アブラナ科


 
8月26日 : 播種 白菜、キャベツ、ブロッコリー の種を各18粒第一回播種分として、播種用土スミリンコンパルを入れた6x12のプラグトレイに蒔く。 種は昨年使用して余ったもので、白菜はアタリヤの「秋の幸」、キャベツはサカタの「金系201号」、ブロッコリーは同じくサカタの「緑嶺」である。 一粒づつ指で5mm位押し込んで土を被せた。 その後十分に散水しトレイの上に1mmメッシュの手製の防虫用ネットを被せる。
 
9月2日 ; 発芽したのは白菜の8株のみ、内4株は未熟。 やはり一年経った種は使用不可か? 種を再購入して第2回目の播種を近日中に行う予定。
畑では8月末から9月初めにかけて畝作りを行っ
た。 畝幅1m弱に2条とし、各条の所を鍬で20p位掘り下げ、そこへ剪定堆肥、鶏糞、米糠を入れて埋め戻した。 これが元肥となる。 白菜とキャベツの畝には黒マルチを掛け、更に1mmメッシュの防虫ネットトンネルとする積り。

 
  

 
9月6日  第一回目の播種で本葉を出してきた白菜4株を”花と野菜”の培養土を入れた9cmポットへ移植。 畑の中に作った防虫ネット(1mmメッシュ)トンネルに移動。
その他は全て再播種。 今回は昨日購入した白菜(京都三号ータキイ)、キャベツ(彩音ータキイ)、ブロッコリー(緑嶺ーサカタ)各48粒をプラグトレイに播種。

 
9月10日  上のトレイ右6列が白菜、左6列がキャベツ。この二つは9月8日に発芽。 下のトレイ右6列がブロッコリで左側の6列は予備
播種。 ブロッコリーは9月10日と二日程遅れて発芽。 発芽率はいずれも75%前後である。
下のトレイの土は第一回目の播種で発芽しなかったものをそのまま使用したので、幾分発芽が悪いように見える。
  10月1日 : 8月26日に播種した生き残り4株を防虫ネットを張った畝に定植。  条間50pの2条とし、株間50pとする。 穴を掘り、そこへ水を十分に注ぎ、水に浸したポットの苗を植える。 この苗は畑の中に作った防虫ネットトンネルに入れた後、ごく小さい虫(キスジノミハムシ?)に葉を大分食われたので、自然派志向と称するバイベニカ乳剤500倍液を散布した。 又、何処から出てきたのか、一つのポットの中に太さ7,8mm、長さ3,4pのかなり大きなヨトウムシを発見し駆除。 全くヨトウムシは土の中にいるので始末が悪い。
 
10月6日 : 9月6日に再播種した白菜、キャベツ、ブロッコリーを定植。 上の写真はいずれも9月6日に同時に播いたものであるが、ポットのものは9月24日にトレイより鉢上げしたもので、大きさが全然違う。 特に白菜はトレイにそのまま植わっていたものに比べ、5,6倍大きくなっている。
これらの苗を各ポット苗4株、小さなトレイ苗4株を定植する。 白菜、キャベツは防虫ネットを被せてあるが、ブロッコリーはマルチもない全くの露地畝である。 ブロッコリーは白菜、キャベツに比べ虫害が比較的少なく、葉っぱを虫に食われても我々が食べる花蕾は早春に採るせいか殆ど虫に食われた経験がないので、完全露地植えとしている。 ただ、アブラムシはくるので抑制策として周りにアルミ箔テープを張りめぐらす予定。   
 

 10月15日 : 10月6日に9pポットへ移植した各8株の苗をそれぞれの畝に定植。  同時にキャベツとブロッコリーのトレイ苗各2株も定植。写真左上白菜、右キャベツ、左下ブロッコリーで、定植前にポットを水に付けているところ。
又苗が大分余ったので実験的にマルチも防虫ネットも張らない畝を一つ作り、トレイ苗の白菜8株、キャベツ8株、ブロッコリー5株を定植。この畝は90p幅の2条とし、条間、株間40pとした。 元肥は他の畝と同じ様に入れた。
左写真の一番下側が実験的に植えた畝。  その上の畝がブロッコリー、その上の防虫ネット内は白菜。
   10月31日 : 10月24日に防虫ネット内のキャベツに、10月26日には白菜に小さなアオムシが付いている事を発見し捕獲したが、更に写真のように数株の白菜に大きな虫食い穴を開けられる。 どっから入って来るのか、しゃくのたねである。撒き時か迷ったが、有機栽培にも使えると言うSTゼンターリ顆粒水和剤2000倍液約1Lをネット内、露地物の全ての白菜、キャベツ、ブロッコリーに散布する。  
 
 11月4日 : 上の写真は白菜、下はキャベツで生育は順調である。 特に白菜の第一回定植分はネットいっぱいとなっている。 しかし、先日ゼンターリを散布したにもかかわらず虫の被害は収まらないようである。 露地物はほとんど毎日葉裏の紋白蝶やガの卵、小さなアオムシ、アブラムシ等を指で払い落したり、つぶしている。 ネット内も虫食いの穴があればチェックしているが、卵は見つからないが、小さい青虫は何匹か捕まえている。 
   11月14日 : 写真左の様に防虫ネット内の白菜が虫食われ、被害甚大。  早速ネットを引き上げ、一株ずつ葉の間を見て行くと、数株に写真右のような虫(ヨトウムシ?)が付いている事を発見。  一株に大体一匹で二匹いた所もあり、全部で6,7匹捕獲。  しかし、巻きはじめた芯まで食われている株は何度見ても発見できず。  名の通り夜でないと発見できないか。  芯が巻きはじめたかなり成長した株がやられていている。  
再度余り効き目は期待できないが、STゼンターリを散布しなければならないか。
  11月25日 : 白菜の第一回定植分はすでに芯の巻き込みが始まっており成長は順調。  しかし相変わらず虫の被害は甚大。  芯が巻き込み始めるころのものが被害が大きいみたいである。  手で一葉づつ開いて虫を探すのだが虫の糞は沢山あるのだが見つからない。 確かにいると思うが夜でないと出て来ないのか?  本日の成果はそんなに食われていない株で小さい幼虫を一匹捕獲しただけ。 

 12月2日 : 上左の写真は防虫ネットなしのブロッコリー、キャベツ、白菜、右の写真は防虫ネット内のキャベツ、下の写真は防虫ネット内の白菜。  相変わらず虫の被害はひどいがなかなか虫を捕まえるのは難しい。 
 

 12月28日 : 白菜で10月1日に定植した4株の内の1株を収穫(上左の写真)。 虫に大分やられていたがここの所急激に寒くなったせいか外面から見た所虫の気配はなし。 まあまあのできか?10月1日に定植したものは一応全部結球の如くになっているが、ネット内で後から定植したものは一部結球、一部未結球という状態である。  しかし、10月15日に露地定植としたものは全く結球しておらず、これらは収穫不能か?
キャベツの方は10月6日にネット内に定植したものは結球仕懸って成長が止まってしまった状態で、この冬は結球しないかもしれない。  10月15日に露地植えしたものはまだ大きい葉が育たず来春まで待つしかない。
ブロッコリーはまだ花蕾が出ておらず来春待ち。
露地物は一月になるとカラス、ムクドリ等に食い荒らされるので防鳥ネットを張った(上右の写真)。
中の写真はネット内の白菜。  寒さで根元の葉っぱが黄色ばんでいる。
下の写真はマルチもネットもない露地物の白菜(左)とキャベツ(右)。  
1月8日  : 漬物用として秋の幸2株、京都三号1株を収穫。  ヨトウムシ等が中の芯部にいないかどうか心配したが、幸い虫の食害は見当たらず。  この寒さで地中で冬眠か?  ただ、内側の葉っぱの先端部が黒っぽく変色しているものがあった。  何故なのか原因不明。 この寒さでも結球していくものが幾株かあるが、処置にもてあまし気味。
 1月20日 : 14日に降った大雪で竹のトンネル支柱4本が折れてしまい、本日その支柱を取りかえた。  この雪で葉がふやけたようなものがあるが、これから更に育ってくれるかどうか?
上記の漬物用に収穫し、漬物にしていたものが一週間たったので食べてみたが新鮮感がありなかなかのものになった(自画自賛)。  
 1月27日 : 白菜、ブロッコリー収穫。  白菜は10月1日に定植した”秋の幸”で、この株は特に虫食いがひどかったが、今は被害の痕跡はほとんどない。  これで最初に定植した4株全てを収穫。
ブロッコリーは幾分花蕾が小さいが初収穫。  これから次々に収穫可能になる見込み。  
 2月17日 : 白菜が全てトウ立ちしてしまった。  定植時期が遅かった。  あとは菜の花でも食べるしかないかも。
キャベツの方は結球が始まり、もうじき収穫出来るのではないかと期待している。    
 3月3日 : やっとキャベツの初収穫一株。
白菜はすでにとう立ちしてしまったので、なっぱとして食べており、ブロッコリーも割と順調に次々と収穫しているが、キャベツは本当にやっとという所。
 これから暖かくなるとこれも次々と収穫できそうである。
ただ、やはりこれからの虫の被害がどうなるか少し心配である。
 3月17日 : キャベツにこれから収穫という時なのに得体のしれない病気発生。  結球の頭頂部の葉一枚が黒褐色になった。 その下の葉は今のところなんでもない。  軟腐病或いは菌核病か?  直ちに3株撤去。
4月17日 : 防虫ネットをしたキャベツの最後の収穫を行う。 玉が小さく、硬い。 置いておけば大きくなるものかと思っていたが、それぞれに適期があるようでその適期に合わせて種をまき、育てないとそのものの持ち味は得られないことを確認。
トレイ苗を露地に植えたものは、キャベツを除いて全てとう立ちし、“菜の花畑”となった。
これでアブラナ科は終了。  
 

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