神保町 昼食ニュース

2006年12月号

2006年12月3日記

うどん屋がそば屋に

神保町三井ビルのクリスマス飾り(写真をクリックすると大きい写真が出ます)

 どんどん日が短くなり,5時前には真っ暗になる。11月下旬,神保町三井ビルの周りに早くもサンタクロースの明かりが登場した。小学館前でも,木に青い明かりがともっている。

◆ 開 店・初訪問

 白山通りを北へ行って右側,陳麻家・とんくろの先(神保町1-54-3)に「<豚そば屋> けっぱれ」という青森ラーメンの店が,11月1日に開店した。最初の何日かは青森りんごを店頭でサービスしたりしていて,かなりの行列ができていて,なかなか入れなかった。やっと行列が短くなってきて,入ったのは中旬になってからだった。
 基本的な味は,コク醤油,まろ塩,熟成味噌(各\680)の3種で,ほかに味噌カレー(\750),混合醤油そば(\650)というのがある。コク醤油というのを頼んでみた。東日本の醤油にしては色は薄く,いろいろブレンドしてあるらしい。濃厚ではないが,充実した味で,量はそれほど多くないが,大盛りも同じ値段だった。
 その後もう一度行って,ちょっと珍しい味噌カレーを食べてみた。だしがかなり和風なので,まあカレーうどんのような感じだ。

 久しぶりに靖国通り北側の駿河台方面に行ってみたところ,同じく11月1日に開店した「<四川料理> 川菜館」というのを見つけた。三菱東京UFJ銀行の向かいの平和堂脇の通りを上がった右側である(駿河台3-7-7)。1階はカウンター8席,2階にテーブル席があるらしい。
 ランチは,麻婆豆腐,担々麺(\880),エビチリ,鶏カシューナッツ,木犀肉(\980)といったラインナップ。木犀肉を食べてみたところ,歯ごたえがあってちゃんとキノコの味がするキクラゲを使っていて,味付けもなかなかしっかりしていた。平日・土20%,日・祝30%オフの太っ腹割引券(ただし,12/15〜1/15除く)を配布していた。

 靖国通り北側で,「<つけ麺> さとう」という店ができているのを見つけた。タイ料理のマプラーの並びである(駿河台 3-2)。カウンターのみ13,4席の店で,味はしょうゆ,ごま,みそ(\680〜)と,それぞれの「辛」があり,ほかにやさいつけ麺(\750),ラーメンがある。大盛無料(特盛は\100)で,ランチではライスのサービスもある。
 麺をゆでるのに「6分かかる」という表示が出ている。やさいつけ麺を頼んだところ,6分まではかからず出てきたが,なるほどかなり太い麺で,稲庭うどんに近い太さだった。味は比較的濃厚で,なかなかの充足感があった。

◆その他の動き

 この地域にうどんの味を伝えた「ふくるる」が,リニューアルして11月13日にオープンし,なんと<鴨・そば・酒菜>を看板とするそば屋になってしまった。生粉打ち十割そばで,もりは1枚・2枚・3枚,かけは普通・大が同じ値段になっている。今でこそ,野らぼー,丸屋,ひばりや食堂など,うどんの店もいろいろあるが,ふくるるは長年孤軍奮闘していた。

 「小諸そば」の小川町交差点そば(東南ブロック)の店が,12月7日で閉店するという予告が出ていた。たくさんの店のあるこのチェーンでも,この小川町の店は古い方だったと思う。

 喜多方ラーメンの「蔵太鼓」(神保町交差点そば,東南ブロック,「さぼうる」向かい)が改装中である。

 「天鴻餃子房」チェーンの「季節の餃子」は,恒例の豚キムチ餃子になった。今年はマツタケ餃子は登場しなかった。今までのねぎ味噌餃子はレギュラー商品になった。

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