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button  インポート・ストッキングについて

外国製のストッキングの魅力は、第一にはいた時の発色の美しさにあります。国産のものには無い色、透明感などがすてきです。肌触りの柔らかさや価格の点では、国産品が優れているかもしれませんが、爪先やシームの処理、ウエルトやタンガのデザインなど、はく楽しみと魅せる楽しみを満足させてくれる個性的なストッキングが外国製品には数多くあります。

私と友人の意見をもとに作りましたので、個人的な好みや独断に偏っているかも知れません。また、私は、ほとんど20デニール以下の薄手しかはきませんので、以下に紹介するものも薄手のタイプです。

素人が僭越ですが、業者やメーカーとは無関係の普通の人の率直な感想として聞いてください。

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ブランド

ヨーロッパに旅行したときとか、ネット・ショッピングで、日本ではあまり見かけないメーカーの製品を買ったことがありますが、基本的に日本人の体型、生活と感性に合ったものはほとんど輸入されていると思います。日本人は小柄で脚も細いですし、欧米の女性に比べて靴を脱いだ足を見せる機会も多いと思います。そういう条件にかなっていて、国産品にない魅力をもっているものは、輸入業者がすでに先鞭を付けていますし、代理店もあります。ガーター・タイプでなければ、国内でいい物はなんでも手にはいると思います。

インポートのブランドで好きなのはすべてヨーロッパです。かつてはアメリカがストッキングの先進国でしたが80年代にHanesのAliveが人気を得ましたが、シアーなものはBarkshireのKickくらいで、実用性・ファッション性で特に見るべき物はないようです。

 

ヨーロッパ製には、Gerbe、Fogal、Wolfordなど超高級ストッキングがあります。試着できるお店もありますし、お店の雰囲気からして違いますね。とても丁寧な作りで、つま先などは手縫いのものもあります。こういうストッキングに足を通す瞬間のときめきは他では味わえない満足感があります。ただ、値段ほどのものかなとかいいんだけど高いということがあります。どちらかというと、男性からプレゼントしてもらうものかもしれません。

透明感とツヤ

私がストッキング選びの細大のポイントとしているのは透明感です。このページにあげたストッキングは、すべて透明感に優れていると思ったものばかりです。

透明感と薄さはイコールではありません。デニール数が低ければ透明感が高いというわけではありません。夏用のデニールの低いストッキングが各社から出ていますが、必ずしも透明ではありません。むしろさらっとした肌触りや通気性を重視して、しかも同時にサポート感を維持しようとしていますから、以外に透明感は低いと思います。

一口に透明感といっても、編み方によって印象は異なります。たとえば、ゾッキ・タイプは、どちらかというとおとなしめです。ゾッキは透明感に劣ると思っていましたが、イビチのヴェールスなど最近出たハイゲージのゾッキは、なかなかのものです。

私は、マットな感じよりもつやがあるストッキングが好きです。つや系の代表格というと、ル・ブルジェです。初期のものは肌触りがよくなく、てかりがすごかったんですが、最近のものは改良されています。肌色よりは、濃い色の方が効果が出ると思います。

他に、セビラとかビドリオも透明なつやがすてきです。でも、こういう強いつやものは、脚が存在感を主張しますからドレスとのバランスを考えないといやらしくなってしまう危険性もあります。その点でイビチのクリスタルはつや系ではオールマイティだと思います。

サイズ

ヨーロッパのパンティ・ストッキングは、日本と異なり身長と体重でサイズを決めるようです。ガーター用は、身長だけか靴のサイズ、または両方というのもあります。

イビチやル・ブルジェなどフランスやイタリアの表示なら、どこもだいたい同じで1がだいたい日本のMに相当します。イギリスでは、日本のMがだいたいSに対応します。Wolfordは、だいたいXSです。

ただ、同じく国でもブランドによって、同じブランドでも製品によって微妙に異なることがあります。実際に私も製品によってサイズが変わることがあります。サイズ・チャートを見て選んでください。

また、境界付近の人は悩むところですが、はいてみないと分からないのが現実のようです。身長に比して足が小さい人は、かかとがあまってしまうこともあるようです。

外国製のストッキング、特にノン・ストレッチのガーター用は、ちゃんとつり上げても平均的日本女性には太過ぎる物や長すぎるものもあります。試しに買ってみて実際に合うかどうか自分で確かめるのが一番です。

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デイリーユース

オフィスなどでは、やはり丈夫さと安定感が大事ですね。イビチのシルバー20は、適度なサポートで、長時間はいていてもたるんだりずれたりする感じが少なく、しかも適度な透明感とムラのない色の乗りはすてきです。一見、国産の五百円クラスのサポート・ストッキングと変わらないように見えますが、色ののびは全然違います。デスクワークでは、足を組んだりする時など抵抗感がなく、はいていることを意識しない優れものです。ソフトなガードル・タイプですから、腰回りもきつくない程度にサポートしてくれます。不安な日にも大丈夫な万能タイプです。

同じくイビチのマディソンも、安心感と美しさを備えたオンタイムに向いたストッキングだと思います。ゾッキで非常に伸縮性があるので、暖かいんですが、逆にムレが気になる人もあるかもしれません。

普段使いというと、やはりお値段が気になりますね。でも、価格ときれいさのバランスで選びたいですよね。おすすめは、イビチのクリスタル、フィロドーロのオーロラとデリアです。いずれも15デニールで、千円以下です。クリスタルとオーロラはつやがありますが、上品ないやみのない程度です。デリアはつやがなく自然な感じです。

ガーター用ストッキング

ガーター用のストッキングというと真っ先にアリストックのハーモニーポイントが挙げられます。残念ながら現在はデッドストックを探すしかありません。ジェルブからもいい雰囲気のフルファッションが出ていますが、サイズの点で少々難があります。こちらは「はまる」感じではありません。

シームレスでしたら、ドレ・ドレです。色もサイズも豊富です。ガーターで吊ったときのフィット感がステキです。

ジェルブのGerlon、ル・ブルジェVoilanceも美しいと思います。こちらは、普通のフィット感です。

どちらかというとガーターを付ける方は、ストッキングよりもガータ・ベルトの方に関心がある方が多いように思われます。ツンと上に引っ張られたウエルトの造形美はステキですよね。でも、ガーターの魅力を引き出すのもストッキング次第だと思います。プレーンニットのウエルトにできるモアレも妖しい魅力を醸し出してくれます。

ちょっと特別な日のストッキング

私が一番美しいと思うパンティ・ストッキングは、イビチ15です。でも、美しさを保つためには、それなりの気配りが必要です。はくときや脱ぐときはもちろん、時々ねじれやたるみを直さなければだらしなくなってしまいます。お仕事の時にはこういう気配りはなかなかできませんよね。

いつもと違うきれいなストッキングは、女性らしいエレガントさを自然に引き出してくれると思います。

 

国産ストッキングの実力 〜ストッキングの幸う国〜

欧米以外のストッキング大国はなんと言っても我が日本国です。細部の仕上げの丁寧さ、はきごこちと肌触りの良さは世界一といってもよいでしょう。インポートとともに大いに楽しみたいですね。

一時期プレーンなストッキングが顧みられなかった時期もありましたが、企業の努力と日本人の繊細な美意識がストッキング文化を復興させました。今では、どんな脚を演出したいかで様々なタイプのストッキングが出されています。コスト・パフォーマンスにも優れている点も国産ストッキングの特長です。

インポート、国産をはきこなしてこそ、「あっぱれ大和撫子」です。

 

tou
sou
ki
hada
kyo

画像はアツギのASTIGUです。左から、透、爽、輝、肌、強です。私たちはこんなに選択肢を持ってるんですね。

 

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