The Annotated Hobbit

最終更新日: 2005.2/28

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書名 The Annotated Hobbit  revised and expanded edition
著者 J.R.R Tolkien / Douglas A.Anderson
出版 Houghton Mifflin Company
ISBN0-618-13470-0
価格(US)$28
エディションハードカバー
書影 The Annotated Hobbit 書影
目次 (Contents)
  • Preface to the Second Edition … p.xi
  • INTRODUCTION … 1
  1. AN UNEXPECTED PARTY … 29
  2. ROAST MUTTON … 60
  3. A SHORT REST … 87
  4. OVER HILL AND UNDER HILL … 100
  5. RIDDLES IN THE DARK … 115
  6. OUT OF THE FRYING-PAN INTO THE FIRE … 137
  7. QUEER LODGINGS … 161
  8. FLIES AND SPIDERS … 191
  9. BARRELS OUT OF BOND … 222
  10. A WARM WELCOME … 241
  11. ON THE DOORSTEP … 255
  12. INSIDE INFORMATION … 267
  13. NOT AT HOME … 289
  14. FIRE AND WATER … 302
  15. THE GATHERING OF THE CLOUDS … 314
  16. A THIEF IN THE NIGHT … 326
  17. THE CLOUDS BURST … 333
  18. THE RETURN JOURNEY … 346
  19. THE LAST STAGE … 355
  • Appendix A. The Quest of Erebor … 367
  • Appendix B. The Runes … 378
  • Bibliography … 380
  • Map of Wilderland … 399
関連リンク
The Annotated Hobbit (ISBN:0007137273)
英国版(HarperCollins 版)
amazon.com: Books: The Annotated Hobbt
"Look inside this book" で、目次や本文などを少し読むことができます。
Houghton Mifflin - The Annotated Hobbit
Houghton Mifflin サイトにある、The Annotated Hobbit のカタログページ
Houghton Mifflin - The Annotated Hobbit - Text Excerpt
上記、カタログページにある、、The Annotated Hobbit からの抜粋(文章)
Selections from The Annotated Hobbit
Houghton Mifflin サイトにある、The Annotated Hobbit からの抜粋(各国語版挿絵等)

(本書の入手日: 2002.9/11)

The Annotated Hobbit 中

本書は、ダグラス・アンダーソン(Douglas A.Anderson) による注釈付のホビットの冒険 - The Annotated Hobbit の第2版で、 2002年8月に出版されました。 その資料的価値の高さで定評のあった1988年出版の旧版から、内容の全面的な見直しを経て、 この改訂増補版は、さらに詳細で多くの情報を持ち、資料的価値はより一層大きくなっています。

詳細な注釈と改訂履歴、各国語版の情報や挿絵多数、 「終わらざりし物語」(Unfinished Tales) に収録でガンダルフがビルボを旅に連れ出した経緯の詳細が書かれている興味深い原稿、 「エレボールへの遠征」(The Quest of Erebor)の別バージョン収録など、 貴重で読み応えのある内容です。

ちなみに、旧版のThe Annotated Hobbit は邦訳が山本史郎氏の訳で原書房から出ていますが、 翻訳・編集等に問題が多数、トールキン関連サイトや掲示板などで指摘されていて、 原著の持つ価値を損なう点が見られます(山本史郎氏訳の問題点については、 赤龍館さんの『原書房版『ホビット』について』が詳しいです。 2004/08/02の独言2003/02/21の独言で少し僕も指摘しています)。 このことはアンダーソンさんの耳にも届いているようで、 原書房版に対する"poor translation"であるという指摘が、 本書の中で紹介されていました。 もしこの改訂版の邦訳が出ることがあるなら、質の高い仕事をしてくれる、 翻訳者と出版社で読みたいです。


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