通り道である骨格(頭蓋骨や背骨)や筋肉を操作する必要があります。
 当院では、この操作に筋肉と関節の弛緩効果とリラクゼーション効果を併せ持つ「ほぐし」とカイロプラクティックによる「矯正」を併用します。ボキボキという音は、この矯正の際に関節から発生する音です。しかし、音が鳴ることよりも、動きの減少した関節の可動域が正常に戻ることの方が大切です。音を鳴らすための矯正ではありませんので、鳴る鳴らないはあまり気にする必要はありません。
 この音のために「治療が荒っぽい」「怖い」といった印象を持たれている方は、多数いらっしゃると思います。当院では、全身の筋肉と関節を弛緩させる「ほぐし」療法を行った後に「矯正」を行いますので、仮に音が鳴っても痛みを伴うことはありません。また、首(後頭骨〜頸椎)に関しては、音の鳴るような矯正テクニックは用いません。ご安心下さい。
 




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