3.燃える大地
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2002/11/2

 6時起床。ホテルの1階のレストラン(夜は和風居酒屋)でバイキング。「Inside? Outside?」と聞かれ、「外ー!」と指を差して答える。しかし白カラスを警戒してか、ぴっちり網が張ってある。コレ屋外って言うんか。籠の鳥はどっちだ。そしてまたしてもメニューに野菜がない。そこが変だよオーストラリア人・・・フルーツは美味いんだけどなァ。

 7:55発のケアンズ行き国内便に乗る。大陸っぽいのが見えてきたと思ったらいきなり飛行機が降り始めて、着陸したと思ったら客が乗り降り。「ケアンズ行きのひとは降りないで」と言われる。ってことはまだケアンズじゃないのね。じゃあココはどこ? なんで経由する場所の説明が一切ないの? 田舎の乗合バスじゃないんだから。。。

 再び飛んで、機内食。ケーキみたいの。ぱさぱさのサンドイッチよりマシだけど、朝ゴハン食ってきて正解。スチュワーデスはみんなおばさん。なめとんのか。ケアンズに着いて、また1時間半ほど乗り継ぎ待ち。今度はエアーズロック行きの QANTAS で2時間半。ここでまたぱさぱさのサンドイッチ。薄いハムと硬いチーズにはもう飽きた。でも残さず食う・・・

 内陸に進むにつれ、窓から見える陸地が茶色くなってくる。乾燥気候なトコだから木もまばら。到着して飛行機から降りるとじりじりと暑い。すぐに喉が乾く。エアーズロックリゾートの観光ガイド会社(?)の日本人スタッフ(おねぃちゃん)に案内されて、バスに乗ってホテルへ。エアーズロックは日本時間+30分。国内の移動で時差があるって、やっぱ違和感あるね。


 ハミルトンで見かけた日本人はハネムーナーにしか見えないカップルばかりだったけど、エアーズロックはどっちかっつぅとおばちゃんばっか。世界遺産巡りってことで、年寄りにウケてるらしい。こいつらみんなエアーズロック登るんか? と要らぬ心配をしてみる。

 いわゆるエアーズロックとゆーのは、「ウルル・カタ・ジュタ国立公園」の中にあるアボリジニの聖地。マウントオルガという岩山群も含む広大な土地を、オーストラリア政府が借りて国立公園として運営してるんだって。年に1200万円くらいだったかな? 国がアボリジニのひとたちに賃料払ってるらしいです。詳しく知りたいひとはちゃんと調べてねw のりすけうろ覚えだからTT

 行ったとき、道端というかそこら中に背の低い草が生えてるんだけど、なんだか燻ってまして。煙出てまして。なんだろなーと思ってたらブッシュファイヤー(≒山火事)だそうで。前の日に火が出て、国立公園の入り口が閉鎖されてたらしい。それじゃ観光できないじゃん。などとブーたれつつも、出発予定時刻にはどうにか門が開いたらしい。やっぱ日頃の行いだね♪

 で、オルガスの麓を散策。麓と言ってもけっこう登った。その実態はでっかい岩の集まり。一番でかいのはエアーズロックよりも東京タワーよりも標高が高くて、全部で36個だったっけ? でっかい順に4つは名前がついてるらしい。「オルガ」しか覚えてないけど。岩石群の呼び名が、複数形の「オルガス」。この辺も詳しくはそれなりの資料でw かの宮崎駿が「風の谷のナウシカ」を生んだ、和名「風の谷」(そのまんま)でパチリ。王蟲そっくりの岩。確かに風は最高だわ。景色はだだっ広いサバンナ。

 夕暮れ時、エアーズロックへ向かう。オルガスからは直線距離で30kmだけど、道なりに行くと50km。オーストラリア人、体もでかけりゃ誤差もでかいぞ。んでエアーズロックが夕日で色を変える姿を、シャンパンとカナッペで・・・楽しんだかどうかは不明。おばちゃんうるさすぎ。18:59の日没で19:00バス集合ってどうかと思いました。大急ぎでシャンパン3杯を流し込むw


 ホテルに戻って、レストランでディナー。なかなか洒落た店で、メニューも何だかイイ感じ。タスマニア風きのこのスープと、カンガルー肉のローストと、温野菜サラダをオーダー。始めにきのこスープとパンが出る。パンは焼き立てでウマー。きのこスープは予想と全然違って濃ゆかった。のりすけは平気だったけどあるっぺセンセがダウン。旅疲れっつぅかバス疲れで、カンガルーもあんまし食えなかった模様。カンガルーって脂身が少なくて淡白なので、のりすけはバクバク食えちゃった。温野菜が心に沁みた。野菜は積極的に食べないとなかなかありつけないんだもん!



  
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