新規作成 2013.4/15
最終更新 2023.4/2

Blocks


ブロック


ブロックとは?

ブロックとは、同時に1編成の機関車や列車のみが存在できる、レイアウト上のひとつの場所です。これは通常は、分岐器の無い、少なくとも一つ のセンサを持つ線路セクションのグループです。

ブロックはRocrailのレイアウト自動運転の基本的な要素であり、Rocrailの実行中、Rocrailが状況を把握するためのセンサ を備えたトラックを設置する必要があります。

ブロックを作るために、レイアウトには少なくとも3つのトラック部品(2つの通常セクションとその間にあるセンサセクション)が必要です。: 機関車が途中のセンサをトリガすると、Rocrailは、そのトラックに何かが起こったことを知ります。

複数のセンサを使用したブロックを定義すると、より良い結果が得られます。

より良い解決策は、ブロックの両端にセンサを1つづつ設置して2センサを使用することです。この場合、通常 - センサ - 通常 - センサ - 通常トラックというような5個のトラック部品で構成されます。一端のセンサは何かがブロックに来ていることをRocrailに伝えることがで き、その反対側のセンサはそれが実際に到着したことRocrailに伝えることができます。

3つのセンサ(両端に1つずつ、中央に1つ)を使用すればブロックの終端近くまで走行することなく、ブロックの中間で機関車を停止させること ができます。より複雑なセンサ配置は、機関車がブロックに入ると機関車をゆっくり停止させることが可能になります。


ブロックのしくみ

ブロックは自動モードを実行しているときのみ機能します。 Rocrailを自??動モードで実行している機関車は,
すべてどこかのブロックに割り当てられ、1ブロックには1編成の機関車のみ許されます。

機関車をレイアウト上で走行させると、Rrocrailは機関車がどこにいるのかを追跡するために、ブロックを使用します。ブロックが使用中 であるときは、機関車に割り当てられた名前がそこに表示されます。

機関車が動いてブロックのinセンサを跨ぐと、イベントがトリガされてブロックが占有されたことを Rocrailに通知します。 Rocrailはこのイベントを予想しているなら(そのブロックに機関車を送ったのだったら)、そのブロック内に機関車の名前が表示されま す。 Rocrailがイベントを予想していなかった場合は、ブロックに「幽霊」を表示し、幽霊列車の例 外が発 生します。(注:幽霊列車がレイアウト上に存在ことを許可する設定にしていない限り、Rocrailが電源をオフにして、レイアウト全体を停 止させる原因となります。)

Rocrailが現ブロックから次に機関車を移動しようとするときは、次のブロックが空きかどうかをチェックします。空きなら、そのブロック に機関車の名前を表示した後、機関車に移動するためのコマンドを送信します。

機関車が次々とブロックを移動すると、機関車の名前が現ブロックと次ブロックの両方に表示されます。機関車が次ブロックでin イベントをトリガすると、Rocrailは元の現ブロックから名前を消します。そのブロックは空きとみなされ、別の機関車がそこに移動するこ とができます。

重要

レイアウトの中には、機関車を動かすことができるようにRocrailのための少なくとも一つの空のブロックを持っている必要があります。レ イアウトに5 つのブロックがあった場合、各ブロックに列車を置いてすべてのブロックを埋めてしまうと、Rocrailが行先として使用できる空きのブロッ クがなくなってしまいます。


ブロック同士の連結法

ブロックは単独では何もできません、ブロック同士を連結するルートを定義する必要があります。

ブロックはレイアウト上の場所を定義し、ルートはあるブロックから次のブロックがどれかを知る方法を定義します。

ルートは2つのブロック同士を連結し、他のブロックから到着している機関車を知る必要があるためにブロックのセンサイベントを定義します。ま た、ルート内のブロックにある分岐器の方向をセットするためにも使用されます。

レイアウトにブロックを作成したら、各ブロックにその隣のブロックを連結するルートを作成する必要があります。その後、各ブロックに、そのブ ロックを連結しているすべてのルートにイベントを設定する必要があります。

テーブル→ブロックダイアログのRoutesタブには、そのブ ロックを使用するルートのリストが表示されます。各ルートを繰り返し選択して、センサを選択のためドロップダウンを使用してinイ ベントを次々設定する必要があります。ルートの定義が終わると、このタブは空???に なります。


ブロックのセンサ使用方法

あなたがブロックを作成した後は、ブロックに対してどのセンサがRocrailにイベントを送信するかRocrailに伝える必要がありま す。これは、テーブル→ブロックのダイアログボックスの[Routes]タブを使用して行います。

あなたは、ブロックの方向に基づいて、各センサからどのイベントが送られるかを定義しなければなりません。


Block General ブロック全般


ブロックダイアログボックスの全般タブには、最も一般的で重要な設定が記載されています。

block-gen

ID


IDは、このブロックを参照するための固有のキーとしてRocrailプログラム全体を通して使用されるため、非常に重要です。 IDを変更した場合は、そのブロックを使用していたルートを再編集しなければいけません。

説明


表示のためだけのフリーテキスト。

長さ


ゼロより大きい値に設定された場合には、列車情報にある長さと比較するために使用します。機関車の全般ダイアログを参照:  比較は、次のように構成されています。

列車の長さと「Min. block - train length」 を足した値がブロック長に等しいか小さければ、その列車は適合。

Rocrailプロパティの「Min.block - train length」(デフォルト設定は20cm) 設定は、列車を停止させるための余裕として考慮すべきです。

例:事前に「Min.block - train length」を20cmに設定したとき、長さ100cmのブロックでは、ブロックに収まるようにするために列車は80cmを超えてはいけません 。

遅延出発


ルートが正常に設定された後、 '出発'イベントを待っているすべてのアクションがトリガできます。 トリガされれば、ロコのスタートは秒単位のこの時間だけ遅れます。 グローバルに定義されたセマフォまたは信号機待ち時間(signalwaittime)はまったく影響を受けません。 この時間は、アナウンスなどに使用することができます。

FiFoサイズ


:!:これは、テストされていない機能であり、ゼロに保つ必要があります。

この機能は、先行車との距離を保つために赤外線検出器を持っている自動車だけで使用可能です。 この機能を有効にすると、他のすべてのケースでは事故につながります。 値はこのブロックで同時に許可する自動車の数です。

Loc ID


そのとき在線中の機関車が居ればこのフィールドにそのIDがセットされ、非在線なら空白です。トリプルドット [...]ボタンを押すと、ロコのプロパティを変更することができます。 別のロコを選択するためのものではありません 。 

ターンテーブルID


このブロックにターンテーブルが含まれている場合、ここでターンテーブルIDを選択します。ターンテーブルの主桁は、このブロックのenterとinイベ ントを生成するため2つの占有セクションに分ける必要があります。他のセンサをこのブロックに設定してはならず、ブロックタイプも ターンテーブルでなければなりません。 

設定


ブロックの基本設定は、以下の各フラグで行います: 

電化

このオプションは、架線のあるブロックのときアクティブにします。設定していない場合は、自動モードのとき電動列車以外がこのブロックを使用 するのを防止します。 (機関車の詳細を参照)。 

運用外

設定した場合、自動モードでの運行時にこのブロックは使用しません。

待ち

詳細タブの待機オプションと一緒にこのオプションを使って、列車がこのブロックで停止しなければならないかどうかを定義します。 詳細タブの待機オプションで"no"意外が選択されている場合、このオプションが自動的に有効になります 。

小さいなシンボル

ブロックシンボルとして小さなシンボル(下図のブロックB)を使用します。 SpDrS60のテーマでのみ利用可能。

block-small-sym

可視化

線路プランに小さいブロックシンボルですら表示するのに十分なスペースがないケースでは、このフラグをオフにしてシンボルを隠しま す。 

半自動

ブロックに半自動モードを許可するかどうかを定義します: "自動および半自動モード"を参照 。

幽霊列車の受入れ

このオプションを使用すると、制御できない自動シーケンスを引き起こす可能性があります。不明な場合は使用しないでくだ さい。列車がポイント不良などで誤ったブロックを走行した場合、このオプションを設定していると、停止しません!


ブロックイベントの "ゴースト"は自動モードでのみ有効です。


アクティブにしたロコを割り当てていないブロックで、センサーが占有状態(赤)を検出するとすぐに、占有状態になったブロックで"ゴースト" イベントがト リガされます。 "ゴーストを受け入れる"チェックボックスにチェックを入れると、Rocrailが電源オフコマンドを出す事がなくなり、Rocrailの自 動モードで制 御されているレイアウトであっても手動で列車運転ができます。 自動運転されている列車は、手動操作の列車がマークした "ゴースト"ブロックに入ることはありません。

チェックボックスのマークなし:緊急停止のため線路電源をオフします。 占有ブロックは "ゴースト"とマークされます。 ゴースト・イベントの要因が除去されれば、再び運転が可能になります。 ブロックに表示される "ゴースト"は、ブロックを右クリックし、 "Locの割り当てリセット"の選択で除去することができます。 その後ブロックを右クリックし、 "Locの割り当て設定"を選択することにより、正しいLocを割り当てる必要があります。 その後、再び自動モードで運行が出来るようになります。

チェックボックスにマーク :緊急停止はなし:線路電源はオンのままになります。 占有ブロックは "ゴースト"とマークされます。そのブロックには、自動モードで運行しているどの列車も行きません。 幽霊列車はRocrailによる制御と関係なく次のブロックに走行を続けます。 この列車が次のブロックで最初のセンサーを通過したとき、このブロックで幽霊イベントをアクティブにします。 するとすぐに、列車が直前のブロックの最後のセンサを解放して、そのブロックのゴーストイベントをリセットします。

幽霊列車は手動で停止する必要があります。 ブロックに表示される "ゴースト"は、ブロックを右クリックし "Locの割り当てリセット"の選択で除去することができます。 その後ブロックを右クリックし、 "Locの割り当て設定"を選択することにより、正しいロコを割り当てる必要があります。 その後、再び自動モードで運行が出来るようになります。 

終端駅

路線の終端ブロックに使用。列車がブロックに入ってきた方向に出るように、このブロックのinイベントのトリガで機関車の走行方向を反転しま す。このオプ ションは、ロコの機回りを必要としない両方向に運転可能な通勤列車と定義した列車にのみ適用すべきで、この場合は Rocrailプロパティの「非通勤電車をターミナルで停止」オプションをアクティブにする必要があります。このフラグは、注意して使用する 必要がありま す!動作を理解するために、方向のページを注意深く読むべきです。このオプションは、列車を手で交換したのと同等な影響があります!
(通勤列車とは、日本で言うものとは異なります。列車の両端に運転席があり、 機関車を走行方向の先頭に移動する必要のない列車を指します。)

道路

このブロックを可視化するには、道路のテーマを使用してください。

方向転換許可

このフラグは、列車が来た方向に戻るために走行方向が反対方向のルートの使用を可能にします。

注:このオプションはブロックサイドルートでの通勤電車に対してのみ意味があります! 通勤列車以外は、その方向を変えることはありません。

注:終端駅と方向転換許可が同一ブロック内で組み合わされている場合、ロコの方向が一定 の条件下で二回入れ替わっているかもしれません! 従って一般的に、これら2つのオプションは、一緒に使用すべきではありません。

コントローラを停止

レンツABCのようなストップ制御装置は、列車を停止するためにenter2inイベントと組み合わせて使用される。
:!:列車が待たなければならないブロックを通りすぎてしまう避けるため、enter2inイベントでのみ使用します。

BiDi Locoの受入れ

手動運転のBiDiできる列車を恒久的に受け入れるには、このオプションをチェックします。

注:間違ったルートを走行した列車も受入れてしまうので、このオプションは注意して使用 しなければなりません。

BBT

このブロックのBBTを有効にする。デフォルトは有効。

アクション


詳細については、アクションを参照。



信号機


BlockDialog Signals Tab


block-sig


 


ブロック面に関する追加情報は Block side routes にあります。

信号機


主信号機としてこのブロックにリンクする。

遠方信号機


遠方信号機としてこのブロックにリンクする。

赤主信号でブランク警告


主信号が赤になった場合、遠方信号のすべての電球のスイッチをオフにします。


詳細


BlockDialog詳細タブ。


block-detail

勾配


速度調整機能のないデコーダのため、勾配タイプにすると速度コマンドを増減させるよう設定できる。 Deltaライクのデコーダで使用します。勾配タイプは速度調整機能のあるロコでは無視されます。(locos:Interface参照 )。 (期待とはちょっと違う感じ)

待ち


列車がブロックで待機する時間で、所望の待ち時間を設定することができます。列車がスケジュールで走行している場合は、スケジュールに従い ますが、空いている次の目的地が全くない場合も、この待ち設定が使用されます。

ランダム

ブロックと列車のタイプの組み合わせに応じて、一部またはすべての列車がブロック内で待つことになります。待ち時間は、ランダム最小とランダ ム最大それぞれの項目の間のランダムな時間に設定されます。(ウェイト詳細は下記参照)

固定

ブロックと列車のタイプの組み合わせに応じて、一部またはすべての列車がブロック内で待つことになります。 待ち時間は固定フィールドに設定します。待ちの詳細を参照 (下記参照)。

LOC

ブロックと列車のタイプの組み合わせに応じて、一部またはすべての列車がブロック内で待機することになります。待ち時間は各ロコのロコプロ パティで指定されたブロック待ち時間です。

no

可能であれば(次の目的地が空いていれば)、列車はブロック内で停止も待つこともしません。

待ち詳細

ランダムと固定の待ち時間は、ここで設定します。すべての時間フィールドは秒単位です。ランダムモードではランダム最小とランダム最大の範囲 内の待ち時間になります。例:ランダム最小 = 10、ランダム最大 = 60:最低10秒最大60秒間ブロック内で待機します。

速度測定


KPHでの平均速度は、enterとin間のミリメートル単位の測定距離とスケール(H0では87?、TTでは120、Nでは160)を基 に計算されます MPHにしたい場合はMPHのチェックボックスをオンにします。 (距離はまだミリメートル単位である必要がある!)

velocity-measur

計算速度は、サーバ・ウィンドウに表示されます。ブロック速度計測は自動モードでのみアクティブになります。詳細については、MVTrack を参照。

スピード


ブロック速度が(ルート速度がこの設定を上書きします。)ブロックを発着するすべての列車に適用されます

ブロック速度とロコ速度の関係(後者についてはロコ:インタフェース参照)

ブロックスピード ロコ・スピード
Min
V_min
Mid
V_mid
Max
V_max
Cruise
V_maxの80%1)

V_maxのxx% xx はここのパーセント値でなくルートテーブル側の値が使用される(バグと思われる)

1) V_cruに定義されていない場合。(ゼロの意味)

到着

列車が着いてenterイベントをトリガーした場合、ここで選択した速度にします。

停止

このブロックで停止する必要がある列車が着いた場合のenterイベントでは、ここで選択した速度にします。

出発

列車出発時の速度を、好みの要件に合わせて設定します。(停車からの出発だ けでなく、inイベントが発生した時にもこの速度になる)

最大KmH

KmHでの最大ブロック速度。
KmHタイプに設定したLocoのみ影響を受けます。
ロコ速度は実際の速度が最大KmH値より小さい場合は変わりません。

タイプ


これは、入いろうと近づいてくる列車のタイプとこのブロックのタイプとを比較するために定義します。そのブロックのタイプがインターシティに 設定されい て、予備ブロックを見つけられない貨物列車が近づいている場合は、可能なら貨物列車は旅客列車のように待つことなくこのブロックを通り過ぎま す。 さらなる情報がここ にあります。


ルート


BlockDialogルートタブ。


block-route

注: ルートタブはモジュール式レイアウトの場合には無効になります。

ルート


ルートにイベントを設定します。

特定ルートと非特定ルート

特定ルートは、ダイアログの一番上のフィールドに具体的な名前で記載されているルートです。 ルート all enter+all enter- は、ある方向に対するそれぞれの非特定ルートです。

all enter+ ルートは、ブロックの+側から進入するルート全てに対するデフォルトとして使用されます。

all enter- ルートは、反対方向で使用され、すなわちブロックの-側から入るルート全てに対するデフォルトとして使用されます。

センサーやイベントが非特定と特定の両方のルートに設定されている場合は、適切な特定ルートのエントリが使用されます。

非特定ルートは、このブロックに進入して来るいくつかのルートのケースで、センサとイベントの指定する量を大きく減らすことが出来ます。

ID


このコンボボックスから、使用するセンサのIDを選択します。

イベント


センサに対応させるイベントを選択します。同一のセンサに異なるイベントを 設定しても機能しません。また、同じイベントを発生する組み合わせも意味がありません。例:"enter" と"enter2xx"、"in"と"enter2in"など

詳しい説明についてはセンサーとブロックの項を参照してください

パルス終端


sensor-puls

パルスの立ち下がり端(end pulse)でトリガ。 あなたがパルスに如何なる乱れも無いことを確認しない限り、これを使用しない方が良いでしょう。 (これは、電流検出型センサーでは、集電不良などによりパルスが割れることを指しているのだと思います)両 端を使用するこ とで、一つのセンサで2つのイベントを生成することができます。

T2


イベントタイマ1に代えて"イベントタイマ2"を使用する必要がある場合、このオプションをチェックを入れる必要があります。


フォースブロックタイマ

ロコのイベントタイマのオプションを無効にします 。

Enter2In

ブロックにこれが指定されていると、enterとinイベント間の遅延時間になります。ブロックに一つだけセンサを使用する場合、二つのセン サをシミュ レートすることが出来るので非常に便利です。 enterイベントはすぐに発行され、inイベントはミリ秒単位のこの期間の後に発行されます:

Pre2In

リビジョン1670から採用され、pre2inイベントとして使用されます。

Enter2Pre

ブロックにこれが指定されていると、enterとpre2inイベント間の遅延時間になります。 ブロックに2つのセンサがある場合、これは3つのセンサをシミュレートすることが出来るので非常に便利です:enterイベントはすぐに発行され、 pre2inイベントはミリ秒単位この期間の後に発行されます。

:!: 長いタイマを設定した場合は、inイベントを遅らせる必要があります。

プロパティ


選択したルートのプロパティダイアログを表示します。

テスト


[テスト]ボタンを使用すると、選択したルートに関わるすべての分岐器と出力にコマンドを発行することができます。

イベントタイマ


アドバイス:タイマーの代わりにBBTを使用してください。

イベントタイマは、自動生成したイベントにより予期しない挙動で実際のシーケンスを混乱させ ます。注意して使用するか、代わりに本当のセンサーを使用してください。

イベントタイマはLocoプロパティにもあり、その値がゼロ以外で、かつ フォースブロックタイマをチェックしていないの場合はそのタイマ値が使用されるので注意


調整対象イベント タイマーの作用
enter
なしenterイベントは遅延しません。
enter2in 遅延は、enterinイ ベント間に入ります。
pre2in pre2inイベントと速度Vminの 間の遅延。
enter2pre イベントenterpre2inの間の遅 延
ブロックにフィードバックenterinが含 まれている場合、 3 つ目のフィードバックpre2inが シミュレートされます。
enterは即時ですが、続いてミリ秒単位の時間の後にpre2in がトリガーされます。
in inイベントと速度0の間の遅延。

:!:タイマーの設定が長すぎると、inイベントが遅れます。

イベント名から順にzeroまでの間で最初のアクティブなタイマーのみが選択される
イベント 遅延値 「ブロックタイマー」を強制使用
enter Locoイベントタイマー → zero Locoイベントタイマー → zero
pre2in Locoイベント タイマー → ブロック イベント タイマー → zero ブロック イベント タイマー → Loco イベント タイマー → zero
in スケジュール IN 遅延 → Locoイベント タイマー → ブロック イベント タイマー → zero スケジュール IN 遅延 → ブロック イベント タイマー → Loco イベント タイマー → zero

値が”0”の場合、次の値がチェックされます。
”0”より大きい値の場合、この値が使用され、シリーズ は終了します。enter2in
イベントは、まずenter、 次にinの2 つのイベントとして評価されます。



停止位置の微調整


Rocrailリビジョン1573以降では、停止位置の微調整が可能になります。

block-diag

2つのイベントのタイマがあります。 enter2inイベントを使用すると、ブロック内の非対称な位置に停止をさせることができます。 このオプションの有効な例としては、プラットフォームがセンサセクションの中央にない駅のブロックです。 このオプションで異なるイベントタイマを使用することによって、右左方向からブロックに進入する列車に別々の停止位置を設定することができます。

各ルートのチェックボックス T2で、タイマ1(チェックしない場合)またはタイマ2(チェックした場合)を使用するかどうかを判断します。 イベントがenter2in、enter2preまたはinイベントであるときのみ、チェックボックスが評価されます。 inイベントが、実際のセンサあるいはenter2inセンサにより生成されたかに関係なく、選択した方のイベントタイマにより遅れて発生します。(???) イベントタイマーの値は、ミリ秒単位で指定します。個々のLocoの特性の違いによる差異をロコプロパティのLoc詳細タブで設定すると、選択したイベン トタイマの微調整が可能です。

注: イベントタイマは、以前のリビジョンのようにenter2inイベントに対してだけ有効というだけではなく、実際のinセンサでも機能します。
遅延を指定したスケジュールを使用するとき、これは、ブロックイベントタイマより優先されます。 また、イベントタイマがlocのプロパティで指定されている場合、同様に、スケジュール遅延だけでなくイベントタイマより優先します。



インターフェース


 Trackdrier システムだけで使用   

 Analog 機関車をサポート。


BlockDialogインターフェイスタブ。


block-interf

インタフェースID


複数のコマンドステーションを持っている場合は、実際に配線したCSを指定するためにこのフィールドを使用することができます。 CSが1台だけかまたはデフォルトとして配線したCSの場合には、空白のままにします。 (rocrail.iniの最初の行)

アドレスとポート


trackdriver出力のアドレスの設定方法については、コマンドステーションの取扱説明書を確認してください。

TD


このブロックをtrackdriverとして使用する場合は、このフラグを設定します。

サポートしている Trackdriver システム


Dinamo

Dinamo

Locoデコーダ

ブロックは通常(DCC)のロコデコーダに接続されている場合は、このデコーダのDCCアドレスをブロックアドレスフィールドに設定する必 要があります。 ポートはゼロのままにすることができます。

注:速度パラメータは、このブロックに到着したLocoインターフェイス設定から使用さ れます。


ブロック権限


block-permit

説明


自動モードでこのブロックに特定の機関車が進入するのを防ぐために、このタブで許可するかどうかを定義します。 許可リストが一 つ以上の項目が選択されている 場合に、初めて評価されます。 何も選択されていない場合は、除外リストが 一つ以上の項目が選択されている場合に評価されます。(???) 両 方のリストは、複数選択が可能。

通勤列車


このブロックに通勤列車に関する権限を設定します。 通勤列車を設定する方法は"通勤列 車のセットアップ "で説明されています  。(通勤 列車とは、日本で言うものとは異なります。列車の両端に運転席があり、機関車の機廻し(先頭に移動させる)なしに走行方向を転換する列車 を指します。)

:!:   “only” では、全ての通常列車(通勤列車以外)はこのブロックを使うことが出来ません。

タイプ


許可する列車のタイプを指定します。 列車のタイプがどれも選択されていない場合は、すべての列車を許可します。