2.ビーチとコアラと鉛玉
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2002/11/1

 朝7時起床。メシはホテルからバギーで20秒の島の観光案内所みたいなトコの建物にあるレストランでバイキング。キャッツアイビーチの目の前、燦々と降り注ぐ太陽の下でカチカチのベーグルを頬張る・・・ふ、フルーツはおいしぅございました。

 屋外の席に座ったので、例の白いカラスをはじめ、普通の黒いカラスやカモメやばりばり熱帯色(原色)の鳥たちが集まること集まること。賑やかで楽しいのは客だけで、店員は殴りかからん勢いで追いやってた。まぁ、しゃぁないわ。


 今日のお目当てはハートリーフ。今日の、というか、この新婚旅行の目玉ですな。これさえ見れれば目的達成。早すぎ? ともあれ、オプショナルツアーとしてはこのハートリーフを見に行く前に、ホワイトヘヴンビーチっつぅところで水遊びさせてくれることになってたのね。んでまずはヘリコプタァでビーチへ。ホテルから空港までバスで送ってくれたアリ君から、ハミルトンキャップ(帽子)のプレゼント。わーい。みんなでおそろいー♪

 別のカップルと一緒に4人でヘリに乗ったんだけど、じゃんけんで勝ったひとが操縦士さんの隣ってことになって、じゃんけんしたらのりすけ勝っちゃった! わー! ヘリ初めてなのにいきなり足元ガラス張りー?! 外見えすぎー! ぎゃー! とか叫んでるうちに着いた。先着の組も居て、そこは水上飛行機で来てた。飛び立つトコがカッチョエエ。あれもよかったなァ。。。

 不思議でしょうがないくらい兎に角真っ白な砂浜に着地して、ノンアルコールの(ちぇ)シャンパンみたいなジュースで乾杯。一頻り波と戯れ、エイやカモメを追いかけたり、鴬張りぢゃないけどキュッキュッて鳴る砂に埋まってみたり、フルーツ食ったり、ボール投げたりして再びヘリで帰った。1時間半くらいだったけど、日焼け止めの塗りが甘かったのか、肩がしっかり焼けました。くっきりと水着のあと。ひりひりひり。3mものサメが来る浜だなんて聞いてしまった事など忘れて。

 そしてセスナに乗り換えてグレートバリアリーフへ。ハートリーフって写真で見ると大きさわかんないけど、実際はでーーーっかいサンゴ礁の中のほんの一部分に過ぎなくて、すっごい小さいのね。「あれがそう、ほら」って操縦士さんに教えてもらえなかったら気付かないくらい。客がちゃんと写真なりビデオなり撮れるように旋回しながら見せてくれたので、あるっぺセンセへべれけ。一方のりすけ、ビーチの写真撮りすぎでハートリーフはたったの2枚。馬鹿。でもむちゃくちゃキレイで気持ち良くって・・・すげえ眠かった。


 ハミルトン島に帰ってきてお昼。パン屋さんがあるから試しに買ってみよう〜てなワケで行ってみた。朝のバイキングで野菜がなかったので野菜食わな、ということで、今は亡きサブウェイを彷彿とさせる巨大サンドイッチ。流石にパサパサぢゃなかったっす。レタスいっぱい入っててんまかった。屋外の屋根付きベンチみたいなとこで食ったので、白カラスにぢーーーっと見られてた。


 コアラが抱ける動物園があると聞いたので、こりゃもう行くしかないでしょー! と地図を見たけど見つからない。島を一周しても見つからない。観光案内所で聞いたらわかったんだけど、なんで地図に描かないのか謎。つぅか島の隅っこの展望台の横。そんなんでいいのか。

 入り口にいきなりコアラ。寝てる。そういや夜行性だったいね。つぅか入場料くらい取るはずなのに係員が居ない。なにそれ? ちょっと待ってたら来て、金取ってからコアラ抱っこさせてくれて写真とってくれた。わーい。ふかふかー♪

 さーて中へ行きますかーっつったら「動物のえさ」を1ドルで売ってた。「動物のえさ」? 全部に共通なの?? どおゆうこと??? でもまぁいいか、って買って入ったらまず池。カルガモ。白カラス。あーはいはい、ってな感じでエサをばら撒く。そうかコレは鳥のえさか。次、白カラスの小屋。ふっざけんな! と思ったら『ハロー』とかゆった。なるほど、このしゃべるヤツだけ特別扱いなワケね。でもエサはやらん。次、熱帯色の鳥。次、ダチョウじゃなくてエミュー。次、ウォンバット。ウォンバット? イノシシ? 次、鹿。同じエサ。次、カンガルーの子供? じゃなくてワラビー。思いっきり寝てて、近付いたら起きてエサをねだりやがる。鳥以外はみんな同じリアクション。なんなんだココ。。。

 次にコアラ小屋。エサやり中でした。流石にコアラのエサは1ドルじゃ売ってくれないらしい。ご存知の通り、コアラのゴハンはユーカリ。赤ちゃんコアラが奥の方に居たので、係のひとが撮ってくれました。ボケたけど。コアラには一頭ずつ名前がついてるらしい。教えてもらったけど全部忘れた。

 次、でっかいネズミみたいなの。物陰に隠れてたけど、エサ投げたら出てきた。こいつも寝てたのか。てゆーか白カラスの反応が早くて、寝ぼけ眼の彼らはちっともエサにありつけてない模様。不憫な。。。順路を辿って、また池のそば。カルガモと白カラス。もう勘弁してくれ〜とエサをぶち撒ける。複雑な気持ちで出口。大人ひとり12ドル(約1000円)か・・・


 島の反対側の隅っこまで行き、今度は射撃。実弾でしたのよ。あるっぺセンセのリクエストで44マグナムにしようと思ったら、間違って38口径になっちゃったらしい。大きさが変わると弾数が変わって、1回の料金は45ドル均一。38mmは18発。のりすけ2発撃たせてもらったけど、かなり音でかいし反動でかいし、手もばっちり痺れたですよ。的が遠くてぜんぜん見えなくて当たってるかどうかちっともわからずにばかすか撃ってた。的にしてた紙を最後にもらったら、14発当たってたことが判明。何気にびっくり。しかも1個はど真ん中。うはは。おもしれ。

 アイスクリーム屋さんでおやつ。ワッフルコーンにこれでもかと乗っけて、2つで7ドルちょい。ホテルの冷蔵庫の水はバカ高いので、土産物屋で水を買う。オーストラリアでは500mlペットボトルっつぅのはないらしい。同じ感覚で600mlを売ってる。これが1本2ドル。ついでにポテチも買ってみよう、ってんでいくつか買ってみたけど、あとでよくよく見てみたら、50gで1000kcalもある。こんなん食ってっからオーストラリア人はみんなでぶんでぶんなんだよーーー!


 ディナーは予約でシーフードレストランへ。席だけの予約なので、とりあえずメニューを見たけどやっぱりわからない。てゆーか日本語も書いてあるんだけど、意味が分からない。量もわからないので、どーゆーふーに頼んだらいいかがわからない。うだうだやってるとギャルソンが来て、おすすめメニューを教えてくれた。薦められるままに注文、しばらくして出てきたモノは葉っぱと魚貝の花火タワー(ワケ分からん)。エビ、カニ、ロブスター、ムール貝、生牡蠣、鮭、タコ、カツオ、フルーツ、葉っぱ。

 生牡蠣はやべぇだろうが・・・と思ったけど、死なば諸ともってことで2人して食った。カツオ(だと思う)は調理法が間違ってた。タコは缶詰に入ってそうな味。ムール貝はドレッシング漬けでいまいち。鮭は刺身だけど美味かった。エビ・カニ・ロブスターは茹でただけ。あるっぺセンセはカニ食ったら飽きたみたいだけど、のりすけは嬉々として(←たぶん)エビ食ってた。10尾は食ったか。葉っぱもやたら苦くて食べ難かったけど、あらかた食い尽くした。ごちそうさまーってギャルソン呼んだら、マヂで食べたんか?! というリアクション。あれ?

 ディナーの前にバギーのレンタル時間が切れて返しちゃってたのでレストランまで歩いて行ったんだけど、これがまた結構なハイキングコースでねぇ。アップダウンありすぎ。島の形に忠実すぎ。泳いだのもだいぶ効いてて、バギーのありがたみを感じることしきり。

 牡蠣が当たらないで良かったぁぁ。



  
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