2003〜2012年撮影分ダイジェストです。最新版はこちらへ.

石川憲二
ジャーナリスト、作家、編集者
北海道、釧路20030210
早朝5時ごろの釧路駅前。霧の中、街路灯に照らされた道路が美しくてシャッターを押したところ、これ以上ないというタイミングでセンターに人影が。まさに画竜点睛という感じでした。しかし、今から思い出しても人なんか歩いていなかったような気が……。幽霊でも現実でも、写真は撮ったもん勝ちです(笑)。
[Minolta
DiMAGE 7Hi]
ミノルタ末期の名機でホントによく写りました。デジタルなのにフィルム風の画質になるとこが好みです。
ペルー、マチュピチュ20030805
あまりにも有名な遺跡です。普通はこのような全景の写真を紹介するのでしょうが、ここは思いきってアップで。注目すべきなのは何か深い悩みを抱えたような観光客ではありません。この「建築構造」を造るのにインカの末裔たちがいかにマニアックな努力を重ねているかというところに彼らの趣味性を知ってほしいのです。スペイン軍に追われて山地に逃げ込み、この町をつくったはずなのに(異説あり)、なぜわざわざ曲線や階段状の石を削り出しているのかっ! そんな暇があったら抵抗するための武器でもつくるように。
[Minolta DiMAGE 7Hi]
ボリビア、ラパス20030807
4000メートル級の高地にある都市ラパスは宝石箱をぶちまけたような美しい夜景で知られています。でもこれは空気の薄い「盆地の縁」にしか住めない人が大勢いるから。急斜面に貼りつくように建てられた家で灯りをともすので、立体的な夜景になるのです。それを考えると、ちょっと複雑な気持ちになります。
[Minolta
DiMAGE 7Hi]
ボリビアの低地トリニダで撮った1枚。一般的にお姉さんはしっかりもので弟はお調子もの。それが、いいバランスなんだよね。そこを利用してちゃっかり写真を撮るわけです。
ミクロネシア、ポンペイ20040429
ポンペイ島の住宅街でスナップ撮影をしていたら、通りがかりのお父さんに「うちの子も撮ってよ」と身振り手振りで誘われ、庭まで、ずかずか入り込んで写した1枚です。はるか太平洋の孤島まで来た目的はもちろんナンマドール遺跡。海からアプローチするといきなり現れる巨大な石積みにはかなり感動します。
[ContaxRX & Planar50mmF1.4MMJ]
以下、フィルムスキャンはすべてニコンの「COOLSCAN V ED」を使用しています。
パラオ、コロール20040717
パラオへは、日本であまり知られていない遺跡の調査に行きました。でも、ほかの時間はだいたいこんなふうなふやけた写真を撮っています。
[ContaxAX & Planar50mmF1.4MMJ]
AXはカバみたいなデカいボディで、安定感抜群でした。ボディ内にもうひとつボディがあり、それを動かしてピントを合わせるという凝ったギミックは好きでしたが、メーカーサポートが終わる時期が近づくにつれて不安になり、ついに手放してしまいました。ちょっと後悔してます。
グアテマラ、パナハッチェル20040824
カメラを向けると無心にニコニコする子供は好きですが、一方でこうやって警戒気味の視線をびしばし送ってくるナチュラルな反応にも、ちょっとほっとします。学校帰りに親の店にでも立ち寄ったところか? 勉強(たぶん)のじゃましてごめん。
[Contax AX & Planar50mmF1.4MMJ]
プラナーらしい写真をもう1枚。絞りでこれだけ違います。あとラチチ
ュードの限界を超えた描写も魅力。この状況で娘の父親らしき人までち
ゃんと写ってるのはすごい!
東京、秋葉原20050109
小学館の『平成大合併日本新地図』のために撮影したものです。フィルムなのに HDR風なのがポイント。この本には、他にも僕の撮った写真が何枚か使われています。多灯による物撮りまでしてるのですから、本業でもないのに何やってんだか。
[Contax AX & Yashica ML Fisheye 15mmF2.8]
ヤシカの魚眼はいいレンズでしたがその後、デジタルへのメイン機材入れ替えをしたときに泣く泣く手放しました。その顛末はここで。
長崎県、長崎20050128
デパートの化粧品売場の光景。マニュアルフォーカスのフィルムカメラでこういう盗み撮りをするのはけっこう大変です。盗むなって(笑)。
[Contax RX & Planar85mmF1.4MMG]
西ドイツ製のプラナー85ミリは、たまたま中古カメラ店でみつけて手に入れたものですが、絞り開放でも、ちゃんとピントが来る当たり品。さすがにこれだけは手放しません。□
大阪、吹田20050318
大阪万博には個人的にいろいろ思い入れがあったため、今でも太陽の塔を見ると胸が熱くなります。子供時代の僕にとっては、貴重な「世界への窓」であり、絶対に行ってみたかったんですよね。親に本気で頼み込んだのはあのときだけでした。
[Contax RX & Makro-Planar 60mm2.8CMMJ]
ツァイスのマクロレンズでは 100ミリが超有名ですが、60ミリもけっして悪くはありません。初めてテストしたときには、フィルムの限界に迫る解像度に驚いた覚えがあります。このサイズでも密度の濃さみたいなのを感じられるでしょうか。
東京、三軒茶屋20050326
世田谷線三軒茶屋駅からの夕焼けの風景。空にある小さな白い部分は飛行機雲です。
[Canon A-1 & newFD50mmF1.4]
週刊誌記者をしていたころのメインカメラを久しぶりにひっぱりだして撮影してみたところ、思っていた以上に写りがよくて驚きました。FD時代のキヤノンレンズは、日本特有の「湿気が多くて濁り気味」の空気を突き通してクリアに見せる力があるように感じます。ちなみに、もう少し乾燥したヨーロッパで撮るとこんな感じ。「こってり盛り盛り」のツァイスとは対極ですが、これはこれでいいですね。(1991年7月撮影、ハンガリー、ブダペスト)
フィリピン、マニラ20050409
マニラの下町にあるちょっと貧乏なエリアを、がしがし歩いていたときに出会ったやたら明るい子供たち。日本もついこのあいだまでこんな感じだったんですけどね。フィリピンは写真を撮るにはいいとこです。
[Contax AX & Planar50mmF1.4MMJ]
魔術のようなAF機能をもつAXですがさすがにフィルムカメラ時代の超高級機だけあって性能は高く(ちゃんとピントが合う)、こういうスナップでは大活躍してくれました。□□
シンガポール、リトルインディア20051031
仕事で訪れた日はたまたまインドの暦で大晦日にあたっていたらしく、年明けのカウントダウンに向けて町はすごいにぎわい。「新年になった瞬間、インド美人がキスしてくれるんじゃないか」と淡い期待を抱いて12時までうろついていたのですが、当然、そんなバテレンな蛮行は行われませんでした。残念!
[Contax AX & Planar50mmF1.4MMJ]
スペイン、セビリア20060502
ヨーロッパの人は簡単には写真を撮らせてくれないので、このときは街の片隅に潜んだまま中望遠レンズでじっとねらっていました。4月末のセビリアは、日本の真夏の 1.2倍くらい暑く、こういう作業がじっくりできるのは夕方以降です。
[Contax RX & Planar85mmF1.4MMG]
このレンズを使うようになって約2年、初めてプラナー85ミリらしい写真が撮れました。
ポルトガル、タヴィラ20060504
ポルトガルの田舎に行ってみようと南部の町ファーロまでやってきました。でも撮影しておもしろそうなものがあんまりない! なので、列車で30分ほどのリゾート地タヴィラまで足を伸ばし、地元住民との交流に勤しんでみました。道端で拾ったもので無邪気に遊ぶような子は、おとな社会のヨーロッパではけっこうレアです。動き回られるとなかなかピントが合わないっす。
[Contax RX & Planar85mmF1.4MMG]
スペイン南部からポルトガルへの移動は高速バスがお薦めです。安い、速い、空いてる、本数も多いと完璧。ファーロは駅のそばに快適な安宿もあり、のんびり過ごすには実はとってもいいところです。町もそこそこ大きいしね。名物料理としてはポークとアサリのトマトシチューといったものあり。なぜこの2つを合わせる?
小笠原村、北硫黄島20060910
名前の通り硫黄島の北にある島で、このような断崖絶壁の地形でありながら、戦前には集落が2カ所もあったというから驚きです。その昔、グアムなどマリアナ諸島のあたりから渡ってきたであろう人々の生活の痕跡が発見されており、日本人が多様な民族から成り立っていることを証明する歴史的価値のある土地です。
[Contax AX & Sonnar180mmF2.8AEG]
ゾナーの 180ミリもちゃんとドイツ製をもっています(わかる人にだけわかるマイナーなこだわり)。
小笠原村、父島20060911
小笠原の写真は海と島の風景を中心にいろいろ公開されているので、ここは少しめずらしいものを。父島の港近くにある大神山神社はなんとなくプラスチックな感じがします。
[Contax AX& Distagon18mmF4MMG]
ディスタゴン18ミリもドイツ製の、しかもMMをもってました。このころはそういう情熱にあふれてたんだよねー(笑)。名レンズなので描写力はさすが。特に色ノリが抜群によかっただけにデジカメ時代にならなければ一生使ってたと思いますね。しかたなく極楽堂にひきとられていきましたとさ。
インド、チェンナイ20070111
インド人は写真を撮られるのが大好きなうえに表情が豊かなので、町中の撮影はものすごく
やりやすいです。特に子供は、どこでどう撮っても絵になっちゃう。なので、あえてそうい
うアドバンテージに頼らない1枚を。タイトルは「インド洋とインド人」(笑)。昔のフラン
ス映画みたいで気に入ってます。 [Canon EOS Kiss Digital X & Sigma17-70mmF2.8-4.5]
UAE、ドバイ20070112
街中のどの場所でも周囲を見回すと建設中の高層ビルが必ず5棟以上みつかるこのころのドバイは(誇張なしの実話)、やはりちょっと異常でした。たしか全世界の建築用クレーンの3分の1が集まっていたとか。実質的な労働者はインド&パキスタン人で、ドバイ人は役人と経営者だけというのは、ある時期のナウルを思い出させます。
[Canon EOS Kiss Digital X & Sigma17-70mmF2.8-4.5 DC MACRO]

マレーシア、マラッカ20070323
鄭和の人生を調べようと縁のあるマラッカへの旅をしました。夜、ホテルのベランダから外を見ていたら、遠くから音楽が聞こえてくる。持参した 500ミリ超望遠ミラーレンズを着けて(実質800ミリ!)覗いたところ、若者たちが公園に集まってダンスパーティーをしていました。
[Canon EOS Kiss Digital X & Yashica REFLEX 500mmF8]
この超望遠レンズ、旅先で意外な働きをすることがあるので今でも手放していません。フォーサーズに着けると、なんと実質1000ミリ!
ノルウェー、オスロ20070505
こういうシチュエーションをみつけたら、迷わず正面に回り込んでシャッターを押しちゃうのが、キャンディッドな写真を撮るコツです。で、「おっ外人さん(僕のことね)が勝手にわしらの撮影をしとるぞ」と敵が混乱しているうちに、すばやくその場を離れる。旅に出るとそんなことばかりしているような気がします。
[Canon EOS Kiss Digital X Sigma17-70mmF2.8-4.5 DC MACRO]
キスデジは軽いのでスナップ用によかったのですが、さすがにカメラとしての基本性能が低すぎ(ピントの合い方とかが雑)、1年も使わずに手放してしまいました。一方のシグマレンズは定価4万円台とは思えないほどのすばらしい写りで感動もの。でも本体と一緒に驚くほどの安値で中古カメラ屋さんへと引き取られていきましたが……。
東京、羽田空港20070921
航空会社の整備部門の取材を何度もしているのですが、そのあいまに撮った1枚です。ちょっとだけあざとい加工をしました。
[Canon EOS Kiss Digital X & Sigma17-70mmF2.8-4.5 DC MACRO]
フランス、アヴィニョン20080502
『ちびまる子ちゃん』とかをみているとマンガでは子供の目をひらがなの「の」の字みたいに描くときがあります。あれって単なる表現技法だと思っていたのですが、実は本当にそういうことがあるのです。嘘だと思ったら、この写真の拡大画像をご覧ください。警戒心の強いヨーロッパの子供が無邪気になる瞬間を撮ろうとアイスクリーム屋の前で見張っていました。ぺろりと舐めたときが、シャッターチャンスです。ふふふ、つっぱっていても、しょせんは子供よのぉ。
[Olympus E-3 & Zuiko Digital ED12-60mmF2.8-4.0]
この旅行から本格的に使い始めたメインカメラです。オリンパスは発色がいいのでフィルム時代のコンタックスから乗り換える人が多いみたい。このレンズは高倍率ズームゆえの重さを除けば、これまでのカメラ人生のなかで最強です。
フランス、リヨン20080503
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリと、星の王子様と、たまたまいい角度で入り込んできた飛行機雲。こういうのをつい撮ってしまう(抑えてしまう)ところが編集者の性か。
[Olympus E-3 & Zuiko Digital ED12-60mmF2.8-4.0]
青い空と銅像、どっちも写すのは露出的に、けっこう大変です。美食の町として知られるリヨンですが、観光するならミニチュア博物館が超お薦め。展示されているジオラマはものすごくリアルで感動します。
台湾、台北20080701
市内の小さな市場街の空。あまり時間がなかった旅でたまたまみつけた風景。このとき3Dカメラをもっていたら、もっっと迫力ある写真が撮れたかも。
[Olympus E-3 & Zuiko Digital ED12-60mmF2.8-4.0]
いわゆる「オリンパスブルー」を活かしたくて E-3にしてから青空の写真が増えました。こういうパッションってただの思い込みなのでしょうが、写真を撮るときにはけっこう大切なんですよね。
山形県、鶴岡20081108
鶴岡の加茂水族館で撮影したクラゲの食事風景。水中に散っているのが特製の餌です。ここ、いい水族館なのですが、公共交通機関だけで訪れるとものすごく不便。バスは1〜2時間に1本でもいいから、その案内をもう少し確実にしていただけるとうれしいです。ところで、もし宇宙「人」というものがいたら、僕はクラゲみたいな形をしているのではないかと思ってます。カール・セーガンのいう木星にいるかもしれない浮遊生物は、まさにこんな感じではないだろうか。
[Olympus E-3 & Zuiko Digital ED12-60mmF2.8-4.0]
クリックするとちょっと大きめの画像ファイルが開きます。
台湾、台南20081209
台湾の古都である台南はふだんは静かな町なのですが、僕が行った日は派手なお祭りをしていて、そこらじゅうで爆竹を爆裂させていました。その数がすごく、うしろに見える小さな黄色い箱ひとつで百連発分くらい。これを赤信号のあいだに交差点に
100箱ほど並べ、火をつけるのです(つまり1万連発分!)。通行が妨げられるので、当然、渋滞が発生し、しかもあたりは爆音&煙まみれ。なのでこのシーンだけ見ると内戦の中を逃げまどう家族のドキュメンタリー映像です。
[Olympus E-3 & Zuiko Digital ED12-60mmF2.8-4.0]
北海道、静内20081219
僕はずっと表現の方法や技術にこだわってきたのですが、そのきっかけは高校生のときに出会ったマンガ家の岡田史子さんにあります。彼女の作品をまとめた『ガラス玉』(朝日ソノラマ)という本は本当にすごかった。すべてが新しい表現への挑戦の記録で、今でもあれを超える芸術はないと信じています。それから30数年を経てようやく訪れた彼女の故郷、静内。そこの博物館に展示されていた土偶のレベルの高さに日本の文化の厚みを感じました。
[Olympus E-3 & Zuiko Digital ED12-60mmF2.8-4.0]
そろそろ彼女のことをちゃんと書こうと思っています。それまでは参考
リンクを。■■■■
ドイツ、ドレスデン20090427
ベルリンの壁が崩壊してから20年もたっているというのに、旧東ドイツには今でもどことなく「東」の匂いのする場所が残っています。再開発が急ピッチで進むドレスデンにも微妙なデザインの店がけっこうありました。ちょっと懐かしい感じがしますね。
[Olympus E-3 & Zuiko Digital ED12-60mmF2.8-4.0]
チェコ、プラハ20090430
冷戦時代の東欧は町を歩いていても薄暗く寂しい印象しかありませんでした(そのころでも田舎はけっこう明るかったんですけどね)。それから四半世紀を経てようやく訪れることのできたプラハは、予想に反してものすごいにぎわい。観光客密度はベネチア並みです。写真は有名な天文時計を眺める人々。みんなカメラが好きなのは日本人と同じですね。
[Olympus E-3 & Zuiko Digital ED12-60mmF2.8-4.0]
東京、羽田20090731
その昔、羽田空港が今より小さかったころ、水路を挟んで空港に面した家では巨大なネオン看板を付ける代わりに広告収入をもらって生計を立てていました。しかし自宅を大量の照明機器が覆うのですから、光と音の被害はすさまじかったはず(ジジジ……とずっと鳴り続ける)。それでもそういう暮らしを続けてしまう70年代までの日本の貧しさに僕は心打たれたのです。今、そのあたりを歩くと巨大看板の名残である鉄骨が残るのは2軒だけ。そんな歴史を記録しておこうと撮影してきました。
[Olympus E-3 & Zuiko Digital ED12-60mmF2.8-4.0]

熊本県、熊本20100224
3Dの本を出すのに合わせて自分でもステレオカメラを買って立体写真にチャレンジ
してみました。2D(平面)ならなんのことのないこういう画像が急におもしろくな
るから不思議。適当な大きさにプリントアウトし、真ん中にハガキなどを立てて左右
の視線を遮ると立体に見やすいです。[Fujifilm FnePix REAL 3D W1]□□□□□□□
マルタ、バレッタ20100413
地中海のマルタ共和国は先史時代の巨石遺跡が多く残るミステリアスな島です。旅の目的その1はもちろんそんな遺跡群なのですが、まあ、そこはいつも通り、街角スナップもしっかり撮ってます。
[Olympus E-3 & Zuiko Digital ED12-60mmF2.8-4.0]
この旅ではオリンパスの 70〜300ミリがけっこう活躍しました。軽量で実質600ミリの超望遠撮影までできるところが旅行に最適。AFは死ぬほど遅いけど(笑)。
山口県、防府20100621
旅の途中でテキトーに降りた防府の町は古い建物が残り、意外といいところでした。国分寺もあって、地元のガキンチョであふれてる。
「なにしてんの?」
「スケッティーーーーー!」
じゃあ、授業なんだから、早く描きなさいね。
「カメラマンですか?」
「んにゃ。ただの民間人」
「ミンカンズィーーーーン!」
聞くと、学校から4キロぐらい歩いてここまで往復してるとか。いい教育だと思いました。
[Olympus E-3 & Zuiko Digital ED12-60mmF2.8-4.0]
福井県、福井20100719
梅雨明け直後の澄んだ空。すさまじく暑いが、一年でいちばん美しい時期かもしれません。福井は知る人ぞ知る美食の町です。寿司、蕎麦、洋食そしてバーまでなかなか凝った店が多いのですが、そのわりにはあまり注目されないね。それから電車で45分ほどの三国も古い家並みが続く港町で、散策するにはなかなかいいところです。
[Olympus E-3 & Zuiko Digital ED12-60mmF2.8-4.0]
こーゆーのも手持ちです!
静岡県、浜松20100727
浜松は人口80万人以上の大都会なのですが、メインの北口方面は大型ビルの開発を急ぎすぎて既存の商業エリアとの連携がうまくいってないし(今、日本の地方都市の多くがそうですが)、南口側は行政が見放してる感じで、全体としてどういう町にしたいのか、グランドデザインがみえません。個人的には南の取り残された雰囲気は嫌いじゃないです。
[Olympus E-3 & Zuiko Digital ED12-60mmF2.8-4.0]
あきらめが悪いので逆光気味でも強引に撮ります。レンズ、がんばってるなあ。

香港、中環20101217
本当に真っ平らな板ガラスをつくる技術は日本を含む一部の国にしかなく、簡単に調達
できるわけではありません。「発展する中国」の特別行政区、香港の中心部にある最新
式ビルでも、ガラス壁面に映る風景はこんな感じ。まだまだ日米欧との差は歴然として
いるのに、経済評論家って、こういうこと、あまり教えてくれないよね。□□□□□□
※20080510のパリの建物は鏡面をわざと微妙に歪ませてるのでレベルは2段階上です。
[Olympus E-5 & Zuiko Digital ED12-60mmF2.8-4.0]
アラ探しばかりしててもいけないので、立派なビル群と派手な夜景を。こういう写真が
撮れるのも最新のカメラ技術のおかげです。□□□□□□□□□□□□□□□□□□□