S-JIS[2011-08-26/2011-09-24] 変更履歴

Mavenローカルリポジトリー

Mavenのローカルリポジトリーのメモ。


概要

基本的にローカルリポジトリー(自分のマシン上に作られる)はリモートリポジトリー(インターネット上で公開されている)から取ってきたアーカイブファイルの置場となっている。

Mavenで管理された各アプリケーションのコンパイルや実行では、ローカルリポジトリー上にあるファイルを参照・使用する。

リモートリポジトリー上にアーカイブ(jarファイル類)を公開せず、直接ローカルリポジトリーに登録して使用することも出来る。

なお、Windows7では「C:\Users\ユーザー\.m2\repository」がローカルリポジトリーの場所となる。[2011-09-24]


ローカルリポジトリーへのファイルの登録

インターネット(リモートリポジトリー)上にファイルを公開せず、直接ローカルリポジトリーにファイルを登録することが出来る。
登録したファイルは通常のMaven管理下のライブラリーと同様に参照することが出来る。

※この登録方法は、pom.xmlは必要ない。

> mvn install:install-file 〜ファイル定義〜
定義名 内容
file ローカルリポジトリーに登録するファイル。 -Dfile=sample1.jar
groupId ファイルを所属させるグループ。 -DgroupId=jp.hishidama
artifactId ファイルを所属させるアーティファクト。 -DartifactId=sample1
version 今回登録するファイルのバージョン。 -Dversion=0.1
packaging ファイルの種類。 -Dpackaging=jar

グループは、アプリケーションの作成者や管理者というイメージだろうか。Javaのパッケージの命名に近い感じがする。
アーティファクトがアプリケーションに相当し、アプリケーションを色々作るとアーティファクトがsample2・sample3…という感じで増えていくのだろう。

> cd 〜sample1.jarのある場所〜
> mvn install:install-file -Dfile=sample1.jar -DgroupId=jp.hishidama -DartifactId=sample1 -Dversion=0.1 -Dpackaging=jar

pom.xmlを用意したプロジェクトでローカルリポジトリーへインストールする方法


上記の例の様にして登録したアーティファクト(ファイル)は、pom.xmlに以下の様に記述すると参照されるようになる。

		<dependency>
			<groupId>jp.hishidama</groupId>
			<artifactId>sample1</artifactId>
			<version>0.1</version>
		</dependency>

Maven目次へ戻る / 技術メモへ戻る
メールの送信先:ひしだま