神保町 昼食ニュース

2004年7月号

2004年7月3日記

コロンブスの卵

 神保町便りは,当サイトの別館(3月オープン)もご参照ください。

 最初は真面目に降るようなそぶりを見せた今年の梅雨だが,その後はちっとも降らなくて暑い日が続いている。神保町三井ビルや東京J-Cityは2回目の夏を迎え,周囲の木々がだいぶたくましくなって,緑陰を提供している。

◆ 開 店 ・ 初 訪 問

 6月開店で初訪問したのは,ミナミ・スポーツの裏の小道,翠園の並びの「コロンブス・ハウス」(錦町1-14-4)。この店,「グルメマルシェ福島」「福島タウン」という名もあり,わけがわからないのだが,角の目立つ場所の看板は「コロンブス・ハウス」となっている。「生活の森」というふるさと産品の販売店もあり,同じビルの上にはふるさと情報誌の編集部もあるようで,「コロンブス・ハウス」というのはその総称なのかもしれない。
 NPO法人がやっているアンテナショップで,昼のメニューは福島県産のソバによる「十割そば」(もりまたはかけ,大が\680)と,あとは玄米とじゃこのおにぎり(これは日によって違うらしい)。1階はカウンターで,7〜8人でいっぱいになる。ソバはこの季節にしては香りがあって,量も十分,お買い得だ。
 実はその数日前に,夜,通りかかり,何の店ができたのかと立ち止まったところ,中から声がかかって入ってみたのが始まりだった。産地直送の品々によるつまみ(ポテトサラダ,だし巻き卵など)は200円台から,福島の地酒が500円台からと安い。その日は,ソバは昼に売り切れていて,そばがきを食べた。

 あとは,前からあるのは知っていたが入ったのは初めてという2店で,まず個性的な店が軒を並べている小川町2丁目奇数番地の路地の入り口にある「」(【7月14日補記】これは「くら」と読むそうです)。小さく優雅な和食の店で,いろり状の共同テーブルと,座敷がある。
 昼食は日替わりだそうで,\1200円と\1500だったかの2種。その日の「菊の膳」(\1200)は,カンパチ刺身,冬瓜と海老団子の煮物,いんげんのごま和え,しじみ汁とデザートで,かなり手がかかっている和食をしみじみと味わうことができた。

 もうひとつは,猿楽町の元Tuscan Squareの隣のビルの「GUMBO」。アメリカ南部風のバーが,昼はいろいろな丼を出している。食べたのは豚しゃぶ丼(\700,飲み物つき)で,ややあっさりしすぎ。次は「濃い」ものを食べてみたい。

◆ その他の動き

 昼だけのカレー屋「YAGURA」は,5月半ばからナンを出し始めた。以前はナンより薄いチャパティを出していたのだが,3年ぐらい前になくなって,復活の希望を述べたことがあった。

 錦華通りのカレーの店「メーヤウ」は,「店主けがのため」閉店が続いている。「6月末には再開したい」とあったが,どうなっただろうか。【7月5日補記:ちゃんとやっていました】

 靖国通り南側,小川町2丁目のラーメン「神代」が「改装」と称して閉店している。隣の珈琲館も閉店していて,違うビルのようではあるが,関係があるのかどうか。
 白山通り水道橋方向左側入ってすぐの「げんこつラーメン」も閉店となっている。汐留をはじめ,いくつも店を出していて,好調なのだろうと思っていたのだが。

 錦華通りのうどんの「丸香」は,連日大行列ができていて,5月から始まった「ぶっかけ」を食べようと思っていたのだが,果たせない。
 天鴻餃子房チェーンの「季節の餃子」は,6月から恒例の「しそ餃子」,おろしポン酢で食べる。

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