「さあ。それじゃあ御稽古に行きましょ。でも、その前にこれよ」
綾子が手に持っているのは、イチジク浣腸だった。
「お尻を高く上げて四つん這いになって」
智香が僕の腰を持ち上げるようにした。
「もういいだろ。そこまでしなくても、、。」
僕は一度無理やりいかされた後で、しばらく動くのも億劫、早くうがいをして口の中を
きれいにしたかった。
「うがいしたいんでしょ。言うこと聞かないと、そのままお稽古だからね」
ユカに一番痛いところをつかれて、僕は彼女らの言うままにお尻を差し出すポーズを取った。
散々辱めを受けているとはいえ、やっぱり屈辱的なことには変わらない。
「じゃあ一個目いくわよ。ええと、このキャップを外してと、さあ、お尻の穴に太い、あんまり太く
ないか、管が入りますわよ。ブスッと」
綾子の実況中継の後、僕の肛門に異物感があり、管が入ってきた。
すぐに冷たい液体が、思った以上にたくさん注入されてきた。
そして管はすぐに出て行った。
「今度は私が二個目いきます」ユカの声だ。
最初に一個目いきますと言っていたから、想像はしていたけど、やっぱり一人一個ずつ入れて
いくつもりのようだ。
2個目の液体も入り、今度は智香が3個目を入れてきた。
2個目を入れられたあたりから、僕はもうトイレに行きたくなっていた。
下腹にきりきり来る排泄の衝動は、次第に大きくなり、我慢できないくらいに膨らんでくる。
「早くしてくれよ。トイレにいきたくなってきた」
「トイレはまだ行かせないわよ。しばらく我慢しないと駄目」
やっと智香による3個目が注入し終わったけど、綾子の言葉は聞き捨てならなかった。
「どういうことだよ。トイレ行かせてくれよ」
「さあ、早く服を着て 。稽古に行くわよ。道場のトイレになら入っていいよ。そこまで我慢って事」
ユカが言った。
僕をどうするか、すでに3人で協議して決めてあるみたいだ。
仕方ない。
それなら急いで道場に行かないと。
道場までは家から急いでも15分はかかる。
それまで我慢することが出来るだろうか。
住宅街をぬけて、プラタナス並木の通り道を急ぎ足で行く。
後ろの3人のことなど気にしている余裕なんかない。
湧き上がる欲求に脂汗を流しながら耐えるだけだ。
家を出て、まだ5分くらいなのにすでに限界が近い。
道場までは急いでもまだ10分はかかる距離だ。
後ろから付いてくる3人は、お尻を絞めて歩く僕の変な歩き方を見て、クスクス笑っている。
最悪の事態が頭に浮かんでくる。
こらえ切れなかったらどうなるか。
あの3人組が素直に家に返してくれるとは思えない。
道場で、また辱められることになるだろう。
彼女らは僕より1学年とはいえ年下なのに、そんな女の子達に、もて遊ばれいじめを受ける
なんて考えたこともなかった。
男としても情なくなる。
男をやめたい気分になってきた。
僕が女の子だったら、まだ楽だったろう。
3人相手には勝てないし、いじめられるのも、仕方ないとあきらめきれるかもしれない。
何とかトイレに行きたい欲求を紛らわせようと努力してきたが、もう限界だった。
「もう我慢できそうにないよ。その辺の家に入らせてくれ」
僕は綾子に泣きついた。
「入らせてくれじゃないでしょ。あんたまだ立場わかってないの。いつまで先輩のつもりでいる
のよ。入らせてくださいでしょ。言葉に気をつけなさい」
高圧的にそう言って、綾子は僕の背中を小突いた。
「すいません。入らせてください」
僕は涙がこぼれるのを我慢できなかった。
どこで間違えて、こうなってしまったんだろう。
「まあ、予定通りかな。じゃあ、そこの公園に入りなさい」
綾子の指差すところには小さな公衆便所があった。
僕は急いでその中に飛び込んだ。
ズボンを下ろす手がもどかしい。洋式便器に座り込んだとたん恥ずかしいくらい大きな音を
立てて排泄が始まった。
自分の意志ではどうにもならない。
お腹の中に溜まっていたごみが一気に噴出していった。
やっと少し落ち着いた。冷たい金属でできている流水のレバーをひねって便器の中の茶色い
物を消去する。
臭いはすぐに無くならないが、天井のファンがゆっくりと消し去ってくれた。
個室から出ると、3人は腕組みして僕を待っていた。
「ちゃんと拭いたか見てやるから、そこに両手をついてお尻を突き出しなさい」
ちょっと眉をしかめたユカが言った。
男子便所の中だ。僕らの他には誰も居なかった。
此処で抵抗しても始まらないのは、これまでの事で痛いほどわかっている。
恥ずかしかったけど、僕はおとなしくいうことをきくことにした。
ユカが示した小便器に手をついて、後ろにお尻を突き出す格好をした。
綾子と、智香の手がすぐに僕のズボンと下着をズリおろした。
「お尻を下げちゃ駄目よ。もっと突き出すようにするの」
ユカがヒステリックに叫ぶ。
僕は他の誰かに聞かれないか、そればかり気になっていた。
3人にいじめられ、責められるのは慣れてきたけど、他の人にこんな格好を見られるのは
絶対に避けたかった。
ユカが再び大声を出さないように、僕は彼女の気に入るように、お尻を高く突き上げるよう
にした。
「いい格好ね。男のくせに年下の女子に恥ずかしい格好を強制されてるなんて、情けなくて
泣きたくなるんじゃない」
ユカは僕の突き出したお尻を右手でパシンと叩いた。
我慢できないほどじゃないけど、ピシッとした痛みが僕を襲う。
「これで仕上げをしてあげる」
綾子の声だ。
何の事か僕が振り向くと、いつの間に用意したのか彼女の手にはビン入りのコーラが
握られていた。
多目的ナイフを使い、慣れた手つきで彼女は栓を抜いた。
そして親指で栓をして、強く振り出した。
これから彼女が何をやろうとしているのか、鈍い僕にもすぐにわかる。
でも僕は彼女達を振り切って逃げる勇気は無かった。
すぐに捕まって、もっとひどい事をされるのが落ちなのだ。
僕は目をつぶってこれから起こる苦痛と、恥辱に耐える準備をする。
「いい子ね。だいぶ素直になってきたみたい」
そんな事を言いながら綾子は僕の尻にビンを近づけた。
智香が両手で僕の尻を開いて、綾子の作業を手伝っている。
開かれた尻の真中に、冷たいコーラのビンの先端が触れてきた。
思わずお尻をすぼめるようにするけど、ビンの先端は強引に穴を広げて、侵入してきた。
同時に指で押さえられていたビンの中身が勢い良く僕の中に入ってきた。
冷たさはそれほどでもない。
僕の家に来る前に既に買っておいたからだろう。
時間がたって、ぬるいコーラになっていたのだ。
ビンがぐっと押さえつけられて、穴が押し広げられる。
そのままぐいぐいとビンを振るようにして、最後の一滴残らず僕の中に注入される。
たちまちお腹がパンパンに張ってきた。
炭酸ガスが腸内で膨れ上がってるのだ。
「いたたた、お腹が痛いよ。もう許してください」
綾子は僕の声を無視して、更にビンを奥の方まで入れだした。
肛門は開く限界まで広げられ、身を引き裂かれるような激痛が襲ってくる。
「うわあ。痛い裂けちゃうよ。勘弁してください」
痛いのと情けないので、僕は涙を流して彼女らに許しを請った。
「まだお尻が硬いね。これじゃあ男の相手をさせるのはまだ早いかなあ」
綾子の声は少しも興奮した様子が無い、冷静な物言いだった。
「何とかなるわよ。もう呼んでるんでしょ。それより、もう出させてもいいんじゃない?」
智香の意見でようやく僕は解放された。
さっき出てきた個室に入って、たった今注入された液体をすべて放出した。
一瞬血かと思った黒いコーラは、真っ白い便器にまだらの模様を描いた。
腹痛も治まり、何とか落ち着いた。
このまま個室にずっと居座りたい。
出て行きたくない。
水を流す音で終わったと悟られたのだろう、誰かが乱暴に扉を開いた。
鍵を掛ける事は禁止されていたのだ。
目の前に立っている男を、僕はあっけに取られて見てしまった。
てっきり綾子たちだと思っていたのに、見知らぬ若い男がそこに居た。
「終わったみたいだね。さあ、出てきな。かわいがってやるぜ」
無関係の男が知らずにドアを開いただけかと思っていたが、どうやらそれは楽観的過ぎた
ようだ。
僕は言葉も無く、急いで下着とジーンズをずり上げる。
「どうせすぐ脱ぐんだから脱いだままでいいぜ」
そう言うその男の後ろには、他にも数人の男達が居た。
彼らに両腕を捕まえられて、引き立てられるようにして公衆便所を出ると、
綾子たちがニヤニヤしながら見守っていた。
「どういうことだよ、これ」
綾子に向かって、僕はやっとそれだけ声を出すことが出来た。
思わぬ展開に愕然としてしまって、声もかすれていた。
「さっき話してたの聞かなかった?あたし達が呼んだの。あんたのお尻を
かわいがってもらうためにね」
綾子の代わりにユカが言った。ユカの細い陰険な目は嗜虐の快感に潤んでいた。
男達は4人いた。
僕を捕まえて、ジーンズと下着を剥ぎ取ろうとしている。
僕はしり込みして抵抗する。
無意味な抵抗でも、本能的に身体は逃げようとするものだ。
智香がつかつかと近づいてきた。
いきなり僕の股間に向かって、締まった足首をひねりながら叩き込んできた。
ズンと下腹部から激痛が生じ、立っていられなくなる。
地面に転がってのた打ち回る僕。
「うわー。女は怖いなあ。金玉の痛みを全然わかってないんだもんなあ」
「今の、潰れたんじゃないか、まあどの道女にする奴だからいいけど」
苦痛で意識が濁っている僕の上から、男達の同情の混じった声が降ってきた。
木陰とはいえ真昼間の公園だ。
人目もあるだろうに、信じられない彼らの行為だ。
両足からジーンズと下着が剥ぎ取られ、下半身裸でTシャツ一枚にされながら
僕は、これはきっと夢の中の世界で、現実ではありえないと思い始める。
股間の痛みは本物だけど、痛い夢が絶対無いなんて法則は無いはずだ。
そうだ。これは夢だ、きっと。
僕はベンチに上体を乗せて、お尻を突き出す格好にさせられた。
「白くてすべすべの尻だね。じゃ、今から4人でかわいがってやるから。
綾子たちはビデオ係しっかりな」
ちらりと目の端に写った綾子は、ソニーのデジタルハンディカムを
構えて、スタンバイしていた。
かってにしろ。これは夢だ。こんな事が本当にあるわけが無い。
きっともう少ししたら、母さんが優しい声で起こしに来るはずだ。
優君、いつまで寝てるの。もう7時半よって。
夢の世界はもうすぐ夕暮れ時だ。木々の陰が長くなり、公園はまだらに沈んで
いく。
風が通る度に、影はうごめき、赤茶けた公園の地面をゆさぶっていた。
周囲には僕らの他には誰も居ない。
それとも僕が知らないだけで、大勢の人間が僕の恥ずかしい格好を見ているの
かもしれない。
僕のお尻に男がクリームを塗っている。
そして既にギンギンに起立している彼の物が、ゆっくりと僕の入り口を押し
開けて、じわじわ侵入してきた。
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