001【狩谷/絢爛舞踏(1)】 狩谷と仲がいい時

「やれやれ…参ったよ。
 まさか…まさか君が絢爛舞踏だなんてね。
 …いや、嘘だな。君は最初から僕を疑っていた。そして近づいて来た。そうだろ?
 僕は騙されないよ。
 なんと言っても、幻獣使いだからね。
 フフフ…確かにそう考えれば、全てが繋がるな。
 人外の伝説か。
 ずっと…遺伝子操作された可哀相な子供達と戦っていたから、忘れていたよ。
 ククク…。
 本来、我らと戦うために運命が用意するのは、お前達人の口から語られども、決して見えることはない人外の伝説だったな。
 もっと喜んでくれたまえよ、絢爛舞踏。
 強くなりすぎた故に、人でなくなった伝説よ。
 何百年かぶりに、正と邪が揃ったのだ。
 幻獣を産めるゆめに、幻獣を殺すゆめ。
 つく陣営は違っても、同じ人類が産んだ全ての戦術を駆使する化け物同士…。
 …よくも、よくも僕を裏切ったな!
 僕の友情を踏みにじったな!絢爛舞踏!
 強ければなんでも許されるつもりか!
 許さない! 僕は許さないぞ!
 お前達は皆同じだ!僕をあわれみ、あわれみながら、僕から離れようとする!
 させるか! させるかぁ!
 あぶぶぶぶぶぶ! ころ、ころぶぅ!」


002【狩谷/絢爛舞踏(2)】 狩谷と仲が良くなかった時

「…とうとう来たか。決戦存在が…。
 それにしても、どの世界から来たんだい。
 …いや、なんだ、その顔は?
 そうか…ふふふ、確かにそう考えれば、全てが繋がるな。
 人外の伝説か。
 ずっと…遺伝子操作の子供達と戦っていたから、忘れていたよ。
 本来、我らと戦うために運命が用意するのは、お前達人の口から語られども、決して見えることはない人外の伝説だったな。
 もっと喜んでくれたまえよ、絢爛舞踏。
 強くなりすぎた故に、人でなくなった伝説よ。
 何百年かぶりに、正と邪が揃ったんだ。
 幻獣を産めるゆめに、幻獣を殺すゆめ。
 つく陣営は違っても、同じ人類が産んだ全ての戦術を駆使する化け物同士。
 仲良くしようじゃないか。ええ?
 絢爛舞踏。
 出来ないって…? じゃあ仕方ないな。
 来いよぉぉぉぶぶぶぶぶ!!」


003【教師/ラストバトル突入】

 一方その頃
本田「な…なんだなんだ?
 …幻獣!? 幻獣だとお!」
坂上「…新型…いや、竜だな。」
芳野「ほ、本田先生! 坂上先生…!
 士魂号が、士魂号が…かっ、勝手に動き出して…。」
坂上「校庭に…ですか。ええ、見えてますよ。
 離れたほうがよさそうですね。本田先生も。
 リューンが、集まってきますから。」
芳野「え、え?」
本田「うぉ?」
坂上「…全ては、あの男の狙い通りか。」
坂上「生徒を出撃させてください。
 あの状態の狩谷くんは、強い。
 いかにOVERSとは言え、苦戦します。」
本田「…狩谷…狩谷だって!?」
坂上「詳しく説明する暇はない。
 準竜師から許可は取ってあります。」
本田「く、くそ、芳野先生、頼みます。」
芳野「本田先生! どこに行くんですか!」
本田「手前の生徒が裏切り者だったとき、最後にしてやれることは一つだけでしょう!」
芳野「本田先生!」
坂上「無視しなさい。
 こちらも急ぎましょう。」
芳野「え、あのでも…もうっ!」


004【教師・アリアン/最後のハッキング・戦闘開始】 []内追加条件についてはを参照

[本田「幻獣だとぉ!?
 か狩谷が、あななななななな…ピッ。」
本田(アリアン)「土壇場で間に合いましたね!
 <アリアン>です。
 青から逃げ回りながらアクセスしていて、キャラを選べなくてね。
 すみません。
 今、ハッキング中!
 終わり!」
 機体、能力データ+256!
 システムエラーB1245
 原因不明のパラメーター変更。
 現在チェック中………………
 介入続行可能、プレイ継続。
本田(アリアン)「世界が許す範囲で、あなたの機体と身体パラメータを書き換えました。
 気休めですが、竜と戦うんだ。
 能力はどれだけあっても損じゃない。
 まかせましたよ。ループを解いて。
 …がらじゃないですがね。
 広い世界だ。…もう二度と会うことはないでしょうが、私は、あなたとこの世界を気に入ってましたよ。
 …。
 もう、飛行機が来ました。今、空港なんです。
 それじゃ、名前も知らない、だが同じ人達を愛したプレイヤーに…。
 チューリングとノイマンと、ゲイツ…。
 それとあとまあ、その他いろいろ全部の、幸運を!」
本田「は、俺は何してんだ?
 そ、そうだ、うわあ幻獣だ!
 くそ! 狩谷が何だって…。」]

狩谷(竜)「殺す…ころぶぅぅぅぅ。」
芳野「全部隊! 戦闘用意!
 あ、でも、手加減して!
 痛いといけないから。…あ、なにを。」
坂上「手加減するな。殺せ。
 …なに言ってるか、ですか?
 生徒は知らなくて結構。」
坂上「…○○さん(くん)。
 全力で殺しなさい。
 手加減できる相手じゃない。」

[]内追加条件

  1. 【岩田(アリアン)/ループする世界】を通過している。「手を組んでループを終わらせませんか。」の質問に対する答えはどちらを選んでも同じ(したがって、無条件にガンパレード・モードのみ)。
  2. 【ののみ/戸籍】イベントを通過している。嘘を教えてもこの部分は追加される。

 アリアンの自己紹介を聞いただけでは追加されない。また、ののみの戸籍イベントがそもそも隆起しない状態でもやっぱり追加されない。2つのイベントを両方とも「隆起させている」ことが追加の条件。
 なお、この部分が追加されているかどうかとSランククリアには直接関係がない。すなわち、アリアンに会ったことがなくてもSランクには辿り着ける。


005【本田と加藤/愛のないHEROの結末】 …ごめん、このタイトル自分でも笑えるんだけど(笑)。瀬戸口師匠に敬意を。

狩谷「なんでぇぇぇ、
 僕だけがぁぁぁぁ、
 なんでぇぇぇぇ ぶー」
坂上「○○機、???を撃破!」
 うめく狩谷を見下ろして、本田は髪をかきあげた。
本田「殺せ。○○。
 殺せ。それは、幻獣。お前の敵だ。」

[選択1-1]
 (撃つ。)
 [銃声]
本田「…よし。みんな、死体を片づけろ。
 よくやった、○○。」
加藤「…ヒィ… ヒィィィ!」
本田「加藤!」
 [ぷしゅー]
本田「なんてことを!」
加藤「いい気味や、○○! いい気味や!」(注)↓※2
 意識が…遠のいた…。[GAME OVER]

[選択1-2]
 (一瞬迷う。)
 [銃声]
 本田は、銃を撃った。
本田「お前を狙っていた…。」

[選択2]
 (嘘だ!) / (…。)
本田「…馬鹿かお前は!
 裏切り者が、憲兵に引き渡された後どうなるか知っているのか!
 …お前に少しでも優しさがあるのなら、お前の手で殺すべきだった。
 …他の誰の手でもなく…。
 …馬鹿が…。
 教えたぞ。お前は、軍人だと。」
 本田はそれだけ言うと、背を向けて歩き出した。

※1 ラストバトル時に加藤が謹慎中・戦死などの理由でいない場合は、[選択1]のPCが撃つか迷うかの選択はありません。自動的に「一瞬迷う。」を選択したのと同じになり、本田先生が無条件で撃ちます。
※2 PC速水の時(22人モードのセカンド速水 & ファーストマーチ両方)、
  加藤「…いい気味や、いい気味や! 速水!」
 とちょっとセリフが変化します。「速水!」もボイスつき…だったはず(ガンパレードモードでも)。


006【NPC/最後の力】 【ののみ/戸籍】で正しい選択をした時のみ

ののみ「…」
 ののみは、空を見た。
 そして手をさし伸ばす。
ののみ「むかしといまでないどこかがわかったのよ。
 それはみらいなの。
 いままでがんばろうって言ってきたのは、みらいをよぶためなのよ。
 いまが、そのときなのよ。
 むかしでもいまでもない、どこかにつながるところに、みんなでいくのよ。
 かなしみにめーするの!
 だれひとりしななくても、おはなしはおわるのよ。
 それが、せかいのせんたくなの。」
 のぞみは、大きくうなずいて声をあげた。
ののみ「もういちどたつのよ。
 たちなさい。
 なっちゃんをたすけるの。
 ばんぶつのせーれーがどうか、しらない。
 うんめーがどうだかわかんない。
 ぶとうがどうとか、きいてないっ。
 でも、○○ちゃんは、たちあがるのよ。のぞみがそう決めたから。
 それが、せかいのせんたくなのよ。
 のぞみがきめたの。
 せかいは、良くなるのよ。ぜったいに。
 たちなさい!」

[選択1]
 (血を吐きながら腕を動かす。) / (だめだといって首をふる。)
ののみ「たちなさい!」

[選択2]
 (歯をくいしばって足を動かす。) / (だめだよといって目をつぶる。)
 のぞみは大きく息を吸い込んだ。
ののみ「たちなさい!」

[選択3]
 (血を吐きながら準備オッケー。) / (くそったれ、どうせ死んでるやってやる。)
 1耐久力だけ、回復します。
ブータ「ニャー!
 ニャー!」
 …もう1耐久力だけ、回復します。
壬生屋「この古い血に残る最後の力を…
 未来に!」
 さらに1耐久力だけ、回復します。
来須「…俺も賭けよう。
 まだ勝負は終ってない。」
 1耐久力だけ、回復します。
 あなたのクラスメイトが、声をあげています。
 全部あわせても30になりませんが、これが最後のチャンスです。


007【舞/必ず最後は勝ってみろ!】

※ヒーローの話に関するイベントをある程度進めていることが条件と思われる。舞が同乗している必要はなし。

「…戦えているじゃないか…。
 最強の幻獣と…。
 …そうか、奴は本当にヒーローに変わったのだな。
 ただの人間は、本当に自分自身の力と意志で、血を吐きながら人を守る為に人でない何かに生まれ変わったのだな。
 …そうか。
 いけぇ!
 ○○!!
 そなたは人の守護者だろう!
 今までそなたが積み上げてきた力と技の数々は!
 この一戦のためにあったのだ!
 ヒーローならヒーローらしく!
 必ず最後は勝ってみろ!」


008【ブータ/復活イベント】

狩谷「僕の勝ちだな…なに?
 くそ! なんだこの青い光は!」
ブータ「立て、伝説よ。お前の役割は終っておらぬ。
 伝説は最後に、大逆転するものだろう。」
狩谷「…万物の精霊。
 この期におよんで、まだ万物の精霊を呼ぶか!」
 人が太古に捨てた感傷まで動員して…。
 そうしてまで僕が憎いか!」
ブータ「感傷ではない。ひとのゆめだ。
 人が生きる時、ゆめがうまれる。暗い絶望と嫉妬のゆめだ。
 憎しみと後悔が産む、自分は罰せられるだろうという、ゆめだ。
 だが、それでもひとが生きようとするときに、もう一つのゆめがうまれる。
 はかなく頼りないが、たしかに存在する夢だ。
 どこかで誰かが自分を見守っている。
 影で人知れず、あしきゆめと戦っている!
 弱い自分だが、我もだれかのために戦おうと!
 我ら神族は、その決意! 存在せぬが、ひとが信じるそれゆえに、血肉を与えられ、あしきゆめと永劫に戦うよきひとのゆめ!
 さもあるがように語られる、ありえない伝説。
 だが、人が戦うには十分な理由!
 人が人を信じるに十分な理由!
 され! あしきゆめよ! 夜がくれば朝が来るように、希望と言ううすあかりと共に、人の心に、よきゆめが戻ったのだ!
 世界は再び選択した!
 生きようと! 生きて再び明日を見ようと!」
 ブータは若さを取り戻したかのようだった。
 冬の後には、春が来るように、
 雨の後に晴朗が来るように。
ブータ「○○!!
 もっとも新しい伝説よ! 人々の願いよ。
 この悲しみを終らせる時が来た!
 生きる者と死んだ者達の願いを拳に託し!
 万物の精霊となった昔のゆめを飲み込んで!
 最強の伝説となったそのゲンコツで…
 一発ギャフンと!大逆転してこい!」
狩谷「そんな物で人のありようが変わるか!」
ブータ「やってみてから言ってみろ!
 いけぇ! ○○!!」


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