S-JIS[2017-08-26/2017-12-05]
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Spring Boot
Spring Bootのメモ。
Spring Bootは、Spring Frameworkを使ってウェブアプリケーションを簡単に作るためのもの。
自分が思うSpring Bootの特長は、
- リクエストされたURIとそれを処理するクラス・メソッドの対応付けが簡単
- 処理を行ったクラスから、次の処理への移動の指定方法が分かりやすい
- Controllerクラスのメソッドの戻り値がURI(パス)
- htmlファイルを生成するテンプレート(Thymeleaf)がシンプル
- 独自タグを使うのではなく、通常のHTMLに属性を追加していく形式
- (サンプルとして)ブラウザーで直接表示できることを目指しているらしい
といったところ。
Spring BootはGradle(やMaven)で開発環境を構築することが出来る。
Spring Bootの場合は、Spring
Initializrのサイトから最小限のソース一式(Gradleの場合はbuild.gradleやgradlewも含む)をダウンロードすることが出来る。
- 画面から項目に値を入力する。
項目 |
デフォルト値 |
説明 |
Group |
com.example |
生成されるソースのパッケージ名。 |
Artifact |
demo |
自分が作るアプリケーションの名前。
ディレクトリー名(Eclipseのプロジェクト名)にも使われる。 |
Selected Dependencies |
(なし) |
依存するライブラリーを指定する。
「Search for dependencies」に文字列を入れると選択肢が表示されるので、その中から選択していく。
例えば「dev」と入力して「DevTools」を選択すると、依存関係にspring-boot-devtoolsが追加される。
- 何も指定しない場合でも、spring-boot-starterは追加される。
- 便利なのでDevTools(spring-boot-devtools)は入れておいた方がいいと思う。
- DevToolsを入れると、ソースファイルの変更が実行中のアプリケーションに自動的に反映されるようになる。
- テンプレート(Thymeleaf)を使う場合はThymeleaf(spring-boot-starter-thymeleaf)を入れる。
- ログイン画面(認証)を作りたいならSecurity(spring-boot-starter-security)を入れる。
- Rest APIを扱うときはRest
Repositories(spring-boot-starter-data-rest)を入れる。[2017-08-29]
|
- 「Generate Project」ボタンを押すと、ソース一式が入ったzipファイルがダウンロードされる。
- zipファイルを適当な場所に解凍する。
- 解凍したディレクトリーをコンソールで開き、Eclipseのプロジェクト用設定を生成する。
> cd demo
> gradlew cleanEclipse eclipse
demoアプリケーションの場合、以下のようなソース構成になっている。
- demo
- build.gradle
- gradlew, gradlew.bat
- src/main/java
- com.example.demo
- DemoApplication.java … mainメソッドがあり、ここからウェブアプリケーションを起動する。
- src/main/resources
- application.properties … アプリケーション全体の設定
- templates … テンプレートファイル(Thymeleafの場合はhtmlファイル)を置く。
とりあえずウェブアプリケーションとして画面を表示してみるには、templatesにhtmlファイルを置き、Controllerクラスを作成する。
→ウェブアプリケーションのサンプル
→Rest API
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メールの送信先:ひしだま