S-JIS[2005-02-12]

ER図メモ

ER図(ERD:Entity Relationship Diagram)のメモです。


IE形式とIDEF1X形式

ER図を表現するのに、いくつかの形式がある模様。

形式名 正式名 備考
IE Infomation Engineering J.マーチン
IDEF1X(アイデフワンエックス) ICAM definition 1 extended ICAM(Integrated Computer Aided Manufacturing program):アメリカ空軍の標準化手法の開発プロジェクト
IDEF0〜14くらい想定されており、IDEF1Xはデータモデルの手法。

IEよりIDEF1Xの方が新しいらしいが、IDEF1Xの方はどちらかというと ビジネスモデルを表すのを想定している雰囲気。
個人的には、表記法だけについて言えばIEの方が分かり易いと思う。


エンティティとリレーション

エンティティは箱で表し、特に箱を区切って上をキー、下を属性とする。
IDEF1Xの場合は、従属側のエンティティは角が丸い箱を使って区別する。

エンティティとエンティティに関連(リレーション)があるとき、線で結ぶ。

IDEF1Xの場合は、どんな関係かが分かるように 線の脇に文(動詞句)で書く。
例えば「プログラマー」「プログラミング言語」というエンティティの関係は「知っている」。
あるいは「読める」とか「コーディングできる」とか、場面(DBを作る目的)によって異なる。
文章が作れるようにするのがポイント。「プログラマーがプログラミング言語を知っている」
(リレーションの検証に使うことが出来るので、RDBのツールによっては動詞の入力を必須としているものもあるらしい)

カーディナリー IE形式 IDEF1X 備考
1
 
0〜1(親側)  
0〜1(子側)  
0以上  
1以上  
N(個数が固定)   実際は「N」は具体的な個数
複数   2以上?

参考


技術メモへ戻る
メールの送信先:ひしだま