一口にバーコードと言っても、実は色々な種類がある。
バーコードの模様の規格(ある文字がどういう模様になるかとか、バーの幅のサイズとか)と、バーコードを扱う為の規格(チェックディジットの算出方法とか 、スタート文字とエンド文字を決めてみたりとか)がある。
模様に関しては、誤読をいかに防ぐかといった観点から考えられており、単純に文字と模様を割り当てているわけではないらしい。
名称 | 備忘 |
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JAN | 日本商品コード(Japanese Article
Number)。本の場合はISBNコード。「4-907792-85-9」とかいう感じのやつ。国際規約(EAN)に準拠している。 先頭2桁が国コード(日本は45,49)、メーカーコード、アイテムコード(メーカー毎の商品)、最後尾1桁がチェックディジット。 |
NW-7 | 数字と一部の記号が表せる。スタート・ストップコードとして、A〜Dのいずれかがバーコードの両端に必要。また、チェックデジットも必要。 任意の桁数で作成可能。(一度に読み取れる最大桁数は、バーコードリーダーの機械に依存) |
CODE128 | アルファベットも表せる。 |
バーコードを読み込む為の機械。
機能 | 要点 |
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読み取り部分 | バーコードに接触させるタイプや、離れていても認識できるタイプ 機械側を固定してバーコード(商品)側を近づけるタイプなど、色々ある。 |
接続方法 | Windowsマシンに接続するタイプだと、 ・PS2端子(キーボードやマウスと同じ) ・USB ・RS-232C(昔はハードウェアを繋ぐといえばこれだった) 等。 POSレジなど専用のやつは知らない(爆) |
データ転送 | 読み込んだデータをコンピューター本体に転送する方法。 ・あたかもキーボードから入力したかのように扱う。 (PS端子に接続し、Windows側でメモ帳か何かを開いてバーコードを読み取ると、メモ帳に読み取った数字が書かれる) ・Windows内にファイル(CSV等)を作成する。 ・特定のプログラムとデータのやりとりを行う。 機械によっては、メニュー画面を持ち、自分自身の中でプログラムを保持し、様々な状況(あるバーコードを読み込んだら、次は特定のバーコードでなければエラーにするとか)に対応できる。 |
印刷を扱うツールによっては専用のソフトが必要だったりする(ReportCraftとか)が、Windowsだとフォントを用意すればExcelなんかでもバーコードを表示できる。
そのまま印刷すれば、ちゃんとバーコードとして使える。
A | B | C | ||
1 | ||||
2 | 値→ | 1234 | ←このセルに値を入れると、下のセルにバーコードが表示される。 | |
3 | バーコード→ | =C2 | ←このセルのフォントを、インストールしたバーコードフォントにしておく。 | |
4 |
QRコード(携帯で読み込めるという、四角の中に模様が描かれているもの。頂点のうち3つに小さな四角が描かれているのは、向きを知る為らしい) とか、これも何種類かある。
二次元バーコードは撮影した後に解析するため、一次元バーコードよりも処理が遅くなるらしい。(解析に0.8秒程度)
なので、流れ作業で大量のバーコードを処理するには向かないらしい。(一次元バーコードならピッピッピッと連続で処理できる)
また、ピンボケすると解析できない。
ただし、狭い面積に印刷できるので、コンタクトレンズのケースとかに使われているそう。