Excelには、セル内の文字列やセル自身に書式(太字・斜体や色)を設定することが出来る。
書式には、いわゆる「書式設定」(普通の)と「条件付き書式」というものがある。
(Excel2000・Excel2003)
セル内の文字列やセル自体に常に(無条件に)使われる設定。
「書式設定」ツールバーにあるボタンによって個別に設定できる他、
右クリックのポップアップメニューの「セルの書式設定(F)」によってまとめて設定することが出来る。
「セルの書式設定」ダイアログで見てもそれらしい書式が設定されていない場合、条件付き書式が設定されている可能性が高い。
(「セルの書式設定」では、条件付書式が設定されているかどうかは分からない)
呼んで字の如し、セル内の値によって変わる書式を設定できる。
メニューバーの「書式(O)」→「条件付き書式(D)」で「条件付き書式」ダイアログが開くので、
そこで条件と、条件を満たしたときの書式を設定する。
(ただし、通常の書式設定よりも、設定できる書式の種類は少ない)
「追加」ボタンを押すことで、複数の条件(3つまで)を指定することが出来る。
「削除」ボタンを押すことで、条件を削除することが出来る。
書式も条件付書式もセルのコピー&ペーストで複写することが出来る。
貼り付け時に、形式を選択して書式だけを複製することも可能。その場合も、どちらの書式も対象となる。
条件付書式が設定されているセルに、別の(かぶっている)書式を設定した場合、設定自体は記憶されるけれども、条件付書式の方が優先される。
(例えば、条件付書式によって背景色が赤になっているセルに対し 書式設定で背景色に青を指定しても、赤のまま
。
条件付書式が設定されていても条件が満たされていない場合は、書式設定で設定した書式が有効になる)