◎8月7日(金)(7日目)
アンカレッジ〜クーパーランディング
●氷河をめざして
アンカレッジからさらに南下し、キーナイ半島へ向かうのが今日の予定。朝、目が覚めるとくもり空。3日連続の雨にならないようにと願う。旅に出て一週間目となり、そろそろ疲れがたまってきた。慣れない車のシートに長く座っていたことと、デナリ国立公園でスクールバスに8時間も揺られていたためか、かなり激しい腰痛に襲われ、腰を容易に曲げることができなくなった。
今日の最初の訪問地は、アンカレッジから約15キロ南にあるポッター沼野鳥保護地区。高速道路沿いにある沼地である。期待に反して、野鳥はカモが数羽だけであったが、小川の中で泳ぐサケの姿が印象的であった。
再び、南下をはじめると、途中インディアンリバーという川で、大勢の人々がレッドサーモン釣りをしている。夏の週末に、アンカレッジという都会からわずか24マイルのところでサーモンが釣れるのだから、釣り師にはたまらないところだろう。
次の目的地はポーテージ氷河。ここでまた激しい雨に襲われる。ハイキングを予定していたが、仕方なくビジターセンターで各種展示をみる。そこでは、氷河の成り立ちや、そこに棲む動物たちのことを学ぶ。受付のカウンターの上には、氷河に棲むという極小のミミズのようなアイスウォームという虫が展示されていた。
小劇場では、「氷からの声」という氷河の成り立ちを示す20分のビデオが終わると、スクリーンが上がり、目の前のガラス全面にポーテージ氷河が現われるという憎い演出が行われている。
外に出ると雨はあがっており、ビジターセンターから2キロ程度のハイキングをし、バイロン氷河を見る。
ポーテージ氷河を後にして、来た道をもどる途中にウィリー・サーモン観察所がある。ここでは、サーモンが川を上りながら産卵する様子が観察できる。
今日のキャンプ地は、サーモン釣りで有名なキーナイ川沿いにあるクーパーランディングのキーナイ・プリンセスRVパークである。

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