ACT.42 缶配! (1999.09.16)

 9月15日は敬老の日である。
 そんなことは分かっている。しかし、よく考えてみるとどういった経緯でこの日が敬老の日となったのか私は知らない。他の日は大体分かるのだが、はて?
 こういう時にはネット検索。実にいい時代になったものである。疑問もこれですぐに氷解というわけだ。うわぁ、この姉ちゃんいい胸してんなぁ〜、って私はどこを見ているんだ。もうこんなエロサイトは卒業しているんだ、一応。おお、あった。なになに?1966年に「国民の祝日に関する法律」が改正され「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」祝日として敬老の日が制定された。ということらしい。1966年に出来たのは分かったが、なぜ9月15日でないといけないのだ!疑問はまだ氷解していない。続けて検索だ。あいたぁ!巨人負けてるよ!って関係ないぞ。野球速報などは後でいいではないか。などといくつか寄り道をして無事答えを見つけることができた。もともとこの日は「老人の日」であったそうだ。しかし驚くべきは、その日から1週間は老人週間であったという事実だ。まさか老人週間があったとは。動物愛護週間の老人版だ。いや自然保護週間の老人版かもしれん。交通安全週間の老人版ではないだろう。ともかく、当時の老人は動物や自然と同様に大切にしていかなければいけない存在であったのだろう。また「老人の日」が9月15日に制定されたのにも理由がある。その日は723年聖徳太子が貧しい人や病人、孤児などを救済するための悲田院を設立した日とされており、それにちなんでいるらしい。となると、やはり老人は上記の人と同様の扱いというわけなのだろうか。どうも、由来だけ見ると老人を敬うというよりも老人を保護するみたいなイメージが強い気がする。
 ともかく大切にしなければいけない存在であることに間違いはない。今の時代を作っていった偉大な人生の先輩であり、先生である人々だ。当然敬うべきである。しかし、私が老人となった時、敬われる立場に立てるであろうか。少々心配になったりもする。とりあえず、ボケないようにこうやって頭をひねっていくしかなさそうである。
 そういえば9月15日は缶ビール誕生の日でもある。アサヒが日本初の缶ビールを発売した日だ。老人を敬いつつ、スーパードライを飲み干す。今日はそういう日であるのだ。今日のタイトルはその辺の気持ちを込めてみた。年配の方へ缶ビールで乾杯といこう。

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