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空の浮動産(PC) プレイメモ

※ネタバレ全開でお送りしています。
 自力で解きたい方は回れ右プリーズ。


凡例(?)
→《このカッコは通常選択肢》
→【このカッコはチュートリアルモードで「憶」マークつけたもの】


Loop.01

 中学の時の知り合いの2人(高校は別)の夏辺水華と織絵冬星(トウジ)。法律を学ぶ法学部と間違って魔法学部に入ってしまった水華が、同じく魔法学部の冬星に向かって吠えてます。よく判らんまま入学しちゃったらしい。わはは。何か大雑把な女子だなあ。
 あ、空から家が降って来た。予定では20時間は飛んでいたはずなのにと出て来たのは講師・花水木。
 役立たずの魔法なんか勉強する気ない! と食ってかかった水華に「学部を変えたければ俺を倒してから行け」状態の花水木先生…。格闘技は腕に覚えのある水華は自信満々で突っかかって行きますが、魔法(浮動産登記法)を操る花水木先生によってプールにすっ飛ばされてしまいます。あ、いや、先生は単に浮かせるだけのつもりだったらしいんだが。
 …大丈夫なんですか、先生。
 高槻とかいう人がやって来て、いい加減浮動産はやめろなどと言っている。完成するまで(魔)法学部自体もたないだろうとさみしいお言葉。まあ、現在の生徒が一人で、水華・冬星が入って3人しかいない学部ということだから、確かに危機ではあるのだな。

 さて。講義が始まり、踊りながら授業する花水木先生に、まだ学部変更を諦め切れない水華が食ってかかっていると、後ろから別の女声が。
 春川春菜。こいつがもう1人の(魔)法学部の学生。…で、かつ、水華が格闘技大会で決勝戦で戦った相手(ちなみに春菜の勝ち)。
 あの。勝った手段って魔法だったんですか。
 その大会ルールには魔法の使用についての規定がないからだそうで。
 ………。
 で、とりあえず水華は理解するのだ。こいつらを倒さないと我は通りそうにない。んでもって、倒すためには…勉強するしかないわけね、魔法。

 (魔)法学部がある学校は全国でここだけなもので、図書館に行くとそれ系の資料はみっちり揃っているらしいです。
 そりゃまあ、行ってみるしかないでしょうなあ。
→《図書館に行く》
 何か、魔法関連の書物は未整理でごちゃごちゃと詰め込まれている雰囲気。とことん冷遇されているのね。
 むりやり引っ張って来られた冬星も、何か良さげな本がないか探してくれてはいる。
 何読もうか。ま、この子はとことん興味薄そうだし、とりあえず初心者っぽいのから行く?
→《はじめてのまほう》
 内容は一応初心者向けっぽいんだけど。元素Maの召還の仕方とか。でも、水華としては、げんそえむえーってなーに状態なので理解出来ないっぽい。
 だからまずそれなりに基礎を理解しろと冬星に忠告される。うー。
→《言うことを聞く》
 とりあえずな。
 でも、しおらしく冬星に教えを請うて呪文を詠唱してはみたけど、何も起きません。冬星によれば、1年ぐらいは訓練するそうです。
 あぁあ。投げ出しちゃった水華。先は長そうだね。

 相変わらず文句言いまくりの水華と飄々としている冬星の所に、魔法協会の高槻さんが現れた。ああ入学式の時の。
 魔法協会調査部の方らしい。そして、問題のある魔法の使い方をする人間を調べているらしい。
 花水木が家を浮かせていたのは、家を魔法で浮かせて、住宅問題を解決するためにしている研究だと話してくれた。一応実用化目指しているとか。成功すれば、認知度の低かった魔法研究にも陽が当たるという思惑もあるらしい。
 逆に言うと、これが失敗すると、水華みたいに「魔法は役立たず」という認識をさらに広げるだけになってしまうので、浮動産の扱いには協会も慎重だとか。それで、講義を受けていながら花水木先生とあまり懇意ではなさそうな(笑)水華と冬星に接触して来たと。
 要するにスパイしろとおっしゃるのね。唯一の「浮動産」使いの花水木先生の動向を探り、気になることがあるなら教えろと。
 2人は承知したようだ。

 この世界の魔法は、異世界物質Maが呪文で酸化することで発動するらしく、魔法の勉強には化学式がつきものらしい。淡々と板書を書き写している冬星・春菜と、今にも寝そうな水華。
 花水木先生、そんなことじゃ僕には勝てないぞと水華を挑発する。ムカついた水華、あっさり挑発に乗って「やってやるー」と何やらやる気。
 花水木先生、ANOSを水華にくれました。
 で、出た。
 召還代行してくれる石、というような説明をしてくれる。水華、それならってんで石を持ったまま召還に挑戦。
 ………。
 呪文が出て来ない水華。
 あ、いや、ちょっと待て。もう1周目からチュートリアルモード入るの?
→【浮動産登記法の呪文】
 き、来たー! 詠唱してるよ水華! 唱えた彼女の手の上に赤い玉が出て来たよー!
 随分1度にたくさん召還して来るんだな。でかい玉。でもそれ見た花水木先生は大喜び。実は、水華を一目見た時から、彼女は召還出来る許容量が大きいタイプの人、と思っていたらしい。ANOSも、素養のない人間が使っても何も起きないそうなので。
 それまでは馬鹿にして見ていた春菜もちょっと動揺している。
 試合の時から恨みが溜まっていたらしい水華、その玉で春菜を攻撃しようとする。でも…重過ぎて制御出来ずに暴発。あーあ。
 先生は、水華には召還された魔力による格闘技(気韻生動法)が向いてるかも、と言っている。でもどっちにしろ、召還出来ても制御出来ないとねえ。

 授業後、春菜に呼び出されて、また冬星を引き連れて屋上へ。
 春菜の話とは、水華たちはきっと役に立つから真面目に授業を受けて欲しい、ということだった。
 春菜によれば、(魔)法学部はこのままではあと1年との仮決定が理事会で出たと。だが、花水木先生は現在、浮動産の改定作業に入っている。完成は4ケ月後。
 その改定作業には、今よりも大量で高密度な魔力の召還が必須らしくて。
 ああ、だから水華ね。
 とにかく、4ケ月後、理事会の前で家を浮かせて見せればいい。この分野にまだ可能性があることを見せれば、仮決定が覆るかも知れない。そのために、水華のその「許容量」を貸して欲しいと春菜。
 水華は当然断った。(魔)法学部を潰す手伝いならするけど、延命の手伝いなんかしたくないと。
 春菜、途端に表情が冷たくなる。
 …げげげっ。何やら屋上の床にチョークで描かれた魔方陣が…。あっという間に水華は光のドームに閉じ込められて、魔法をかけられてしまいました。手に何かの紋様が。
 またもや重力操作。今度は重くされた模様。春菜が指を鳴らすたびに、水華は重力で地面に叩きつけられて行く。
 言うことをきかなければ、その封印は解いてあげない、と春菜。
 げーん。
 どうしても花水木の研究を成就させたい春菜は、水華を西遊記の孫悟空のごとく操ることにしたらしい…。
 ちなみに、冬星にはこんなことしたくないから自主的に協力して、と懇願した春菜に、冬星の方はあっさりと承知している。
 何で魔方陣の中にいた時助けてくれないのよぅ、とわめく水華に、冬星は教えてくれました。あの手の罠は、はまっちゃったら誰かが代わりに入って押し出されない限り助けられないんだとさ。
 なるほどね。

 で、仕方なく真面目に授業を受けることにした水華。先生が無関係に落書きした麒麟とかいう字まで几帳面に書き写している真面目ぶり。
 ただまあ、水華としては面白くはないわな。一応魔法大会で地区予選3位になったことはあるらしい冬星に、一生のお願いだからこの封印を解く方法を教えろー! と迫り中。ちなみに水華の一生のお願いはこれで42回目らしい…。
 冬星は、自分がやっていたのは伝模移位という魔法体系だから、物の重さを変化させる浮動産登記法のことは判らないらしい。この世界は大きく分けて6つの魔法体系があって、それぞれの必要知識は全く異なるもののようですね。
 ただまあ、例の本捨て場と見紛うばかりの図書館なら、何かヒントはあるかも知れない。
→《図書館に行く》
 他に方法なさそうだもんね。
 またもや無理矢理引っ張って来られている冬星。一体なんでこんなに付き合いがいいんだ、こいつは。
 さて、それっぽそうな本の中からどれを読もうか。
→《実践浮動産登記法応用編》
 …なんですかね? 重力操作を応用して作られている封印なわけだし。
 それっぽい記述が見つかった。特殊な方法で個人を封印するとか何とか。
 でも、やっぱりその前提知識がないと難しそうだ。冬星に教えろと迫る水華、長くなるぞと尋ねる冬星。ふむ。
→《聞く》
 この世界にはパラレルワールドがある。それについて詳しいことが知りたけりゃ「魔法の世界」というタイトルの本が詳しいらしい。とにかくまあ、そういう世界がある。
 そこから、魔力を召還し、履行手続き(呪文詠唱)によって酸化して魔法が発動、そして元の世界に戻って行く。
 元の世界に戻ってしまえば当然魔力はなくなるわけだが、その戻ろうとする性質を利用して封印の力とし、効力を持続させている…らしい。
 魔力を介在させ続ける、つまり水華に今はめられている孫悟空の頭の輪のような魔法の力は、どうやってこっちに留めさせているのか、その仕組が判らないとそれを解きようもない。
 手の紋様を請われるままに冬星に見せる。
 冬星くんの診断。仕組は多分、意外と単純。でも、魔力が元に戻るのを、その手のシンボルパターンを通過して戻るように仕組んであって、そのために長く持続するように「見える」だけ。ロウソクみたいなものだと例えていた。紐だけならあっと言う間に燃え尽きるけど、ロウで周りを固めることで燃焼時間を延ばしている。
 冬星の見立てでは、「燃え尽きる」までの時間は3年だそうだ。おい。
 実は封印じゃなかったのね。魔力逃げ出し延長装置だから、その手の紋様さえなくなりゃ終わる。でも、その紋様をひっぺがす方法が判らなけりゃ話にはならんわな(笑)。
 封印解除の呪文、本の中から探し出してみる。円陣消滅の呪文があって、次に必要な呪文は…
 ページが破られている。あらら。春菜、先回りしたかな。
 そこへ花水木先生がいらした。慌ててその場を逃げ出した水華。本、持って出てしまった。今返しに行くと本の内容で封印の件がバレそうなので、仕方なくこのまま借りて帰ることにする。返却日は8/31。

 あれからずっと勉強させられて苛々している水華。そこへ、自分の授業を熱心に聴いてくれる生徒にお茶をご馳走したいと花水木先生。ちなみに自宅に招待してくれるそうで…って、入学式の日に降って来て、そのまま校庭に横倒しに刺さっているその家が自宅だったらしい(笑)。
 はしごで玄関から家の中へ。
 お茶と羊羹(切ってなくて丸ごと1本)をご馳走になっていると、春菜が駆け込んで来た。何するんですかって、何?
 先生、何かをお茶に仕掛けていたらしい。水華の手の紋様があっさり消えてしまった。
 最初から彼女の封印のことは知っていたそうです。
 こうでもしなきゃ水華は手伝ってくれない、と先生に食ってかかる春菜。でも先生は、色んな危険性(妨害者がいる可能性も…)を承知した上で、自ら手伝ってもらえなければ意味がないと言っている。
 先生は、水華にちゃんと話をして、協力を請うつもりではいたようだ。決行は8/31を予定しているらしい。
 でも、先生の地位と名誉のために水華を利用しようとしていたことには変わりない、と水華はむっとしている。
 そして、封印が解けたのをいいことに、今までの恨みつらみ、と、魔力を召還して春菜にぶつけようとする。
 だが、先生がそれを庇った。自分の夢のために協力してくれている人材を失うわけには行かないのだと。
 彼にとっては、土地問題の解消とかそんなことはどうでもいい、と。空に浮かぶ浮動産に「取りつかれた」という表現をする。
 だからこそ、心からその夢について来てくれる人でなければ意味はないのだと。
 何も言えなくなってしまった水華、そのまま先生の家を後にする。
 先生は、このまま彼らが授業に出なくなったとしても、それは仕方ないと笑っている。春菜は逆に、絶対に先生についていくと強い決意を固めているようだ。
 家の外で「何か調べる方法なかったっけかな」と水華が呟いている。
 …チュートリアル使いどころかなとは思ったけど、とりあえず最初は流してみよう。前回の呪文は「憶」つけないと先に進まなかったから入ったけど。
 高槻さんと再会。家の中で何かあったのかと問い詰められた。水華、8/31に家を浮かせるつもりらしいとだけ彼に教える。

 さて、いよいよ実践らしい。
 実践を前にして授業。物を上に上げるなら一瞬だからいいんだけど、問題は浮かせ続けなきゃならないということ。元の世界に戻ろうとする魔力をこっちに留めさせるにはどうすればいいかって?
 あう。これはチュートリアル使わないと先に進まないモードかも。
→【春菜の封印の構造】
 …なの? でも、彼女のやり方では、冬星いわく「3年」でしょう…。3年たったら落ちちゃうんじゃ役には立たないのでは。
 ああでもそれで良かったみたい。ポイントは「魔力を戻さない」という所ね。
 本来通過出来ないはずの世界の壁を通過する元素Ma。この動きのことを「トンネル効果」と呼ぶ。
 Maは基本的に元の世界へ戻ろうとする。それを酸化させることで、こっちの世界に少しの間だけでも留まらせておく。その結果魔法が発動する。でも、もし、酸化させることで、「トンネル」をくぐれないぐらい魔力の分子が大きくなってしまったらどうなるか。
 …単純化するとそういうことなわけね。だから大量の魔力を許容出来る人が必要というわけか。
 しかし、魔力の密度とか瞬発力とかも大事らしい。で、その力を上げるためには…魔法で戦ってみるのがいいだろうと。
 そんなわけで、実践授業の最初は春菜との魔法による戦闘になりました(笑)。
 水華は、授業の名目で春菜を叩き潰せると嬉しそうだが、その場の連中はみんな春菜が勝つと思っている。
 例によって魔力召還を始める水華。だけど、春菜はあくびしながら「呪符線」を出して見せた。緑の紐状に呪文が実体化したかと思うと、くるくるっと水華を巻き取ってスマキ一丁上がり。…勝負にならんて(笑)。

 で、また、図書館に来たわけだ。あの春菜の魔法は何なのよぅ、というわけね。
 本を探しながら水華、「気韻生動法」という言葉が目についたものの、「何だっけ」ってあなた(笑)。
 はいはい、チュートリアルモードの出番だね。
→【気韻生動法】
 召還した魔力を物理的に使う格闘技なのであるが。
 で、何読むかって…せっかく見つけたので、
→《気韻生動法の全て》
 6つある魔法体系(六法)のうちの1つである気韻生動法。直接攻撃として使うためには、その時に呼び出して詠唱したりではなくて、何かの物に魔力を閉じ込めておいて、いざという時にそれを開封するらしいよ。
 閉じ込めるためのモノが必要だね。
 まあとにかく、封入呪文と封入するためのモノについて調べ……ああまたページが破られてる。また春菜かなあ。
 じゃもう1冊の本も見てみる。「具現化された魔力の化学反応」ねえ。
 春菜の駆使した呪符線って、水華にぶつかった時点で実は制御は水華に渡っているらしい。ただ……水華の魔力不足で受け止め切れてなかっただけで。
 ふーん。

 8/28。水華、懲りずに春菜に喧嘩ふっかけております。下馬評(花水木と冬星だけ)はやっぱり春菜優位。
 でも始まってみると。前回と一緒で、呪符線で水華の動きを止めようとした春菜、残念ながらそれは水華の召還した大量の魔力で押し戻されちゃいました。
 花水木先生曰く、普通呪符線を魔力の物理的な量だけで止められるやつっていないらしいんだけど(笑)、まあそこは水華だしね。
 春菜はさらに二本目の呪符線を水華の後ろから回して来るが、呪符線同士を魔力の玉を挟んで衝突させて動きを止めてしまった水華。なかなかやる。
 調子に乗って来た水華、呪符線を叩き落して、いよいよ春菜に……と思った時に外野から「止まれ」の声。
 ふと地面を見ると、そこに呪譜による魔方陣が出来ていた。
「もう少しで罠にはまってくれる所だったのに」と春菜。
 冬星、あんた優しい。「封印解除の魔法」と水華にさりげなくヒントをくれる。呪符線の即席魔方陣ならそれで破れるそうで。
 はいはい、やりましたね、確かに。チュートリアル行きます。
→【封印解除魔法第一段階】
 呪文、たどたどしいながらも何とか成功。ただ、魔法自体は…暴発しただけ(笑)。それでも、発動はしたから魔方陣は消えて、とりあえずこの場は水華に勝利判定。
 いやはや。
 で、戦う? と花水木。先生に勝てたら転部を認めるということだったからね。
 でも、3日後に(魔)法学部の存続をかけた浮動産実験を控えて先生に怪我させるわけにも行かないと冬星・春菜の抗議。水華も、実験の後に先生と戦うことにするから、と言い出した。
 水華が自分の怪我を心配してくれたと大喜びの花水木先生。「違う!」とわめく水華の話なんか聞いちゃいねえ(笑)。

 しかし3日後なんだけど準備も何もしてないぞ。大丈夫なのか。
 帰り際、そう言えば今まで偉そうに色々言ってくれたが、そういう冬星はどうなのようと食ってかかっている水華。春菜に一応は勝った水華に冬星が勝てるのか?
 さらっと「楽勝」だそうです、冬星。
 ……水華的には、
→《張り倒す》
 でしょうか。いつもは、選択しなくても張り倒してますがな。
 あら、張り倒すって。魔法で戦ってみる気でいたのね、水華。多分勝てないような気がする…(笑)。
 魔力の玉を召還して、ぶん投げる水華。だけど、冬星は呆気なくそれをはね返して見せる。魔力反射の魔法。ま、こういう世界なら基本だろうな。
 彼が知っているということは、六法のうち「伝模移位」体系のものなんですかね。それが何なのかはよく知らんが。

 8/31。あらら水華忘れてる。はいはいチュートリアル。
→【八月三十一日】(本の返却日)
 でも時間ないやね。どうするよ。
 ……ええーい。どう転んでも最初はBAD EDなのは判ってるし、
→《返しに行く》
 ええー! 本棚まで自分で置きに行くの? ここの図書館。んもー。
→《返す》
 …ここまでやられると、返さない方がいいような気がして来たけど。
 本棚まで来てみた。
 え。水華、また悩んでる。今までなかった本があるって!? ちょっ…、そ、そんなの…プレイヤーの記憶にないよ…あああ何かすべきなのは判るけど覚えがない。気持ち悪いけどそのまま続行(泣)。
 さて、いつもの講義室。実験記録のためにビデオの前で日時などを喋っている春菜。
 そこにやって来た高槻さんたち、いきなり、魔法協会の名に於いて浮動産法の行使はこれから禁止されると宣告しやがった。
 …何事!?
 れ、レポート?
 どうも読まないと先に進まないっぽい。チュートリアル。
→【レポートの各ページ】
→【レポートの結論】
 で、結論的なことを言うなら、あまりに大量過ぎる魔力の召還は、それが戻ろうとする時にヘタすると異世界との間に穴を開けちゃう可能性が出て来たということ。そして、その「異世界」の正体が判らないので、万が一ブラックホールみたいな所だったとしたら、こっちの世界に及ぶ危険が大き過ぎるということなんだそうで。
 納得していない春菜に、高槻たちはシミュレーションの計算式も見せた。春菜も青ざめている。
 そしてそんな空気をさらに凍らせる先生の発言。「知ってましたよ」
 …はい?
 花水木先生、「下手したら世界が滅んでしまう可能性があるのに、それより夢が大事なのか」と水華に問われて、全く迷うことなく「ああ」とYesの返事を。
 ……あのお……。
 先生、窓から逃亡。どうしても実験やる気らしい。
 水華も先生を追って校庭へ。
 そして、絶対協力しない、と宣言する。水華の魔力がないと浮かばないんでしょ、と。
 先生曰く、魔力は必要。でも、水華の協力は必要ない、らしい。
 どういうことだ。
 先生の手の上に魔力の玉が浮かぶ。制御核と呼ばれるものらしい。
 水華、それまでと同じように魔力を召還してぶつけようとしている。
 (嫌な予感だ。それはやらない方がいいような気がするんだが…でもプレイヤーには止められない…)
 教室にいた連中も慌てて校庭に向かって来ている。ちなみに冬星は窓から飛び降りてる。
 ……なんだ? この選択肢は。誰が何処に? でも、とりあえずコトを見届けてみよう。
→《行く》
 いきなりANOSについての説明を始める先生。
 …ANOSには、魔法を溜める力も持たせていた、らしい。
 そして持ち主が魔力を召還するたびに、その力を少しずつANOSの中に----
 って何ぃぃぃぃっ!!
 ANOSから飛び出した巨大な魔法の玉。それを使って先生は、「自宅」近辺の地面を浮かせてしまいました。
 高槻さん、これは歪んだテロリズムだと彼を止めようとするが時既に遅し。
 びっくり。でっけー島が空に浮かんでる…。
 校舎にぶつかって、そのまま離れて行く浮動産。

 その上では、春菜がいた。校舎にぶつかった時に上に乗っかっちゃったらしい。
 ここまで来てもなお先生を手伝うと言い切る春菜。先生は、じゃあして欲しいことがあると浮動産の端に彼女を立たせた。そして。
 ----落とした(!)。
 下で慌てていたのは水華と冬星。
 冬星は重力制御(浮動産登記法)で彼女の落下速度を遅くして、そしてその間に水華が走る。
 何とか受け止めました。
 上空の花水木いわく、これからやろうとしていることには彼女は邪魔なんだってさ。
 水華、そこからあいつを引きずり下ろしてやる、と騒ぎまくり。今から屋上に行けばまだ間に合う高さ…って校舎半壊してるんですけど(汗)。
 えっ、マジ、ここから屋上に行く方法って!?
 えええっ!?
 今手持ちのチュートリアル・フレーズでは使えそうなの何もないよう…(泣)。
 ってやっている間に、異世界との間に穴が…。
 ゲームの最後は、水華の悲鳴。
 あううー。

 こ、こえええ、このBad ED…。
 救えるのかなあ、この事態から…。


Loop.02

 さてと。「学部を変えたいから私を倒して行け」状態の花水木に戦いを挑むべく、しぶしぶ魔法のお勉強をすることにした水華。
→《図書館に行く》
 …前にはなかった本がある、なんてことを最後の方で言い出されるのは覚えていたので、本棚グラフィックをPrintScreenしておくことにします(ずるい?)。
 前回とは別の本でお勉強してみます。
→《魔力の世界》
 冬星がチョイスしてくれた本です。
 魔力が別の世界から来ているというのは質量保存の法則から判ったこと、という説明がある。そしてそれに続いて、魔力の来る「別の世界」について、現状では何も判っていないことが語られている。
 この本には、問題点が述べられていますね。その、わけの判らない世界からわけの判らないものを召還して来るのが魔法なわけなので、実は物凄く危険かも知れない。万が一、その異世界との間に穴なんて開こうものなら、どんなことになっちゃうか想像もつかないぞ、と。
 でも水華はお気に召してませんね。彼女は攻撃出来る方法が知りたいだけなのじゃー、と。
 で、もう1冊…前回見た「はじめてのまほう」にも目を通すことにする。ふむふむ。
 基礎知らないで判るわけなし。はい。
→《言うことを聞く》
 訓練が必要と言われてふてくされる水華。
 そして高槻に出会う。スパイをしろと言われて承知する。

 さて講義。挑発された水華がやる気になった所で、先生からANOSのプレゼント。
 んでもって、行きますよ強制チュートリアル。
→【浮動産登記法の呪文】
 まあ召還出来ても暴発で終わるんだけどね…。
 で、春菜に呼び出され、協力を求められるけど、断っちゃって、封印かけられる。

 さーてと。解除方法を探しに。
→《図書館に行く》
 今回もまた、本棚グラフィックをPrintScreenしておいてから、前回とは違う、冬星が持って来た本を見てみる。
→《ANOS》
 O(酸素)が3つ集まってO3(オゾン)になるように、Maが3つ集まってMa3。それがANOS。どういうわけか、固形になってこれ以上酸化が起こらず、従って元の世界に帰ることもなくなった魔力Maのカケラ。何故か元の世界に帰る力を失い、そして魔力を吸収する力をも持たせることが出来る貴重な石。
 この石がこの世界で発見されたからこそ、元素Maはこちらの世界で存在を認められ、魔法が研究されることになった。
 花水木、初期の魔法の発明に関わった6人のうちの1人で、知る人の間では「法学の神様」の別名を持つ人であったらしい…そんなに偉い人だったのか…。
 でまあそれはともかく。
 結局具体的な封印のこと判らないじゃないのよと文句言った水華によって、「実践浮動産登記法応用編」を見る2人。
 前提知識は要りませんか。
→《聞く》
 手の紋様から「魔力逃げ出し延長装置」だと判断して、とりあえず封印解除第一段階の呪文はあった。でも続きのページは破れてる、と。
 花水木来たので本持ったまま退散。仕方なく借りて帰る。

 花水木先生のご自宅(笑)に招待され、茶渋に仕込まれた魔法で水華の封印解除。
 邪魔者やあらゆる危険性も承知して、なお心から手伝ってくれる人でないと意味がないと言い出す。浮動産は自分の夢。「取りつかれている」。
 家を出た水華。「何か調べる方法なかったっけかな」って言うんだよね。
 ここ、何の使いどころ?
 ………(チュートリアル睨み中)。
→【図書館】
 調べると言えば図書館なんだけどさ。
 ……あ! 水華の行動変わった。これでいいんだろうか?
 調べようとする水華。そこへ、今度は連れて来てないのに冬星登場。浮動産関係の本を借りに来ただけと言い残して去って行く。
 ……「あいつなんて言ってた?」って判り易い悩み方。はいチュートリアル。
→【冬星が借りに来た本】
 となるとこの選択肢は…。
→《冬星を呼び止める》
 なのかな。水華が自力で探し出せるとは思えない(苦笑)。
 冬星は結局、借りようとしていた本を水華に取られてしまうことになっちゃいました。
 そのタイトルとは。おいそのものずばりだな。法学の問題点シリーズだそうだ。
 で、浮動産の落下事件てのが載ってた。
 花水木も関わった最初の浮動産実験、他人の妨害があって失敗したらしい。それで、浮動産は危険との烙印を押されてしまった。実際は、妨害があっての失敗なんだけど、「失敗した」部分だけが世間のイメージとして固まってしまい、それ以来浮動産イコール危険との認識が根付いてしまったらしい。
 でも、大量の魔力を使う浮動産は、そのコントロールにかかりきりになるため、本当にちょっとした妨害でダメになる、いわばデリケートな分野なんだね。
 魔法協会としては、そのデリケートな浮動産は危険を冒してまで研究するほどの必要性はないと考えているわけだ。
 だから実用化後に問題が発覚するよりは、今の段階では実用化しない方がいい。危なっかしいから
 ……花水木の言う「妨害」はこの辺のこと、なんだろうね。
 最初の実験で妨害したのは誰なんだろう。
 知っているとすれば、それは花水木しかいないだろうね、それは。
 どうしよう。
→《花水木に聞きに行く》
 とは言うものの。
 はあ。そう。先生も誰なのかはわかんないわけね。
 こればっかりはなあ。
 (……あれ。このルートだと、前回出て来た高槻さんが出て来ないですね。何か影響するのかな。)

 さて実践です。その前に先生から質問。この答えは、
→【春菜の封印の構造】
 春菜との再びの戦闘(?)は、呪符線スマキで負けー。
 で、図書館。
 気韻生動法って何だっけ、の言葉には、
→【気韻生動法】
 で、何読む。前回、こっち選ぶと2冊とも読んだので、こっちでいいはず。
→《気韻生動法の全て》
 気韻生動法についての肝心のページが破られているのって前回も謎のままだったな。
 まあいい。色々お勉強した所で、春菜に再戦。
 呪符線の魔方陣は、
→【封印解除魔法第一段階】
 で一応勝ち。
 帰り道。「楽勝」と言う冬星に
→《張り倒す》
 で魔法勝負をふっかけて、魔力反射の魔法を見る。
 この時、「系統が違う」云々の話になって、一瞬だけ水華が「何だっけ」言うんですけど、これ大事なんだろうか。気になるけど2度も流しちゃった(笑)。次回は「伝模移位」をチュートリアルモードで引っ掛けてみようかな…。

 8/31。まずは、
→【八月三十一日】(本の返却日)
→《返しに行く》
→《返す》
 今までなかった本があると悩んでる。はいはい。PrintScreen引っ張って来ました。こいつか。チュートリアルぅ。
→【法学の問題点シリーズ一巻】
 一巻は読んだ。次は二巻だが。
 ……水華、何を悩んでるんだ?
 悩んでるっぽいけど解決の糸口知らないや。うーんごめん。次ループ持ち越し。
 で、講義室で高槻さんたちに実験を止められる。
 あ、レポートを水華が読まなくても進む…これは、例の「法学の問題点シリーズ」で「世界に穴が開く」ことを知っている影響なのかな。
 それはともかく。
 先生逃亡。校庭で制御核が彼の手に。
→《行く》
 ANOSから飛び出した魔力の玉でえぐられた地面が空に浮く。
 校舎を半壊させて、ついでに春菜を乗せて、さらに移動する浮動産。
 そして、なおも手伝うと言い切る春菜を突き落とす先生、それを2人がかりで受け止める冬星と水華。
 で、どうする。今屋上に行けば間に合うかもよ。でも半壊している校舎の階段は使えない。
 ……どうやって上に行く。
 ひょっとして、これ? 確か、入学式の時に落ちて来た家とつながってたはず…だよね?
→【電柱】
 あ、既に接続は切れてたか(笑)。でも、その電柱をいわばはしご代わりにして、さらに校舎の壊れた雨樋を使って屋上に駆け上がった。そして、無事に浮動産の上に到着。
 少し遅れて気がついた校庭の高槻に、冬星は春菜の世話を頼むと、自分も同じように屋上へ。って、春菜より早いって…凄い、冬星、妙にカッコいいなこの辺(笑)。
 浮動産にはもう届かないけど、衛星のごとくくっついていた岩に飛び乗って、それを踏み台にまたジャンプ。こ、こいつのジャンプ力って何者だ…。

 そして対峙する3人。
 花水木は、世界が滅ぶかも知れなくても夢を諦めるつもりはない。
 嫌なら止めてみろと。制御核が壊せればいいと。
 かつて邪魔されて落ちたことがある以上、また邪魔することは出来るはずだと。
 どうやってよ。
 冬星が語り出す。新版の浮動産は、浮かせながら履行手続きをして行く…いわば現在は「仮登記」の段階。そのために制御核が必要になっている。
 まだ仮のうちに所有権を奪い取って、そして「不履行」にする。すなわち魔法を停止する。
 理論は正解。でも、書式すら公開されていない新版の魔法に対してそれが出来るのか? と先生。
 出来ると言い切る冬星。何故なら。
 自分がかつての浮動産落下事件の「犯人」だからだ、と。
 ま……まじですか……。
 でも花水木は笑い出す。
 本当にあの時に落とした人間なら、そんなゴタク並べる前に実行してるだろ、と。
 と、冬星〜(泣)。
 動揺させて制御核を奪う隙を作ろうとしていただけだったらしい。
 冬星、何とか今持てる知識で不履行に持って行こうと水華に耳打ちした上で呪文開始。長いらしいので、その間彼女に時間を稼いで欲しいと。
 というわけで先生に喧嘩ふっかける水華。片手で制御核を守りながらなので不利と思いきや、過去の教訓から邪魔されないようにと色々工夫をされていたらしく、ちょっとやそっとじゃどうにもなりません。
 それでも、冬星の呪文が終わるまでと思って暴れていた彼女に、先生、「初めて会った時のこと覚えてる?」
 呪文詠唱開始。あっと言う間に終了。そして、彼女はプール…ではなく空中に投げ出されてしまった(!)。
 呪文を中断して走る冬星。物凄い瞬発力で跳んだ彼は、水華の手を捕まえると衛星上の岩に着地。さっきまでの呪文の続きを変更して、岩の浮力を増加させて、再び浮動産に舞い戻って来た。
 ……お、お前も充分イカレてるよ、冬星……。すごすぎる……。
 そして水華に耳打ち。
 水華、みるみる顔を赤らめて、先生に対して「すけべっ!」と責め始めた。
 今度はどんな嘘ついた(笑)。動揺させようったって…。先生は同じ手にはかかりませんでした。
 ああもうどうすれば。
 …………ああーもう! ここまで来て! このチュートリアルモード行きそうな雰囲気は何だ!?
 わ、わーかーらーなーいー!!
 あーまだ何かが足りないのね…そうなのね…。はああ。
 今までと同じように魔力で攻撃をしようとした水華に向けて、浮動産を守るために念入りに仕掛けられた罠のうちの1つが発動する。すなわち、周りに衛星みたいにくっついて来た岩たちだ。
 彼らは衛星。そして、ここを守る衛兵。数十個が同時に水華たちの上に落下して来る----
 ……これは……これは異世界に飛ばされるより残酷な…気がする…先生、何というか…あのー…。


Loop.03

 …悪いが「萌えません」は嘘だぞ。女子ゲーマーの萌えを甘く見過ぎてますよ。少なくとも私はヤバイぐらい好きですな、冬星。
 んじゃ3度目行きます。
 まずは図書館で基礎知識。
→《図書館に行く》
→《魔力の世界》
→《言うことを聞く》
 高槻にスパイを依頼され承諾。
 んで講義で春菜と対決。
→【浮動産登記法の呪文】

 春菜に呼び出されて封印され、解除方法を探しに。
→《図書館に行く》
→《ANOS》
→《聞く》
 花水木来たので本借りて帰る。

 花水木先生のご自宅で話を聞いた後、「何か調べる方法なかったっけかな」で、
→【図書館】
 冬星に会って、
→【冬星が借りに来た本】
→《冬星を呼び止める》
 浮動産落下事件について知る。実験は他人に妨害されたものらしい。
 ここで「邪魔した相手」について花水木に聞きに行っても、あいつは何も答えてはくれない。
 分岐するとすればここだろうか。
→《帰る》
 高槻に会う。花水木の家の中で何かあったのか聞いて来る。
 先生は8/31にどうしても浮かせるつもりである話をする。
 その後、また水華悩んでる。
 ……浮動産実験の妨害? よく思っていない連中?
 (チュートリアルモードまさぐり中)
 …………うー(悩)。
 これか? 魔法協会は浮動産自体が実用化する前になくなった方がいいと思っている、という話のこと?
→【浮動産なんて危なっかしい】
 水華、浮動産を落としたのは魔法協会ではないかと疑っている。吐かせて見せる、と意気込んで魔力召還。高槻にぶつけようとするが…、敵が一枚上手でした。
 魔法協会はあの実験で浮動産を落としたりしていない、と言い残して彼はいなくなりました。
 何やらメモを落としたらしい。
 探していた答えは二巻にあるかも知れない、というメモだ(!)。
 …意味深。そうか、それで8/31の返却日のアレにつながるのか…。
 それから改めて花水木の元に行く水華。直球な聞き方するなあ。浮動産を落としたのは協会の人間じゃないかと聞いている。
 でも答えは「分からん」。まあ、そんなこと出来る能力・機会を考えたら協会しかないのは確かだけど、状況証拠しかないってね。そりゃそうだ。

 先生に問われた答えは、
→【春菜の封印の構造】
 で、図書館。
 気韻生動法って何だっけ。
→【気韻生動法】
→《気韻生動法の全て》
 肝心のページは破られている。
 それから、春菜に再挑戦。
 呪符線の魔方陣は、
→【封印解除魔法第一段階】
 で一応勝ち。
 帰り道、冬星を
→《張り倒す》
 で魔法勝負をふっかけて、魔力反射の魔法を見る。
 前回「何だっけ」言ってくれたここで試しにチュートリアル。
→【伝模移位法】
 この世界と魔力のある世界の壁に関わる体系らしい。その隙間を大きくしたり小さくしたりするらしい。
 彼の反射は、壁を一部具現化してはね返す類のものなんだそうで。
 浮動産登記法以上に未開拓で、呪文も難しく、2年勉強してもこれぐらいしか出来なかった、と冬星は言っている。
 …なんか、密かにやっぱり凄いんじゃないか、こいつ。

 いよいよ8/31。まずは、
→【八月三十一日】(本の返却日)
→《返しに行く》
→《返す》
→【法学の問題点シリーズ一巻】
 一巻の次は二巻だ。
 あああここで悩む彼女に与えるべき答えだったのか! 行くぜチュートリアル!
→【高槻が落としたメモ】
 来た。二巻に答えがあるかも知れない、と思い出した水華が二巻を手に取る。副題は。
 大量の魔力を使う時の問題点。
 ってそのものズバリじゃないすか(苦笑)。
 時間はない。でも、でもここはやっぱり、
→《読む》
 でしょう。
 壁を通り抜けて来た時、魔力は単なるMaだけど、こちらで酸化手続きを経てMaOになっている。ただ、MaとOの結合能力よりMaが戻ろうとする力の方が強いので、Maだけが素直にあちらの世界に帰って行く。それは、どんなに大量な魔力であっても原理は変わらない。
 例えて言えばコーヒー豆とお湯。お湯が液体である限り、濾過フィルター(=世界の壁)を通して、液体だけがあちらの世界に行くことが出来る。どんなに大量のコーヒー豆とお湯を入れた所で、決してフィルターに穴が空くようなことはない。お湯とコーヒー豆の結びつきはとても弱いものだから。
 ただまあ、コーヒー豆と水を一緒に固めて氷にでもしてしまえば、濾過フィルター(=世界の壁)に穴が空くこともあるかも知れないが、などと結んでいる。
 ……ふーん(にやり)。
 こちらに来たMaが酸化することで、壁=フィルターを通れないぐらい分子を大きくしてしまう、という話が…ありましたね。確かに。
 ほいチュートリアル。
→【第二版の浮動産の浮かせ方】
 そうだね。戻れないほど莫大な量の酸化させたままのMaが世界の壁を圧迫することになるのかも知れない。そうなれば、
 もいっちょチュートリアル。
→【穴が開く】
 …かも、知れないわけだな。
 花水木がまだこれを知らないかもと思っている水華、彼に知らせようと慌てて図書館を飛び出した。
 係員に呼び止められる。手に持っている本、借りるなら手続きを…と。
 返却カードのついているページを開いた係員が、破れたページを見つける。この本のものじゃないらしい。あなたの? と水華に振って来た。
 もしかして。「気韻生動法の全て」の…ああんもうチュートリアル。
→【破れてて、無い】
 気韻生動法の発動呪文が書かれたそのページだけを持って先生の所へ急ぐ水華。係員さんごめんね。今はちょっと。

 講義室。高槻さんたちに実験を止められる。
 レポートは読まなくても続くね。窓から逃亡した先生に続いて水華も。
→《行く》
 そして浮き始めた地面。春菜が落ちて来る。かろうじて受け止める。
 上に行くための手段は、
→【電柱】
 電柱を足がかりに上に登る2人。

 さて。冬星が呪文詠唱している間に先生に突進する水華。
 初めて会った時のごとくすっ飛ばされた彼女を、途中で呪文を変えて冬星が救い出したその後でー。
 ここだ。何を悩んでいる水華。
 今までなかったもので今回増えているものと言えば、
→【気韻生動法封入用呪文】
 …進んだ。でも気韻生動法は「入れ物」が必要って話はあったね、確かに。器に出来るものは、…魔力吸収体のみ。ふむ。
→【ANOSの特性】
 先生がそれを利用して、水華に魔力を集めさせていたわけだからね。
 冬星、気韻生動法封入用呪文を詠唱し始めた。ってあーた出来るんですか、気韻生動法…。何処まで底知れない男だ、冬星…。
 んで、気韻生動法封入ANOSの出来上がり。
 一度しか使えないコレをしかるべき所で使うのみ、か。
 多分これでラストだ。やっておこう。
→【気韻生動法封入ANOS】
 いつ、どうやって発動するだろう、水華。
 再び突進。そして、浮動産を守るために巡らされた岩たちの「攻撃」が始まる。
 えええー! ANOS、岩に対抗するために使っちゃうの!? それでいいの!?
 でも迷ってる暇はないので、降って来る岩を次々に粉砕して行く水華。冬星はその倍ぐらいの数と戦ってるけど。
 とりあえず砕き終わった水華が花水木と向き合う。
 と思ったら、その下に魔方陣…(さ、さすが…)。
 残っていた小さな岩が彼女目掛けて飛んで来たが、間一髪で横から突っ込んで来た冬星が水華を突き飛ばす。岩は冬星に命中。水華は無傷。
 ああこれって…あれだね。「魔方陣の罠は誰かが入れ替わりに入って押し出されないと抜け出せない」ってやつ。
 自ら罠に飛び込んだか。冬星。
 口から血が出てます。今度は嘘でも演技でもない。
 水華、マジで怒った。
 今まで以上に大きな魔力を召還すると、それを直接手で持って花水木の体に叩きつけている。でも、1度だけはまともに食らったものの、次かは花水木も対抗手段に出る。
 何度も魔力の玉を弾き飛ばされ、それでも向かい続けている水華。
 冷静さを欠いている今の水華の動きは読めてしまうそうです。
 …はあ…(涙)。
 水華…「何か手立ては!」って何? もう1つ何かチュートリアルモード必要なのか?
 水華、自分の持てる力を全部引き出そうと、両手で抱えなきゃならないぐらいの巨大な魔力を召還した。
 投げつける。
 でも魔力召還に力を取られた彼女のその玉に勢いはなかった。
 もうすぐ浮動産は完成する。そうなれば世界に穴が開くかも知れないと先生が飄々と言った、その直後に、
 水華の悲鳴……。

 ……うーん……(悩)。
 何か手立ては、ねえ……。


Loop.04

 最終決戦で何かが足りないだけのような…。
 何か手立ては? と呟く水華に与えてあげられるものは何。
 ………。
 あっ。覚えておいた方がいい、と言われた割に使ってなかったモノが1つ。
→【魔力反射の魔法】
 …ってやっといて何なんですけど、向こうが反撃して来るわけではないのに、何か反射出来るものってあったのかな?
「あたしは一体何を考えているの? こんな時にそれが一体何の…」
 は、はい、私もそう思います、水華さん。
 で、あの、何か解決策見つけられそう?
 水華、何かに気付いたようににやりとしている。
 同じように最大出力のどでかい魔力を召還する。
 投げつける。
 また同じ手を、と笑う先生はするりと避けるのですが、何故かその魔力はUターンして戻って……
 と、冬星が後ろにいたーっ!!
 そういうことだったのか!!
 反射した魔法の玉をもろに食らった先生。
 これで最後かと思いきや、「まだだ」という冬星の一言。
 あはは…。せ、先生、無事でした(笑)。
 あの魔方陣でやられてしまったはずでは、と疑問を口にする先生と水華の前で「やられたフリをしただけ」と冬星。
 制御核のすぐ近くで不履行にするための呪文を詠唱する時間が欲しかったと。
 まだ書式すら公開されていない新版の浮動産にそれは無理だと先生は言う。
 でも出来ると言い切る冬星。
 過去の浮動産実験を失敗に追い込んだのはおれだから、と冬星…。最初にそれを言って、嘘だと思わせておいて、冬星から興味を逸らすのが目的だったと。
 ものすごーくめんどくさくて時間はかかったけど、やられたフリで地面に寝ている間に詠唱終了、あとは履行するだけ、と言って、あっさりと履行手続きをする。
 先生の手の中の制御核の色が変わりました。浮動産がぐらぐら揺れています。
 浮動産の所有権はここから冬星の手に渡ったそうです。
 新しい制御核は「落下」の命令のみがインプットされているそうです。
 怒りの先生は冬星に突進して行きますが、彼は動けません。
 制御核の制御に手一杯なのかも知れないと直感した水華は、体当たりで先生の動きを止めました。
 先生の手の中から制御核が落ちた。
 ガラス玉みたいに砕け散る。
 沈み始めた浮動産に胸を撫で下ろしたのも束の間、先生はまた何やら呪文を呟き、と同時に浮いていた地面がバラバラに砕け始めました。
 再びの呪文の声。冬星が重力制御で落下スピードを落とした岩が2つ。1つは水華を抱えた冬星、1つは先生。
 先生はもう何も抵抗する気力はなさそうです…。
 水華は、冬星の腕の中にいながら、彼の傷に気付きました。「やられたフリ」なんかじゃなくて目一杯やられてたらしいです(泣)。防御の魔法なんか使ったら花水木にはバレてしまうからと。ずっと耐えていたそうで…。
 しかも、例の「抹消請求」も実はハッタリだと言い出した(!)。
 嘘の抹消要求だが、それをすると予告登記機能というのが働いて、一時的に上昇が止まって振動したりする程度なんだそうです。
 花水木は、誰にも伝えていない新版は抹消請求なんかで落とされるはずがないと信じていたようだったから、意外と知られていないというこの予告登記機能のことなんか調べないんじゃないかという賭けに出たらしい…。
 つまり、ホントに浮動産の権利を移したわけではなくて、ただ制御核の色を変え、地面をちょっと揺らして上昇を止めただけなんだと冬星は言う。
 冬星は、水華が花水木の制御核を物理的に破壊してくれるかどうか、その隙を作れるかどうかだけを意図していたらしい…。
 ようやく納得が行ったらしい水華。
 …しかしまあなんだ。
 テキストはそういうことなんだけど、そのバックでだな。
 岩の上にぶっ倒れていた花水木先生が起き上がってこっち睨んでるのよ(……)。
 う、うまい……てゆーか怖い……。
 話聞かれてるぞ冬星。大怪我して余裕ないのバレてるぞ冬星。
 おーい後ろで呪文詠唱してる人がいまーす(泣)。
 花水木は理由を教えろと言っている。何故浮動産を「止めた」のか。
 冬星は、自分に余裕がないのを理解しているせいか、素直に言葉に出した。
 自分と先生が同じ人種だからと。
 先生は自分の夢を諦められない人間で、だからこそあえて「障害」を自分の手で育てるようなことをした。
 成功すれば世界が大変なことになるのは判ってる。それでも諦め切れずにいたから、「妨害」を無意識のうちに用意しているのだと。そうすれば、ダメになるかも知れないことを言い訳にして、世界が滅ぶかも知れない可能性に挑戦し続けることが出来るから。
 冬星は自分が「同じだ」という。彼にもまた、自分では止められない「夢」があるらしい。彼が用意した「障害」は花水木。先生を止めることで自分の夢を先延ばしにして来たのだと。
 (…冬星のやることもまた、世界を滅ぼしかねないようなことなんでしょうね。そう言えば伝模移位法って、世界の壁そのものに関する魔法で…浮動産以上に未開拓だという話…どころじゃないか、壁そのもの、なんだから、浮動産以上に壁を壊す可能性の大きいものなんじゃ?…ああなんか納得…すると同時にちょっと怖い…)
 先生は、自分の夢を砕いた人間が自分の同類だったことが何だか嬉しいらしい。
 そして、最期の願いとして、自分のを支えている足元の岩の重力制御を解除して欲しいと。
 「夢」のためには、自分の行く末なんかどうでもよかった。どうせ何かの形でしめしをつけなきゃならないから、と。
 水華は「そんなことやめろ」と止めるけど…冬星はそれに頷く。手の中で光っていた2つの制御核のうち1つが消えた。
 落ちて行く先生。でも、その下にはプールがあった。
 気付かれないように横にずらしておいたらしい。
 そして「もうこっちもだめになる」と冬星。
 でも2人の岩の下にはプールがない。
 冬星は気を失ってしまいました。2人もまた落下して行きます。
 水華はかろうじて、投げ出された制御核を手にして、冬星を抱えて岩に再びしがみつきました。
 もう意識が朦朧としている冬星は、何か呟いてます。
 成功してしまった、と。
「今度は止められるとは思わなかったのに」
 ってちょっと、冬星…あんた何気なく凄いこと言ってんですけど。
 やっぱり前回の実験で浮動産落としたの…お前なんじゃ? だから「今度は」止められるとは思わなかった、って…。
 既に水華の声が聞こえていない冬星の呟きは続く。
 自分の夢を妨げるものと決めていたものがなくなってしまった。
 自分は行動に移してしまうかも知れない(夢を、だろうな)。
 もし自分が行動を起こしたら、水華がそれを止めて欲しい。そうすれば、自分は諦められるような気がするから。

 …水華。お前気付いてるか? 結構すげぇこと言われてるぞ…。
 敵対宣言であり、絶対信頼宣言でもある…。


最後に。

 冬星萌え。
 ごめんなさい、自転車創業の皆様。「萌えません」理念に背いてしまいました。

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