ACT.40 ガイナックス、三度 (1999.09.07)

 過去に2度ほど書いたことのあるガイナックスのゲームについてだが、先日なにげに覗いたオフィシャルサイトに重大発表がなされていたので、3たびその件について書いてみたいと思う。その前に過去の2回を読んでいない方は過去ログを適当に探していただきたい。まあ、改めて読むほどの内容でもないので、まあそこは、ねぇ?
 その何気に覗いたサイトの新着情報にその文はあった。「脱衣保管計画発動」とある。過去2回の文章を読まれた賢明なる読者の方はお気付きのことであろう。アレがナニするアレのことを指し示しているのだ。何を今更であろうか。しかし、よくよく見ると更新日付が8月になっている。おかしい。ゲーム自体は7月に発売されているのである。もう既に私を含めたユーザーは脱がしまくっているのである。あ、いや、その、アレしているのである。もう、たっぷりと。ナニを。にもかかわらず改めて明言しているということはなんであろうか。頭に去来した疑問はすぐさま氷解させねば体に悪いと誰かも言っている。一体誰だったかは思い出せないが、多分アレであろう。ナニしたアレだ。まあ、ともかく疑問を解くべき鍵はその新着情報にあるのは一目瞭然であるからして、私はゆっくりとそして確実にマウスのポインターをその文章へと合わせ、アレをする。画面はやがて切り替わり、まずお礼の文章が表示された。どうやらゲーム「エヴァと愉快な仲間たち」は限定本数8000本を完売したようである。そうか、8000本売ったか。某コンシューマー業界ではヤレ100万本だ200万本だと騒いでいるが今のパソコンエロゲーム業界でのヒットのボーダーラインは1万本である。ちなみに2万本売れれば大ヒットである。そういえば、全く素人が作り出したエロゲーが2万本のセールスを稼ぎウハウハになったという話をどこかしらの記事で読んだことがある。まだまだこの業界には黄金が眠っているというわけだ。まあそれはともかく、18禁作品ではないがそういう毛色の作品で限定とはいえ8000本を投入した辺りにもガイナックスの強気な姿勢と作品に対する自信が伺えるというものだ。そしてそれを見事に達成して見せたことにより私の目にも狂いがなかったといえるだろう。いえるのだ。エロゲーと一緒に括られるのは納得がいかないかもしれないが。それはいい。とっとと疑問を氷解しておかねばならない。その下に解答はあった。ゲーム内で好評だった脱衣保管計画を独立させてゲームを作るというのだ。つまり、今度はアレをナニするのがメインのゲームが生まれるということである。何と喜ばしいニュースであろうか。ガイナックスは尚も原点回帰を進めてくれるということではないか。まるで私の意見を聞いてくれていたかのようだ。全くこんなサイトなど気付かれてもいないのだが。我ながら見事な自意識過剰である。脱衣保管計画の基本的なコンセプトは変えずにキャラクターを追加ということである。でもやはりナディアのキャラクターは脱がないようである。これは前より気になっていたのではあるがなぜであろうか?ファンからクレームでも来たのだろうか?それとも某国営放送がストップをかけてきたのであろうか?まあ確かにテレビ放映時もそんなにエッチシーンがなかったため、作品本来のイメージを損ねるのはまずいと上層部が判断したのかもしれない。別にこっちはナニできれば問題ない助兵衛野郎なのでその判断には納得がいかないというのが本音である。多分、ゲーム購入者の7割はそう考えているに違いない。しょせんはみんな助兵衛なのだから、間違いないであろう。いや、間違いないのだ。みんな本音で生きよう。にしても、なぜ男の中には自分の中にある助兵衛な気持ちを隠そうとするの者がいるのであろうか。何か勘違いをしていると私は思うのだが。人間の基本3大欲求のひとつを否定しているということはすなわち、人としての営みを否定しているといっても過言ではないからだ。いや、過言なのかもしれないな。案外そういう人間に限って夜は家でナニをナニしまくってたりするし。え〜っと、何の話だったっけ?助兵衛万歳ということだっけ?まあ、そんなもんであっただろう。んじゃ、第4回目であいましょう。ってまだ続けるのか。

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