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とげ抜き先生の紹介

                 


小学生のころ、担任の先生に徹底的に反抗し、「問題児」の異名をもらう。
中学では、運動部で自分の力にとことんまで挑戦したものの不発に終わる。
大学受験に反発しすべて高校の勉強は予備校でやったため、
大学入学まで2年を要した。

この間、暇を持て余したため、
自動車の教習所通い・音楽喫茶店通いをする。
この頃より古典音楽・バロック音楽・ジャズなどに興味を示す。

何せ、「まともなもの」より「壊れた物」の方が好きで、
特に修理が好きだったもので、
医学部に入ってからも「壊れた人間」の修理を行う整形外科を選んだ。

人間の構造を知るにつれ、
我々の体の中で「絶妙なコントロールが知らずに行われている」
ことに気づき、ゴキブリでなくて、
「こんな人間に生まれてきて良かった」と思うようになった。

一方、「病は気から」という言葉の意味が
大きく私の心にのしかかってきて、
「体のトゲのほかにも心のトゲがあるのではないか。」
と思うようになった。

美しいもの、
それは、偶然のようで実は緻密に組み立てられているもの。
花のように、移りゆく中で、一瞬の輝きを放っているもの。

無垢なものは一見美しいようだが
未来への可能性を秘めているからよく見えるだけではないか。

それに比べて、
「とげが刺さってゆがんでしまっている」人間の姿は
人間の「生きているが故の苦しみの姿」を現していてとても美しいと思われる。

私は人間が大好きである。
特に、「壊れちまっている」姿が好きである

  ついに私は、

精神・身体の障害を合併している人のための整形外科医となった。


    干支     :   

    血液型    :  

    星座     :     射手座



   好きな花   :   バラ・チューリップ

おまけ
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