「まあまあ、怖がるなって。とりあえずは気持ち良くしてやるんだから。おとなし
くしてればいいんだよ」
郁子が上着を脱ぎ捨てて言う。
あたしは一歩下がった位置で、みんなのお手前を拝見だ。
最初は深雪が彼のペニスを扱いて勃起させた。
焦ってた割には、簡単に勃起した彼はというと、乱暴な事をされる恐怖が収まっ
たのか、落ち着いた顔に変わっていた。もちろんまだ少しおどおどしてるけどね。
「ほら、だんだん気持ちよくなってきたでしょ。たっぷりがんばってもらうよ」
深雪が彼の物にコンドームをかぶせる。
そしてお尻を浮かせて、彼の股間ににじり寄っていく。
押さえつけるお尻が浮き上がったから、瞬間的に起き上がって逃げようとすれば
できないことはない彼だったけど、おとなしく寝転んだままだ。
ハアハアと口で息をしながら、深雪の裸の股間を凝視している。
深雪は頬を紅くして彼の硬直した棒を自分のそこに導く。
そして、フンって感じでその上にお尻を落とした。
グチョッという音は、すでに深雪が濡れ濡れだった事を示していた。
うーん、すてき。さすがに本物はいいわ。深雪はそんな事言いながらひねりを加
えて男の腰の上でお尻をゆすりだしている。
粘液にからむ音が倉庫の中でいやらしく聞こえ出す。あたしも実はちょっと濡れ
てきてしまった。
夏海はというと、ワンピースのまま下着だけ脱いで、男の顔に跨ろうとしてる。
郁子をちらりと見たのは、お先にいいですかという意味だ。
郁子もすぐに理解して、どうぞと顎で返事した。
「かわいい夏海のあそこをたっぷり口で舐めるんだよ」
郁子は、うっとりと夏海を見上げる彼にそう言った。
夏海の身体が沈んで、男の顔を隠してしまう。
夏海のあそこが彼の口に密着し、彼の舌が夏海に入ってきたんだろう。
夏海が背中をそらして感じ始めた。
男の両手が、顔に跨った夏海のお尻に触り、心地よさげにもんだりしている。
そんなことを始めて、約5分で一発目は速やかに終了した。深雪はもっと跨って
いたかっただろうけど、一発目が早く終わることは分かっていたことだから、特に
残念そうでもなく立ち上がった。
2発目のためにそのまま深雪がコンドームを付け替える。
一回発射した後でも、顔にお尻を密着されてあそこを舐めさせられる興奮からか、
ちょっと刺激してやったら、すぐに彼のものは硬さを取り戻した。
つるつるの先っぽが紫色に充血して、今にも破裂しそうな風船みたいに見えてい
た。
郁子が硬直した棒をつかんだ。深雪と同じように彼の腰に座り、騎乗位ではじめ
た。
男が女を犯す普通のレイプと、逆レイプの違いがよくわかる場面だ。
普通のレイプの場合は、女は最初一生懸命に抵抗するし、最後まで快感を感じた
りなんかしないのがあたりまえ。男向けの官能小説なんかでは、途中から女が感じ
だしたりはするけどね。
だけど逆レイプの場合は、女と男を入れ替えるだけではなくてその感じ方も全く
反対になってしまう。
つまり、女は犯される始めは苦痛でもだんだん気持ちよくなるという書かれ方だ
けど、逆レイプの場合は最初は大概の男が気持ちよくセックスし始めるけど、後に
なるにしたがって苦痛になり、最後は拷問に変貌していくのが現実なのだ。
だんだん気持ちよくなる女の反対に、だんだん苦痛になる男。
性別の違いと同じようにこんな所も正反対なのだ。
「夏海、ちょっと交代しようよ」
男の顔の上で腰をうごめかしてる夏海に、深雪が言った。
「いいけど、深雪、あまり体重かけないようにね。窒息させたらアレがしぼんじゃ
うから」
紅潮した顔の夏海が立ち上がった。そしてその跡地に深雪がでかいお尻をぐっと落
とす。
最初はちょっと抵抗した彼だけど、すぐに自分から深雪のお尻を触りだす。
顔の上と腰の上に女にまたがられた彼は今のところ大喜び状態だ。
ハーレムにいる王様みたいな気分かもしれない。それがいつまで続くかは彼の体
力次第だ。
郁子が立ち上がって、彼が二発目を発射した事がわかった。
一発目の時と比べて彼の感じ方も落ちてきたのだろうか、あまり発射のアクショ
ンが大きくなかった。
「総長、どうぞ」
郁子が彼穂再び勃起させ、コンドームを取り替えてから言った。
あたしはいつも三発目をいただく事にしているのだ。だって一発目はあっという
間だし、二発目だってあまり時間がかからない。三発目くらいが一番ゆっくり楽し
む事ができるのだ。
彼はまださほど嫌がっていないけど、だんだん不安になってきてるはずだ。
自分が立ちさえしなければセックスだってできないだろうと始めは考えてただろ
うけど、そろそろ逆レイプの意味がわかってくるはずだから。
男を無理やり立たせる事は、男が自分で思うほど難しい事じゃないからね。
三発目はさすがに長持ちした。
跨るあたしの中で、彼の棒はくるくるとこすられ、あたしもそれにつられてから
だの中心から快感が沸きあがる。
緩やかにうねる海面で体を上下に揺らされるような心地よさを感じていた。
でも、ちょっとした違和感がある。
そろそろかなと思ってたんだけど、こんな時に始まっちゃったみたいだ。
とりあえずその違和感にはお構いなしに彼の腰の上でお尻を上下させて、三回目
の射精に彼を導いた。
終わってあたしが立ち上がると、思ったとおりコンドームを付けた彼のペニスは
赤く染まっていた。
「総長、始まっちゃったみたいですね」
郁子がポケットティッシュを丸ごと引き出してあたしによこした。
「サンキュー、そろそろだとは思ってたんだけど……大丈夫。一応用意してあるか
ら」
「もう勘弁してくれよ。全然気持ちよくなくなっちゃったよ」
あたしが下半身の処理をしていたら、顔面騎乗から束の間開放された彼が愚痴を
言い出した。
「何言ってるんだい、あんたがあたしらの聞いてることに答えるまでやりつづける
んだよ。言わないと10回でも20回でも搾り出してやるからね。でももう少し言
わないでいてね。そのほうがこっちも楽しいから」
深雪が彼の股間を足で踏みつけて、少しづつ体重をかけている。
「痛い痛い。つぶれちゃうよ。とにかく俺は知らないんだから、言いたくてもいえ
ないんだよ」
起き上がろうともがく彼の体は、足を広げた状態で右京に手早く縛り上げられる。
そして両手も手首を合わせて縛り上げられ、そのロープは梁にかけられ、彼の上
体が引っ張り上げられる。
両足を縛ったロープもそれぞれ同じように梁にかけられたから、彼の体は床から
30センチほど浮いたところで水平になっている。
「やめてくれよ。どうするつもりなんだよ」
たった三回発射しただけで、彼の声には疲労と恐怖がにじみ出てきていた。
「あんた。まだ若いんだろ。最低でも10回はいかせてやるよ」
郁子が彼の生のペニスを口に含んで舌を絡ませ出した。
郁子のフェラは右京を除いたらこの中では一番だ。蛇を連想してしまう長めの舌
が、ゆるゆると亀頭を包み込み先端から舌先がねじりこむようにペニスをいたぶる
のだ。
ああ、そんなあ。彼は手首と足首にかかる体重の苦痛と下半身から湧き上がる気
持ちよさで、悲しげな声をあげた。
もうしたくないのに、それでも無理やり刺激されて、じんわりとペニスに血が溜
まっていくのだ。強制射精をなんどもやられると、男は勃起するだけでもペニスに
痛みが走るようになる。でもその痛みもやがては気持ちよさに負けてしまう。
そうして半勃起状態になった物に夏海の手でコンドームがかぶせられる。
いったんかぶせてしまった後、萎えてしまったらコンドームがずれてしまうから、
そうならないように慎重に刺激を加えながら、夏海が浮いた彼の腰に跨った。
「ほら。一番のかわいこちゃんが跨ってるよ。頑張って下から突き上げてやんな」
深雪は言って、彼の乳首をさらけ出し、口をつける。
ふんにゃりとした毛がちょろりと生えてる黒んだ乳首に、深雪の分厚い唇が覆い
被さると、優しく胸の肉をもみながら乳首を吸ってやる。
男の性感帯はなんと言ってもペニスが一番だけど、他にも肛門とか乳首とか、舌
でやさしく絡めてやると声をあげて男もよがりだすのだ。
強制射精を何度もやらせるにはペニスばかりでなく、そういった日ごろあまり開
発されていない場所を優しく開発してあげるのがポイントなのだ。
この逆レイプが始まってからようやく一時間が経とうとしている。
その間に彼は6回の射精をして、なんだか目の下にもくまが出来てるみたいに見
えた。
「もう許してくれよ。わかったよ言うよ。だから解いてください」
彼の口調が変わって、首はいやいやをしだした。
「まだ言わなくていいよ。あたしたちも久しぶりの逆レイプだから、もう少し楽し
みたいんだよ」
郁子が無情にそう言うと、自分のパンツをくしゃくしゃにして彼の口の中に押し
込んだ。
しゃべることの出来なくなった彼はこの拷問がいつまで続くのかわからなくなり、
必死の思いで暴れだす。宙ぶらりんになった彼の体がブランコのようにゆれて、愛
撫を加えようとしてる深雪と郁子を振りほどく。
恐怖でパニック状態なんだ。こんなときは女より男の方がパニックになり易いと
思う。女の方が開き直りが早いのだ。
一休みしてから、今度は趣向を変えてみた。
赤くて太いローソクに灯る火が、夕暮れが近づいて薄暗くなった倉庫の中に微妙
な影を揺らせてる。
吊るされた彼は目隠しされてしまったので、今から始まる苦痛はまだ想像も出来
ないだろう。
「ちょっと熱いわよ」
彼の耳元で郁子が無表情な声でささやいた。
パンツを口に押し込まれて声の出ない彼は必死になって逃れようとするけど、右
京の縛りは完璧だ。そう簡単には逃げられる物じゃない。
「そろそろ熱いのが溜まってきたよ。いくわよ」
ろうそくを持った夏海が彼のペニスの上に厚い滴りを数的垂らした。
めでたくペニスに命中したそのろうは瞬間的に冷やされて、ペニスに張り付いた。
獣のような咆哮が倉庫の中に響く。身体もビクンと跳ね上がった。
大げさな奴だ。ろうそくの熱さなんて、やけどする心配もない程度なのに。
更に数滴が落とされた。今度はしぼみきった亀頭の先に命中した。それと玉袋に
も。
彼の手足が突っ張って、熱さを堪えている。
ぽたぽた滴る赤いろうで、彼の下半身は斑から一様に塗り替えられていく。
ペニスと玉が隠れるくらいに蝋をたらしてやった後、力尽きたようにぐったりし
てる彼の口のなかのパンツを取り出してやった。
唾と女の液体でべとべとのパンツは、持ち上げるとつーと糸をひいた。
総長「これって、ちょっと中途半端じゃないのかな。ラストもはしょってるみた
いだけど」
夏海「まあ、これ以上書いても仕方が無いというところで終わらせてるつもりな
んでしょう。3もあることですし」
郁子「夏海がなんか機嫌いいじゃない」
深雪「だって、あれだけ美少女って書かれたら気分いいでしょうよ」
総長「まあ、小説の書き方なんて私たちにはわかんないけど、かなり放置されて
たよね。他が忙しかったのかもしれないけどさ」
右京「まあ、やっと重い腰を上げてきたって感じですね。次に期待しましょう」
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