ACT.15 ツール・ド・フランスとの戦い (1999.07.15)

 昨日、というかこれを書いている時点では今日、14日はフランス革命記念日らしい。
 もともと、世界史に弱いあたいには一体どんなことが起こり、結果どうなったのかは全くわかりません。知りたい人は勝手に調べて下さい。
 そのせいかどうかは分かりませんが、深夜に「ツール・ド・フランス」の前半戦ダイジェストが放送されておりました。
 「ツール・ド・フランス」といえば自転車レースの最高峰。しかし、実際にレースを見るのは生まれて初めてであったりします。あたいは勝手に頭の中で「パリ〜ダカールラリー」の自転車版であろうと考えておったわけです。
 ところが実際のレースシーンを見てみるとどうやら違うらしい。
 何やら仰山の人が同じような服来て走っております。しかし、全速力で走っている選手が意外と少ない様子。両手を離してリラックスしている選手までいるし。しかも、先頭が目まぐるしくいれかわっているのに、どうやらそれはサポートと呼ばれる選手であるらしく優勝を狙う主力選手はその後ろで悠々走っているようである。なるほど、これはチーム戦なのであるな。あたいは閃いたわけです。
 ナレーションに耳を傾けていると、どうやら1チームは9人いるらしく、1人の主力選手を除いてすべてサポート役、つまり風避けをしたり道を作ったりする役であるらしい。だから、主力選手が遅れれば例え前を走っていても後ろへ下がってフォローをするわけですな。かといって、そのサポート選手達が順位に入らないわけではないので、サポート選手は一人の主力選手のために自らを犠牲にしているわけであり、ここに美しい人間関係を垣間見ることが出来るわけなのであります。おまけにあのスピード感は結構なもんです。速い選手なら下り坂で時速70Kmも出るというではないですか。70Kmっすよ。日本ならスピード違反で青切符です。すごいことです。もうびっくりです。落車事故なんかはものすごいインパクトがあったりします。なにせ70Kmですっ飛ぶんだもん、すげえや。あと、団子状態で進んでるから面白いように巻き込まれて行くんだこれが。ドミノ状態。すごいね。もう、だんだん文章が稚拙になってきてしまいました。我ながらいとも簡単に興奮する男であります。面白えぞ、ド。<略にもなってねえな、これ
 とまあものの見事にズッポリとはまってしまったあたいはさっそく細かいルールが知りたくなります。何せ番組はレースの途中経過と結果を淡々と伝えるものであったため、一体どういう基準で順位が決まったり、色んな種類のジャージを着させているのかがさっぱり分からんわけです。
 こんなときに役立つのはインターネットだと言わんばかりに情報の海へと飛び込んでいきます。もちろん、テレビはまだ見ている最中です。思い立ったが吉日なのであります。既に心の中では番組が終わるまでにルールが分からなければ自分の負けになっていたりします。勝負は非情なのです。
 結果は惨敗でありました。ツール・ド・フランスについて幾つか書いたページはあったものの細かいことについて書かれているページは見つけられませんでした。オフィシャルサイトも日本語対応していないし。分かったのは個人総合トップの人が着れる黄色いジャージが「マイヨ・ジョーヌ」でスプリント区間などのポイントでトップをとった人が着れる緑色のジャージが「マイヨ・ベール」で山岳区間などのポイントでトップを取った人が着れる白地に赤玉模様のジャージが「マイヨ・ブラン・ア・ボア・ルージュ」というのだということです。ツール・ド・フランス、日本ではまだまだのようですな。
 まだ2週間ほどレースは続くそうなので、今後も要チェックと決めたのでありました。
 にしても、いくら歴史があるとはいえ白地に赤玉模様って……

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