Mavenのローカルリポジトリーのメモ。
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基本的にローカルリポジトリー(自分のマシン上に作られる)はリモートリポジトリー(インターネット上で公開されている)から取ってきたアーカイブファイルの置場となっている。
Mavenで管理された各アプリケーションのコンパイルや実行では、ローカルリポジトリー上にあるファイルを参照・使用する。
リモートリポジトリー上にアーカイブ(jarファイル類)を公開せず、直接ローカルリポジトリーに登録して使用することも出来る。
なお、Windows7では「C:\Users\ユーザー\.m2\repository
」がローカルリポジトリーの場所となる。[2011-09-24]
インターネット(リモートリポジトリー)上にファイルを公開せず、直接ローカルリポジトリーにファイルを登録することが出来る。
登録したファイルは通常のMaven管理下のライブラリーと同様に参照することが出来る。
※この登録方法は、pom.xmlは必要ない。
> mvn install:install-file 〜ファイル定義〜
定義名 | 内容 | 例 |
---|---|---|
file | ローカルリポジトリーに登録するファイル。 | -Dfile=sample1.jar |
groupId | ファイルを所属させるグループ。 | -DgroupId=jp.hishidama |
artifactId | ファイルを所属させるアーティファクト。 | -DartifactId=sample1 |
version | 今回登録するファイルのバージョン。 | -Dversion=0.1 |
packaging | ファイルの種類。 | -Dpackaging=jar |
グループは、アプリケーションの作成者や管理者というイメージだろうか。Javaのパッケージの命名に近い感じがする。
アーティファクトがアプリケーションに相当し、アプリケーションを色々作るとアーティファクトがsample2・sample3…という感じで増えていくのだろう。
> cd 〜sample1.jarのある場所〜
> mvn install:install-file -Dfile=sample1.jar -DgroupId=jp.hishidama -DartifactId=sample1 -Dversion=0.1 -Dpackaging=jar
→pom.xmlを用意したプロジェクトでローカルリポジトリーへインストールする方法
上記の例の様にして登録したアーティファクト(ファイル)は、pom.xmlに以下の様に記述すると参照されるようになる。
<dependency> <groupId>jp.hishidama
</groupId> <artifactId>sample1
</artifactId> <version>0.1</version> </dependency>