S-JIS[2003-06-22/2007-07-21] 変更履歴

CVS(Client/Server)

LinuxのCVSをサーバーとし、クライアントとしてWinCvsを使う方法。
クライアントとしてEclipseを使う方法は別ページ参照。


サーバー側

  1. パスワードファイルを作成する。パスワードファイルの内容は、普通のUNIXのユーザーのパスワードファイルと同形式らしい。
    htpasswd(パスワードファイルを作るコマンド)は、標準では入っていないかも…。Apacheのディレクトリとかに在ったから。
    # cd $CVSROOT/CVSROOT           ←環境変数$CVSROOTは、普通にディレクトリを指す形式であること(pserver形式は駄目)
    # htpasswd passwd user2         ←パスワードファイル名とユーザーIDを指定
    New password:                   ←パスワード入力
    Re-type new password:           ←パスワード入力
    Adding password for user user2
    # cat passwd
    user1:iymOI2s1dyB9I:user1
    user2:l2Aspqxr99kpM
    # vi passwd
    user1:iymOI2s1dyB9I:user1
    user2:l2Aspqxr99kpM:uniuser	←最後尾に、そのユーザーでUNIXにファイルを書き込む際に使われるUNIXユーザー名を追加する[2005-06-26]
  2. CVSサーバーのデーモン用の設定ファイルを作成する。
    # vi /etc/xinetd.d/cvspserver
    service cvspserver
    {
            disable     = no
            socket_type = stream
            protocol    = tcp
            wait        = no
            user        = root
            passenv     =
            server      = /usr/bin/cvs
            server_args = --allow-root=/usr/local/cvs pserver
    }

    このファイルの内容については、Rob Braun(yomoyomo)さんの『xinetd FAQ』を参考にさせていただきました。

    複数のCVSROOTをpserver経由でアクセスしたい場合には、--allow-rootを複数記述する。[2007-07-21]

            server_args = --allow-root=/usr/local/cvs --allow-root=/usr/local/cvs2 pserver
  3. xinetdを再起動する。[2007-07-21]
    # /etc/rc.d/init.d/xinetd restart
  4. cvs initで作成したリポジトリのディレクトリに、他人が書き込める権限を加える。[/2007-07-21]
    # chmod o+wx /usr/local/cvs
    もしくは 、cvs initで作成したリポジトリのディレクトリにアクセスできる専用のグループを作成し、その権限を付ける。[2007-07-21]
    # groupadd グループ名
    # chown -R :グループ名 /usr/local/cvs
    # chmod -R g+wx /usr/local/cvs
  5. 必要であれば、.cvsignoreファイルを ユーザーのホームディレクトリ直下やCVSROOTの下に作っておく。[/2007-07-21]
    ユーザー名がtestの場合、例えば「/home/test」。rootユーザーは「/root」になるようだ。

クライアント側(WinCVS

「管理」メニュー →「設定」から、CVSROOTをサーバーに設定する。

項目
CVSROOT :pserver:ユーザーID@サーバーのIPアドレス:CVSROOTのディレクトリ
認証方法 "passwd" file on the cvs server
項目 説明
ユーザーID サーバー側のpasswdで指定したユーザー
サーバーのIPアドレス  
CVSROOTのディレクトリ サーバーの環境変数CVSROOTの内容をフルパスで記述

サーバーに繋いで使う時には、「管理」メニュー →「ログイン」でパスワードを入力してから使う。
パスワードは、サーバー側のpasswdで指定したパスワード。


クライアント側(Eclipse

Eclipseのページを参照。[2004-03-10]


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