ふと気が付きますと遠くの白樺の木のこちらから、目もさめるような虹が空高く光ってたっていました。白樺のみきは燃えるばかりにまっかです。
「そら虹だ。早く行ってルビーの皿をとろう。早くおいでよ。」
 二人は又走り出しました。

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