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あの素晴らしい  をもう一度(PC) プレイメモ

※ネタバレ全開でお送りしています。
 自力で解きたい方は回れ右プリーズ。


Loop.01

 そんなわけで最初のループ。
 オープニングの歌詞が既に色々と意味あり気。
 主人公が泣いてると風景の輪郭がちゃんと歪んだりするのが何だか細かい。
 記憶喪失で目覚めたライにおたおたするリトちゃんが、静止画の立ち絵で色々動き回るんですが、この辺の処理の仕方が何かうまい。立ち絵の種類ごっつい多いし、それがめまぐるしく出て来る。動画じゃないのに「動き」をすごくリアルに感じさせてくれます。リト、可愛い。
 とにかく記憶がないんだと説明して、城塞都市スダート到着。詳しい話は宿に入って落ち着いてからね。うん。
 どうもリトってライのこと好き?
 宿に入って、そこの女主人に医者を紹介して貰った。後で診て貰いに行こうと。ふむ。
 で、まずは話を。
 確実に覚えていること、は何かと聞かれる。えーと。とりあえず、
→今日の記憶
 ふざけないでとたしなめられちゃいました。わは。
 世界についてはどうか、と聞かれる。天界・地上・異界の三層があるとかそういうことはどうやら覚えているっぽい。
 剣と魔法の世界なのね、ここ。服装とかからして、ちょっと近未来系の世界と思っていたんだけど。
 …世界のことは判るのね。正確に言うと「歴史の教科書」的なことなら判る。でも自分とかリトとか人間関係のことは判らない。うーむ。
 で、リトから自分が何者かを教えてもらう。
 曰く、伝説の勇者様(いきなりです)。証拠は防具なんかについている紋章、らしい。ふむ確かに(紋章のことは「歴史の教科書」的事実として知っているらしい)。
 自覚ゼロ。
 しかしだ。勇者ってぇのは世界の危機に出て来るものでございましょ?
 時と世界の構成を司る天使・リビリュートが、異界に堕ちて堕天使になって地上にご来店しているそうです。
 おいおい。
 歴史の教科書的知識では、また一番厄介なのがグレちゃったらしい。時間と記憶を作り出した張本人なり。ついでに世界構成した人なり。
 でも、そのせいで逆に、この記憶障害って堕天使の呪いで説明がつくことになっちゃったのよね…。
 リビリュートと戦ってふっ飛ばされた時、どうもライはリトを庇ったっぽい。だから、リトの過去の記憶は無事で、ライだけが。
 大体の事実関係が判ったところで、医者行こう。
 医師のヴェルとリト、どうやらお知り合いみたい。ライのことも知っている模様。でもまくし立てられても判りませんてば。
 リトの説明で理解してくれたみたい。
 でとりあえず診るだけ診てくれませんか、ということになって、何故かリトに外させた。服を脱ぐというのが名目だったんだけど、本心は違う。
 本当は記憶あるんじゃないの? と聞きたかったらしい。
 ないって。というか…記憶ある時の勇者様って嘘つきだったですか?
 ヴェル、何か気になること言う。でも抽象的過ぎてさっぱり判らんよ、今のおいらにゃ。
 あと、リトの記憶は? と聞いて来たので、大丈夫そう、と答えておく。
 とりあえず今日はそんなとこね。宿に戻る。
 リトは、「本当はライ様って呼ばないといけないのに」と謝って来た。うーん。立場とか地位とかよく知らんし。別に気にしないでー。

 朝、部屋に行ってみると、リトは昨日目覚めた時と全く同じことを始める。堕天使との戦い直後まで記憶が戻ってしまっているわけで。
 とりあえずヴェルの所に引っ張って行く。診断は前向性健忘症。またの名を繰り返し病。
 リト本人にその話を聞かれてしまい、彼女は泣きまくり。そのうち泣き疲れて眠ってしまった。
 治療法はないわけだが…もしそれが堕天使の仕業なら、リビリュート倒して額の水晶の力を使えばひょっとしたら…。
 ライは、彼女を救うためにここで初めて「勇者」になる。絶対に倒してやる、彼女を救うんだ、と決意。初めて自分に過去をくれた人の未来を取り戻すのだ。
 双月の剣、という、特別な加護がかけられた剣をかつてのライは持っていたらしい。でも今はないっす。ヴェル、手ぶらじゃ困るだろうと長剣と短剣を1本ずつくれた。
 仲間、いたんだよね、他にも。ミレイユ姫とフスルト。2人を探せるかしらん。
 目が覚めたリトが話に加わる。堕天使に飛ばされた時の位置関係を考えると、堕天使からの力が放射状にまっすぐ出ていれば、残り2人の落下地点は予測出来ないこともないと。
 戦いラストにかけた封印が効いているうちに仲間を探して行こうと。どっち優先?
 ミレイユ姫は封印の力が使える王家の人間だからそっちでしょ、と。どうやらフスルトって盗賊みたいな立場の人だったらしい。何でそんなヤツがついて来てたのか判らないとヴェルは言う。
 うーん。そう言うなら、じゃあ、
→ミレイユ姫から
 ヴェルは付いて来たそうだったけど、足に怪我しててダメみたいですね。
 なんかリト、ぎこちない? 俺と姫って何かあるですか?

 うーん。道中、黙られてる。気まずい。えーと。
→お姫様について聞く
 婚約してたそうだよ。でも、何故かその婚礼前に命を賭してこの討伐に参加してくれたそうで。剛毅なお姫様なのねえ。
 結局1日じゃ着けなかった。焚き火して野宿。
 リト、「もし私が嘘をついてたらどうするの」と聞いて来た。うーん。
 ライは答えておく。そうなら、勇者ってのも嘘、堕天使討伐も嘘。ただのリトとの気ままな旅路ってことになる。それはそれで楽しいんじゃないの?
 リトは「私のこと忘れないで」と。
 ちょっとせつないね。

 朝。始まるかな。
 始まったわ。ここは何処ー! 堕天使どうなったのー! やっぱり朝にリセットなのね…。
 …また最初からになるとその方がややこしい、か?
→記憶のことは伏せる
 初めからここに落下して、ここでリトが目覚めるのを待っていたことにする。
 ミレイユ姫が飛ばされた位置についてのリトの予測を、自分が予測したように話して、封印が効いているうちに再度堕天使を…という理由で細部を端折って急がせる。
 どうやら疑われてない。ほっ。

 ミレイユ姫がいると思われるウェイスの町に着いた。堕天使討伐の勇者様は疑われませんな。あっさり姫を見つけられました。
 怪我してますね。これは戦いに連れて行くのは無理か。姫、封印が効いている間なら、とどめを刺せるはずと話してくれる。ふむ。
 で、飛ばされる直前に姫のそばにあったと思われる双月の剣のことを聞くと、大切なもの故に抱えていたような気がする…と胸元を見せてくれる。縦に一直線の傷。ふむ。間違いなさそう。
 姫の第一発見者の看護婦に聞く。ちょっとびくっとしてるって何よ。怪しい。
 でも、話を聞くと、最初は確かに隣で見かけたけど、人命救助優先でわたわたしているうちに失くなっていたとか。ううむ泥棒か。
 剣を探すより、封印の効力がある間なら他の剣でもとどめ刺せる可能性がある以上、急いだ方が…と言われて納得。行くか。
 直前、2人きりになりたいと姫が。はい?
 うげっ。キスされた…。な、何ぃっ!! 姫の婚約者ってひょっとして俺ぇぇぇ!? 父親が勝手に決めたとか何とか…あわあわあわあわ。
 「すみません…」だけ言ってごまかし続けるライ。
 「リトには言ってないの?」とか「リトには気をつけて」なんて気になる言葉を…。な、何よぅ〜!

 途中で泉見つけたり。木のそばでミレイユ姫見つけたって話だし、剣、この辺? とか思うんだけど、ないよねえ。泉に落ちてたらますます拾えないよねえ。
 もうすぐ堕天使のいる場所。体力温存のために野宿その2。
 そして翌朝。例によって「ここ何処! 私たちどうなったの!」攻撃のリトに向かって…あ、選択肢1個しかないし。
→全てのことを伝える
 泣かれたけど納得はしてくれた。今ここに2人でいる限りそれは絶望ではない、と。
 過去がないライ。未来のないリト。欠けているものを補い合う…ね。
 んじゃ行くぞリビリュート。
 戦いました。少ない魔力を限界まで使いまくったリトの助けもあって、何とか頭の水晶を抉り出せた。
 リビリュートの本体はがらがら崩れた。
 水晶使わないと。その力がまだ生きてるうちに。
 と思って触ったら取り込まれちゃった。
 え。水晶の中にある他人の意識。…既にこの水晶は使われている??
 先客が願ったのは…彼女を治すことと、この世界そのもの、だという。
 この世界そのもの、の中には、彼女の前向性健忘症も含まれているらしい。
 は? 彼女をこうすることを願って、治すことを願ったの? どういうこと??
 でも目的は達成出来なかったって? だからやり直せって?
 …そして。リビリュートはまだ、倒されているわけではない、と?
 そして。
 水晶の外では、蘇生したリビリュートに潰されるリトの姿。
 はうー(涙)。


Loop.02

 目が覚めます。記憶はありませんが、何故か水晶のカケラを持ってます。よくは知らないけど、大切だということは判る…らしい。
 砂漠から宿へ。
 記憶を確認しよう。覚えていることは。別の選択肢を選んでみるべきでしょうね。
→記憶喪失の話
 これもまた大した手がかりにはならん。この選択肢は重要ではなさそうだ。

 で、翌日、リトの記憶障害が発覚してからヴェルの所へ。
 剣を貰う時に水晶のかけらのことを教えてもらった。物語の中では、時を自由に渡れる天使の石、なんですね(選択肢の分岐点を自由に行き来出来るんです、このゲーム)。
 ヴェル、天使の石も詳しいんですね。話によると、世界の全てを知りたいと一時は思っていたそうですが、自分よりも詳しい人が現れて、でもその人でも世界の全貌には遠かった…というのを聞いて諦めたという経緯があったらしい。
 リトの治し方、そいつなら知らないかな、と聞いてみたら、今聞いてもまともな答えは返って来ないだろう、と…(ってひょっとして…ライなのか…?)
 さーて。まずは仲間集めね。どっち優先で行くか。
 …情報を集めよう。
→フスルトから
 何よう。姫様から行けって? どうしても??
→ちょっと待ってくれ
 うわーんまだ怒ってる。情報欲しいんだってば。
→でも行きたいんだ。理由は聞かないでくれ
 ダメか。どうしてもダメか。強制なのか? はあ…判りましたよ姫に会えばいいんでしょ?
 道中無言のリトに、今回は話を聞かないでおこう。
→ただリトの顔を見ていることしか出来なかった

 朝。今回は…
→全てのことを伝える
 してみよう。
 話が一晩繰り上がっただけ、みたいだな。
 あ、違うや。ウェイスの町で姫に会った時、姫に全部話しちゃうのか。で、姫の記憶は無事ですか? と。
 何とか無事…みたいです。
 だけど、剣は…持っていたはずだけど、気づいたらなかった、としか言ってくれない。抱いてたんじゃ? 胸の傷も見せてくれないし。胸の傷が剣のせいだってことは…忘れてる??
 看護婦に聞いてみる。今度は、木に引っかかっていたと証言。ああ、あの泉の近くの木か…。盗まれてなきゃまだ残ってるかもね。
 出発直前に2人きりになってキスされるのは一緒。でも、何も言えないライの態度は納得している様子。仕方ないやね…。
 さて町を出よう…とした時に。
 引っかかる。何故か、町の中にあるような気がするらしい(正確には「木のそばにはない」ことを覚えているせいなんだろうけど)。
→戻ろう
 町に。
 ああそうか胸の傷の方か! 胸に縦型の傷…抱えていた状態から誰かに引き抜かれたんじゃないの?
 だとするとそんなこと出来るのは
→看護婦
 第一発見者。
 白状しました。弟の病気の治療費の足しにしたくて古道具屋に売ったそうです。
 ミレイユ姫の出資で取り戻しました。わーい。双月の剣つきで堕天使に向かえますな。

 その夜、リトが教えてくれた。フスルトをパーティに入れたのはライらしい。どうしてなんだろう、と。その時、何故かライの口をついて出た言葉は「弱点」。
 弱点って…リビリュートの? フスルトは「水晶」以外の奴の弱点を知ってるのか?
 …やっぱフスルトにも会うべきなんじゃ?? ああだとしたら剣が入手出来ないか…。
 うーん。
 で翌朝の儀式の時には、
→全てのことを伝える
 そしてリビリュートへの2度目の玉砕。
 双月の剣だけあってもダメなんじゃん!! そういうことかよぉっ!!
 ああー剣に固執するんじゃなかった…。弱点。弱点。弱点。何よぅ、弱点ー!!
 フスルトに会ーわーせーろー!!


Loop.03

 ヴェルとライの間に何があったのか凄く気になるなあ。記憶が本当にないと判るまでの彼の態度って明らかにライを憎んでるし…うーん。
 まあそんなことよりこのループは、
→いや、フスルトのいる方から行こう
 やった、行ける。というか「弱点」という単語はやっぱり覚えていたのね。フスルトは危険人物だと言いながらも、ライの強固な意志を理解してくれたのか、リトは「ライを信じる」と承知してくれた。
 ヴェルはついて来ない。でも、その理由をライは訊こうとはしなかった。これもまた、何となく、訊くべきではないような気がするから…らしい。
 …うーん。やっぱヴェルの足の傷って…ライのせいなんだろうな…これは。まだ確証はないけど。

 道中。次のためにも情報は欲しいし。
→フスルトについて聞く
 フスルトを連れて行こうとしたのはライだけで他のメンバーは反対していた。彼が堕天使の弱点を知っていることには違いない。でも、弱点だけを聞いて、連れて行かない選択肢もあったのに、わざわざ連れて行ったということは、フスルトがいなければその弱点は突けなかったのか…あるいは、フスルトが言葉にして伝えてはくれていなかったか、どっちかだろうな。
 しかし、盗賊が何でわざわざ命賭けるような真似をしたのかねえ。堕天使討伐より、のんびり盗んで(?)いる方が命の保障はあったでしょうに。金が欲しいなら「弱点」の情報を高値で売り飛ばすという手もあったと思うんだけど…資金源(ミレイユ姫)はいるんだし、売ると言われれば買ったと思うんだけどね??

 野営中。ヴェルにも言われたけど、以前の俺と今の俺って変わったの?
 リト曰く、優しくなった…笑ってくれるようになった。だから、今のライの方がいい、なのだそうだ。
 …やっぱ、昔の俺って悪人?

 さて、翌朝。忘れている彼女に対して…
→病気のことは伏せる
 最初はこっちの選択を。
 無事に騙し通すための説明は01と同じ。
 道中、フスルトに会うって…「あのこと」はいいの? とリトが。何のことだかライには判らないわけだが、弱点を聞き出さないとならないから、「あのこと(が何なのかは知らんけど)」はとりあえず横に置いとくんだという感じでごまかす。
 不安なら私が1人で会いに行こうか? とリトが聞いて来た。何だか知らないけどそんなことさせられないでしょ。ヴェルもフスルトのことすっごく警戒していたし…。

 遺跡に着きました。
 天使と悪魔が交互に彫られたレリーフって珍しいですね。何かの宗教的建造物なら、崇める対象物を彫ることはあっても、両方混ざってるのはなかなかないらしい。
 で、リトが、『全てを内包する建物』があるらしいことを話してくれる。まあいわば博物館みたいなものね。でもやっぱり何かの信仰心から建てられたものらしいけど。
 それと、その話をしてくれたのはフスルトらしい。
 さて、とにかく調べよう。入り口が何処かも判りませんですよ。
 …とはいえ、彼女を1人にするのは嫌だな。
→一緒に回って調べよう
 何もねぇよぅ。
 ただ、何やらスイッチらしいものを発見する。
 押すとどうなる。罠か? 罠なのか? 押したそうにうずうずしているリト(笑)。でも何あるかわかんないんだから止せ、と止めるライ。
 その時、日食が。おお。皆既日食だ。真っ暗だなあ……
 っておい! 押すなっちゅーのにこの子は(笑)。太陽見上げてる隙に押されちゃったよ(笑)。か…可愛いけど、でも怖い(笑)。
 幸い何も起こらなかったようなので、勝手に押すのはやめれ、とリトをきつーく叱っておいて探索再開。
 血の跡発見。ベルトのバックル発見。フスルトのだ。でその近くに…スイッチ発見。
 また押したそうなリト…(笑)。やめれ言っておいてから今度はライが…っておーい。横からフェイントかますなー(笑)。またリトが押したよ…。でも何も起きない。うー。
 だめだ。お手上げ。そうか、ここは二手に分かれた方が良かったのか…。

 野営しながら空を見る。日食の後って普通は三日月だけど満月だね。
 双の月…だとさ。ある決まった時期にだけ、この世界にはもう1つの月が出現して、それはもう片方とは反対側の空に出る。だから、日食の後でも満月に見える。
 これは、歴史の教科書的事実だから思い出せたんだろうね…。
 世界の危機が訪れた時にその2つめの月は現れるらしい。勇者選定のため、ね。
 勇者候補は2人選出されるのだそうだ。そしてどちらかが選ばれる。落とされた方は、リトの話では迫害を受けることもあって大変みたい。故郷や出身国の名誉を背負ってしまっているから、その期待の反動で。
 じゃあ、ライに落とされた候補はきっとライを恨んでるんだろうな。

 翌朝。どうしよう。…今回は伝えないで進んでみようか?
→病気のことは伏せる
 基本事項は前日と同じ。残る2人を探している余裕もない、ということにする。遺跡を調べてみたけど判らなかった、ということにする。
 崖がありましたね。吊り橋もあった。ちょっと細くて壊れそうで怖いけど、リトはこういうの平気らしい。とっとと渡ろう。
 そして建物。場所的にはフスルト落下地点の範囲内だし。いるかもね。行ってみる?
 集落かな。子供たちが遊んでいる。服装が物珍しいのか、リトに寄って来て一緒に遊んでる。
 昨日の遺跡と一緒で、壁が赤い。これだけの赤い石を大量に、建物が作れるぐらいあえて集めているということは、あの遺跡の宗教的な雰囲気からして…、あれはここの集落の人たちの信仰心の対象として作られたんじゃないか、という結論をライは出した模様。
 ここの住人らしい女性がいる。盗賊の格好をした男を見かけなかったかと訊いてみるが答えはNo。それと、あの遺跡が何なのか訊いてみたら、答えは…。
 「本殿」と呼ばれている建物に連れて来られました。いっぱい人がいます。
 ああー。遺跡ってやっぱ触れちゃいけないものでしたか? どうしてあれに興味が? と質問されました。その答え次第ではもてなしの仕方を変えねばならないそうで…あわわわわ。
 リトが咄嗟に「この像に興味が」とか、祀られている像を指さした。
 それなら盟約の儀式に参加しろ、と血のような赤い液体を持って来られました。
 うわぁん。何飲まされるですかー!!
 とりあえず仕方ないから飲む。そうしたら、信用してくれた模様です。ああ。
 遺跡について詳しく聞けました。『全てを内包する建物』そのものだったらしいです。彼らの神に知識を捧げるための場所。やっぱり聖地。
 仲間を探すために入りたいと言うけど、禁忌の場所だからダメ、と言われる。まあそれはそうだろうけど。
 引き下がるわけにも行かず尚も食い下がると、どうしてそんなにも…と訊かれたので、最終目的を話した。リビリュートを…。
 リトが「だめ!」と一喝。なんで?
 え。えー!! 彼らの言う「神」ってリビリュートー!?
 今は堕天使なのに! と言っても聞いちゃいねー。うわー武器出て来たよ…きゃー。
 どうもリトは女の子だからなのか、その場から引き離されて、ライだけが囲まれています。それは安心材料ではあるが…あるがしかし…。
 え。視界が歪んでる。力が入らない…。
 倒れちゃった所で、心臓を取り出して浄化してやるとか言われてます。うわわわ。毒ですか!? もしかしてあの血みたいなヤツに何か…。
 と思ったら光。そして、次の瞬間見えたのは、体の一部を切断された人たち。そして、リト。
 悪魔の魔法だ! と騒然となる建物の中、リトは遺跡に入る方法を教えなければ皆殺しにしてやる、と冷静に。
 こ、こわ。
 教えてくれました。スイッチを2つ同時に押すのだそうで。
 んじゃ、行きますか、遺跡。さすがに誰も反抗する人がいなくなりました。
 でも、崖来てみたら、橋落とされてるよー(茫然)。
 ダメだ。橋を修復している時間はない。迂回してでもいいからリビリュートに近づこう。

 野営。リトが泣いている。
 天界からの加護を受けているミレイユ姫のような人たちとは違って、異界から魔力を借りるタイプのリトのような魔法使いは制御が効かないと。もちろん、それが堕天使に向けられるならいいんだけど、人間に向けてしまった。こんな自分はもう勇者様とは釣り合わないと泣いている。笑いながら。

 ああー。これは、これだけは、翌朝にリセットされることが嬉しいですね…。
→全てのことを伝える
 でも結局は同じだよね。だって剣もない。弱点も判らないまま。
 唯一の希望は…。
 遺跡、だな。


Loop.04

 初めてANOSシステム使用。物語全部すっ飛ばして、ここへ。
→いや、フスルトのいる方から行こう
 今回は道中は何も聞かないでおく。
→ただリトの顔を見ていることしか出来なかった
 野営の準備をしながら、何故か今までも同じようなことがあった気がする…と思っている。うーん。何故でしょうねえ(にやり)。
 そして翌朝。…今回は伝えてみよう、か。
→全てのことを伝える
 うまく説得出来たことが自分でも不思議らしい。ヴェルに心構えをするよう言われてたせいかな、などと思っている。
 …ゲーム中のライも段々そういうこと自覚してくようになるのね。不思議。
 フスルトについてはやっぱり何か引っかかっているっぽいけど、教えてくれるわけはなし。

 さて、遺跡。
→二手に別れて調べよう
 今考えてみれば、あの日食は…二手に分かれた2人にタイミングを取らせる意味もあったんだろうな。よく出来てる(にや)。
 ある地点に差し掛かると、何だか頭がざわざわと。
 …そういや、スイッチ見つけたのもリトだったんだよね。ライ1人では探せなかった。つまりここは、
→自分のカンを信じて、辺りを注意深く
 見つけた。スイッチ。どうする、今押す? うーんまだ日食始まってないし…もう少し待った方がいいの?
→待ってみる
 日食来たー!!!
→今スイッチを押してみる
 何も起きねぇよ!!
 ああんもう。リト探そう。
 血のついた壁、バックル、そしてもう1つのスイッチ。ここが入り口だろうとは思うけど(血の跡が途切れてるから)、でもいない。
 もう1つのスイッチは。押されてるな。やっぱり押したか。
 リトを探し回る。でもいない。
 …やべ。やべぇよ。でもいないようわぁん。
 と思ったらいた。ひ、1人で中に入っちゃったの? フスルトと会わせたくなかった、とリト。何でだよう。
 夜に落ち着いたら話す、と。そう。

 で、野営。
 扉が開いた時、すぐに閉まりそうだったので、ライに知らせずに1人で潜り込んだらしい。フスルトは大怪我をしていた。中には、治癒力もある石があって、その上に座っていると少しずつだけど傷が治って行くらしい。だから、連れては出て来られなかった、と。
 フスルトが言った、完全に堕天使を倒す方法は、
1. 双月の剣を額の水晶の隙間に刺す
2. その後、巫女の加護をかけたあるものをある場所に刺す
 らしい。
 その2番目の「あるもの」「ある場所」は、…ライじゃないと知らないらしい…。
 うわーん。そんなあ。

 翌朝。今回は教えましょうコース。
→全てのことを伝える
 崖と吊り橋。渡った所で、また「過去の自分」のカンが動く。
 ここはまずい…ような気がする(その通り)。
 無理にリトを引き戻して、最後の野営。
 そして。

 あーとえーと…どうすりゃいいんだろ。
 左右逆に回って、遺跡の中には自分が入るようにするとか…なの?
 わ、わからんよぅ…。


Loop.05

→いや、フスルトのいる方から行こう
→フスルトについて聞く
→病気のことは伏せる
→二手に別れて調べよう
 やった。方向変わってる。リトは分かれることに凄く不安そうだったけど…何なんだろう。
→自分のカンを信じて、辺りを注意深く
 っつーか、その前に血痕とか気づきませんか勇者様(笑)。
 ああそうか、壁も赤いから注意深くしないと気づかないのね。
 …えーと。日食はまだだけど、「押す」と「やめる」という選択肢ってどういうこと。「待つ」というのはなし? ええ?
 …多分、今押しても無駄…なんだよね。
→やめておこう
 日食来たー!!!
 気づいてお願い。気づけ。
 来た!
→スイッチを押してみることにした
 あうっ。何を慎重になっているのだ勇者様…結局、閉まるまでの間に入らなかったよ…入れよー!!

 翌朝は
→病気のことは伏せる
 ああ。結局以降の流れは変わらない…よね。
 …会えない? どうしても? どうしてもフスルトに会えないの?…
 いやちょっと待って。
 弱点の2点目を知っているのは、ライ、なんだよね…。
 「その後、巫女の加護をかけたあるものをある場所に刺す」の「あるもの」「ある場所」。
 どっちにしても1本目は双月の剣じゃないとダメってことは判ってる。
 ………。
 もう1度、ミレイユ姫に会ってみるべきなの? 巫女って多分、彼女…だよね。
 いや、やっぱりフスルトにライが直接会うべきなのか…。
 うーーーーん。


Loop.06

 結局、気になるのでフスルトルートを再び。
→いや、フスルトのいる方から行こう
→リトの顔を見ていることしか出来ない
→全ての事を伝える
→二手に別れて調べよう
 げっ、逆ルート! そうか。「病気の事を伏せる」にしないとこっちに来ちゃうのか。
 そんな所にフラグあるとは…。
 ああ。ANOS発動〜。悪いけど戻る。

→いや、フスルトのいる方から行こう
→リトの顔を見ていることしか出来ない
→病気のことは伏せる
→二手に別れて調べよう
 よし。ライが扉つきのスイッチの方、リトが扉のないスイッチの方を回ることに。
→自分のカンを信じて、辺りを注意深く
→やめておこう
 日食。
→スイッチを押してみることにした
 迂闊に入ってもという慎重論の裏からの記憶の声。今しかない。
 行けっ!
→中に入る
 やっと会えた…フスルト。
 何故こっちの怪我を心配する? そっちの方が大怪我なんだけど。
 石の上からは動けないと言う彼に「どうして」と訊く。ライなら知ってるだろ? と言わんばかりのフスルト。なので、記憶がないことを正直に言った。
 …言っちゃまずかったのかも。何かタチのよくないにやにや笑い。
 ちなみに、フスルトも所々記憶飛んでるらしい。
 この石がこの神殿にあることはライから教えられたそうだ。そして、その石の治癒力のことも。だから、怪我をした時真っ先にここに逃げ込んだのだと。
 で肝心の弱点は。
 剣を本体と水晶の隙間に刺した後、それによって出来るもう1つの隙間にも剣を刺せ、ということらしい。本体と水晶のつながりを完全に断たなければすぐにまた復活するそうだ。
 ただ、記憶が飛んでるから、それが正しい情報かどうかは保証出来ないと言われたが。
 …まあいい。
 もうすぐ扉がまた開くそうだ。それを逃したら、今度はまた誰かが外から開けてくれないと出られないぞ、と聞いて、急いでそこを後にする。
 リビリュートを倒したらまた来ると言ったら「お前に心配されるとはな…」。
 どうも険悪な関係だった、みたいですね。まだ何が何だかさっぱりだけど。

 その夜、フスルトと話したことを詳しくリトに話す。
 その過程で…記憶、刺激されたみたい。天使の水晶についての話。主を離れた水晶は、新たな主の人格を求めて、最初に触れた者の意志を読み取る。正確には願い…欲求の部分だけ。
 …誰なんだろうな。水晶の中の先客は…。
 で、翌朝。どうする。前回は伏せても流れ変わらなかったし、今回は、
→全ての事を伝える
 最後の朝はもちろん、
→全ての事を伝える
 そして決戦へ。
 剣は2本貰ってる。ヴェルから。だから、その2本でフスルトの言う通りにする。最初の長剣を水晶の隙間に、そして出来た隙間に2本目の短剣を。
 でもプレイヤーの記憶は知ってるんだよね…。1本目は、双月の剣じゃなきゃダメなんだよ。
 だからこれは希望のバッドエンド。
 行こう、剣を手に入れるために。


Loop.07

→そうだな。じゃあミレイユ姫のいる方から行こう
→リトの顔を見る事ぐらいしか出来ない
 さて病気のことはどうしよう。伝えないルートから試してみようか。
→記憶の事は伏せる
 ぎゃー! これもフラグか…何てこった。話さないと看護婦問い詰められないのか?
 助けてANOS〜!

→そうだな。じゃあミレイユ姫のいる方から行こう
→リトの顔を見る事ぐらいしか出来ない
→全ての事を伝える
→そうだな、戻ろう
→看護婦
 ルートは02と一緒。
 その夜、フスルト連れて行った理由=弱点、はつながった。
 ……でも展開が02とまるで一緒なんだけど。リビリュート前にして思い出せるのかなあ、あれ。

 …んわ! ちょっと待ておい。
 ああやっぱりダメだ…弱点! 忘れてるよ…2本目使ってくれなかった…。
 まじですかー。
 ええー!? 何処よー!? あとは何処なの!?
 02とまるで一緒ということは…まだフスルトルートで回収していない「何か」がある?


Loop.08

→いや、フスルトのいる方から行こう
→リトの顔を見ていることしか出来ない
→病気のことは伏せる
→二手に別れて調べよう
→自分のカンを信じて、辺りを注意深く
→やめておこう
 日食。
→スイッチを押してみることにした
→中に入る
 …ぎゃー06と一緒…これは変わらないな…。
 何だ? 何か別のルートがある…のか?
 ANOS発動。

→いや、フスルトのいる方から行こう
→リトの顔を見ていることしか出来ない
 読み返してみた。
 病気を伏せて一緒に回ると03
 病気を伏せて二手に別れると05、後に06
 全て伝えて二手に別れると04
 やったことのない選択肢は、
→全ての事を伝える
→一緒に回って調べよう
 …なのか?
 げっ展開が違う。そんな時間ないのに、とリトに言われて二手に分かれることになっちゃった。
 扉のない方をライが回る。
→自分のカンを信じて、辺りを注意深く
→待ってみる
 日食を待って、
→今スイッチを押してみる
 ああー!! あうー!! それか!!「巫女の加護」という言葉、フスルトはリトにしか言ってくれないからか…だからリトだけ行かせないとダメだったわけね。
 で、その日の野営で、出て来たよ。「巫女の加護をかけたあるものをある場所に刺す」。そのあるものとは何か。
 そりゃこういう選択肢なら、当然、
→剣に施す
 だろうな。
 何の剣に施すの? と訊かれた。
 選択肢は双月の剣か、何でもない短剣か。
 フスルトの言う「弱点」は、「1本目が双月の剣、2本目が巫女の加護」だったはずだ。だから答えは当然、
→いや、何でもない何処にでもある短剣だ
 ということになる…はず。
 だね。
 OK。ライ。悲しいことに今から巫女…つまりミレイユ姫の所には行けないわけだが。それでもこの記憶を何処かに引っ掛けておいて下され。
 今度こそ。今度こそこれが希望のBAD EDとなりますように…!!


Loop.09

→そうだな。じゃあミレイユ姫のいる方から行こう
→リトの顔を見る事ぐらいしか出来ない
→全ての事を伝える
→そうだな、戻ろう
→看護婦
 無事に剣は手に入ったが、それでもまだ足りないことを思い出す。やっと…やっと揃うよぅ…(涙目)。
→病院に戻る
 きょとんとしている姫様に、短剣にも加護が必要なことを話す。今のライとしては根拠は何もないんだけど、ただ信じて欲しいとだけ頼み込んで。
 (説明している間、話には何も関係ないはずのリトの立ち絵がちゃんと一喜一憂しているのが細かい…。)
 姫は一瞬怖い顔をなさるのですが、すぐに笑顔に戻りました。理由は話してくれませんが(…何? リトが気になる…のかな)。
 加護、いただけました。そのせいでまたミレイユ姫倒れちゃいましたが(うわーん)。そうか、怪我人に無理させちまったよー。
 でもこれで世界が救われるなら安いものですと笑ってくれる姫。そうですね。
 野営。「今度こそこれで」と言うライに、リトは「おかしい」と。「まるで何度も戦っていたみたいな言い方」。
 そうだね、確かに。

 いよいよ決戦の日。
→全ての事を伝える
 そして手順通りリビリュートを倒す。
 今度は地面に立っているリトが見える。そして水晶の中へ。
 水晶の先客は、復活出来ないでいる堕天使を見て動揺している。
 ……え。
 思い出しやがった。ここで、こんな所で。繰り返していることをライが突然自覚した。
 そして…ライの言葉が突然不審になる…。
「おれがもうやり直しを願う必要はなくなった」?
「本当の願いを叶えさせてもらう」?
「もうおれがコントロールを始めている」?
 ちょっと。
「おれ」…って…誰……?
 水晶の先客は消えた。
 ライ〜! お前誰だよぉ! プレイヤー置いてくなって! 何!? どうなって…。

 リトは死なずに済んだ。
 …でも、ライの記憶は戻ってない。それに、水晶の先客が誰なのかも謎のまま。
 それでもいいとライは言う。
 大切なのはこれからだから。

 ……………………げっ。
 何これ。何これ!?
 今までのゲーム開始画面の下に現れる別のデータ……。
 0回目え!?


Loop.00

 その「0回目」をクリック。
 代わりでなく本人ならいいのか? って……何?

 砂漠で目覚める朝。リトがいる。
 「あの事」は…と言いかけている自分。リトは言う。「代わりでもいいなんてあたしには耐えられない」とか「かりそめの幸せ」とか。
 ……?
「彼を悪く言わないで」「あの時の話はホントに楽しかった」「日蝕の話、絶対忘れない」
 ……?
 そしてミレイユ姫。
 きつい表情の彼女が「昨日短剣にさせたこと…」と。
 聞かない方がいい、と『おれ』は言っている。
 ミレイユ姫のことは尊敬はしているらしい。でも態度悪いね。『おれ』はどうやら、「何かひどい手を使った」らしいんだけど、何のことやらさっぱり…。
 あら。もう1人いらした。
 ……誰。
 選ばれなかったことを気にしているのか、って。
「そうじゃなければヴェルも今頃ここに」って。
 ……あああ。もう泣きたくなって来た。
 そうかいそうかい。あんたは姫様と懇意なくせにリトにそのことをはっきり言わないで気持ちを引きずらせているわけね。
 自分が勇者に選ばれたからってこっちが人間的に劣っているとか言い切るわけね。
 遺跡に1人で入る方法を知っているのも「汚いやり方で手に入れた知識」ですか。
 剣も俺から奪ったですか。
 そーですかそーですか。
 ……な、泣けて来る……こんなのって。こんなのって。さっきまで操っていた自分が……ライってこういう男だったのかよぉ……!!

 最初は、立場だけ利用する気でいた。候補という立場を。
 でも、リトに会って変わった。こんな生き方をしている自分にも微笑んでくれる彼女のためなら変わろうと思った。
 でも、その思いも限界。
 代わりではなく本人になりたい。それが、今の『おれ』の願い。

 決戦。
 ミレイユ姫が封印の準備を開始する。詠唱が終わるまでは時間がかかる。
 魔法で堕天使の動きを食い止めようとしたリトに狙いを定められてしまったので、短剣でリビリュートの注意を逸らそうとして…わああやられるー!
 リトが魔法で守ってくれた。「未来」と同じように。
 作戦が台無しだと叫ぶ勇者ライ様、わめいてないで何とかしろってのに!
 駆け込んでリビリュートを翻弄し、足に剣を刺して動きを鈍らせる。
 その隙に、ミレイユ姫が封印の詠唱を終了させてリビリュートに力を放つ。
 成功!!
 ……って……ぇぇぇぇえええてめー!! リビリュート動けなくなってからじゃないと近づいて来ないってどういう勇者様だよぉぉぉ!! ムカつくなぁこいつ(涙)。
 双月の剣、水晶の隙間にぐっさりやりました。動けない堕天使相手なら簡単よねー(遠い目)。
 で、最後の仕上げは『おれ』が短剣でとどめを。正確な位置はおれしか知らないんすからどいて下さい勇者様。
 そして入れ替わるついでに勇者様に楔をぶち込んでやった。
 これからやろうとしていることを邪魔されないために。
 知識だけは、勇者様に勝っていた。この弱点のことも含めて。だから、最後は『おれ』がやる。正確に。そして、水晶を手にする。
 最後の最後で勇者様も気づいたか。
 そうだね。『おれ』は世界を再構築する気でいる。この水晶で。
 リトにだけはそれを知られたくなかったけど。

 ……フスルトはライになるのか。彼女の想い人に。
 そして世界を再構築するのだ。
 何度失敗しても、それを彼女が忘れるように。
 ----リトが、『おれ』の失敗を全て忘れてくれる世界。

 タイトル画面の色が変わった。
 未来もまた、変わるのか?


Loop.10

 再び、「未来」へ。
 これもまた蓄積されているのか。この記憶も……。

 何だろう、やっぱり目覚めたライは何も覚えてない。
 …ちょっと不安になりつつ進む。
 会ってみよう、フスルトと。
→いや、フスルトのいる方から行こう
→リトの顔を見ていることしか出来ない
→病気のことは伏せる
→二手に別れて調べよう
→自分のカンを信じて、辺りを注意深く
→やめておこう
 日食。
→スイッチを押してみることにした
→中に入る
 会って話す。
 ライは思い出す。
 いや、ライと呼んでいいんだろうか。
 世界を作った張本人…肉体=ライ(ただし怪我を除く)、精神=フスルトの『おれ』が持っていたANOSがその水晶と共鳴している。
 存在しないはずのフスルトが苦しみ出した。そして動かなくなる。
 世界の破綻が始まっている。
 いいんだよねきっと。この世界、フスルトが作ったものなんだから。
 終わらせるために動いているんだよね? フスルト。
 だからこそリトと続く短い旅がかけがえのないものと感じるのかな。
 …次は、ミレイユ?


Loop.11

 …の前にヴェルだったらしい。
 宿に着いた夜、散歩しているヴェルに話しかける。
 ヴェルが言っていた「知識人」はフスルトのことだったんだね。
 フスルトは、これから色々迷惑かけるから謝っておく、とか言い出した。
 ……気づかれたか。
「これで何度目だ」
「数え切れない」
 ヴェル、笑い出してしまった。今まで「世界」について知ろうとしていた目的の一部に直接触れることが出来たのが嬉しいらしい。
 そうだね。滅多にない機会なのかも知れないですね。自分で巻き込まれることはなく、傍観者として目撃出来たんだしね。

→そうだな。じゃあミレイユ姫のいる方から行こう
→リトの顔を見る事ぐらいしか出来ない
→記憶の事は伏せる
 ああ。
 部屋に残されてキスしようとしたミレイユ姫を拒む『ライ』。
 彼の中に在る想いが、ミレイユではなかったことに気づいたようだ。
 リトを「泥棒猫」呼ばわりして部屋を出ようとする姫を止める。
 怒りを向けるなら俺に。
 『ライ』の頬を何度も打つミレイユ。
 絶対に許さない、と。
 それでいいんだと思う。嫌ってくれた方が。


Loop.12

 剣は手に入れられるのかな。
→そうだな。じゃあミレイユ姫のいる方から行こう
→リトの顔を見る事ぐらいしか出来ない
→全ての事を伝える
→そうだな、戻ろう
→看護婦
→病院に戻る
 手に入る、ね。短剣に加護もかけてもらえる。
 ただ、戦う直前になって「戦いが終わったら話したいことがある」とリト。
 『ライ』にもある。内容が同じことなら…いいんだけどね。

 戦いの後。水晶の中で対峙する。
 全てを知ってしまった『ライ』として。
 リトと幸せになれるなら戦いの後のことなんてどうでも良かったのに。でも今は違う。過去を知ってしまった今は。
 水晶の主は言う。それなら過去だけ消してやる、と。
 制止する『ライ』。もう見せかけだけの正義だけでリトとの旅を繰り返すのは嫌だと。終わらせたいと。
 この世界を作ったのは自分。----水晶の主もまた、フスルト本人だ。
 自分のためと作った世界。過去を捨て『ライ』になり、延々とリトとの旅を繰り返す世界。何かを失敗しても、リトだけがそれを忘れてくれる世界。
 もう終わらせたい。自分の罪を自分で償いたい。そう『ライ』は----いや、"フスルト"は言う。
 水晶の先客----過去のフスルトはこの世界の継続を望んでいる。当然だ。そう願った意志が水晶の中に在るんだから。欲求が。
 でも"フスルト"はもうそれを望んでいない。
 終わらせるために水晶を使う。ANOSを。本来存在しないはずのものを。

 水晶の外に帰って来た。
 ANOSの奇跡を使い果たした"フスルト"は、リトが泣き叫ぶほどには重傷だったらしい。
 泣きじゃくるリトに真実を告げる。自分はライじゃない、勇者でもないと。
 リトは言う。それでもいい。あなたがライじゃなくてもいいと。
 ライだから、勇者だから、世界を救ったから、そんな理由で好きなんじゃないと。
 一緒に旅してくれたから。つらい時に支えてくれたから。嬉しい時に笑ってくれたから。悲しい時に一緒に泣いてくれたから。だから好きなんだと。
 "あなた"だから好き、なのだと。
 死なないでと泣き叫ぶリトに最期のお願い。
 笑って。笑顔を見せて。
 笑ったら約束守るから。
 そして笑ってくれたリトの笑顔を焼き付けて途切れる意識。
 リトは彼を責める。笑ったら約束守るって言ったのに、うそつき、と。

 だから----Lie、なのね。彼の名は。

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