ACT.37 泳ぎに行こうよ (1999.08.31)

 今日で8月も終わりである。つーことは夏が終わりということである。まあ、一応ね。
 結果的に今年も泳ぎに行かなかった。最後に泳いだのが何年前なのか思い出すのも面倒なほど泳いでいない。年を重ねていくにつれて確実に泳ぐという行為からは離れていくのではないだろうか。少なくとも私はそうである。「泳ぐ」以外の運動は割としていると思うのだが、例えば「走る」毎日のように走っている。仕事に遅刻しないように。「踊る」毎日のように踊っている、ゲームセンターで。「投げる」毎日のように投げている、仕事が面倒で匙を。「飛ぶ」毎日のように飛んでいる、財布から金が。とまあ、このように見事に泳ぐ以外のことはこなしているのだ。しかし、泳ぐということは本当にしない。ここで重要なのは泳ぐという行為を行うためには場所が限定されてしまうということだ。例で書いた上記の事柄は全てやろうと思えばどこでも出来る。家でも、仕事場でも、道端でもどこでも出来るのだ。恥さえ捨ててしまえば。しかし、泳ぐは違う。家ではまず出来ない。床上浸水でもしない限り。仕事場でも出来ない。仕事場が水族館でない限り。道端などで出来るわけがない。まあ、無理すれば出来なくもないか。人の波で泳げばいいんですよなんてうまいこと言ってみたりして。それは別として、泳ぐという行為には水が必要不可欠であるわけだ。別に水じゃなくてお湯でも構わないが。そういった液体が必要なわけである。またその液体を事前に準備することは基本的には不可能である。つまり、あらかじめ準備されている場所へと出向かねばならないというわけです。行かなければならないのです。暑いのに。わざわざ。だるい。やっぱいいや。寝よ寝よ。グーッ。

 このように泳ぐに行くという行為が面倒なのであります、私にとって。私は基本的に出不精であります。おまけに着替えるという行為もだるくてだるくて仕方ありません。ここで勘違いしてほしくないのは、私は決して泳ぐこと自体を嫌っているのではないということであります。ましてや泳げないということもないのです。クロールだろうが平泳ぎだろうが背泳ぎだろうがイヌかきだって私は出来るのであります。カナヅチなどでは決してないのであります。決して。そこのところ誤解なきように。まあ、そんな力を込めて言うようなことでもないのではあるが。で、何の話であったか?そうそう、泳ぎに行くのが面倒だということだ。まあ、その面倒な行為も可愛いお姉ちゃんでもいれば話は別である。胸がドーンのお尻がドーンでウエストドーンってそれではドラム缶ではないか。もとい!スタイル抜群のお姉ちゃんが一緒に行ってくれるのならば、それは喜び勇んで行くのである。ビーチに着いちゃった日にゃ目の保養とばかりに色んなお姉ちゃんの胸やあそこをニヒヒヒヒヒヒ。肩紐のないビキニをつけているお姉ちゃんを波間に見つけちまった日には大波が来てブラがずれるのを期待したりなんかしてグフフフフフフフ。お、サンオイルを塗っているのかい?何々今は美白の時代だから日焼止めに決まってるでしょって、そうでございますか。何でしたらこの爺が塗って差し上げましょうか。背中は塗り辛いでしょうしのぉゲヘヘヘヘヘヘヘ。ああ、泳ぐの万歳!え?てめえはちっとも泳いでいないだろうだって?泳いでますよぉ〜女体の狭間を夢の中で。夢の中で、夢の中で、イッてみたいと思いませんか〜グフッフ〜グフッフ〜アアァァァ〜〜〜。
 今日も私は空想の海で泳ぐのでありました。ああ、セミがうるさい。

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