フレッツ・ISDNと
パソコン・ルーターのレポート

NTTのIP接続サービスを始めました。あこがれ(?)の常時接続ですが、どんなもんだかレポートしてみることにしましょう・・・

最終更新日 : 2001.6.22


フレッツ・ISDN

常時接続のためのコスト

IP接続は4500円もします。いくら常時接続でも、これって決して安い値段では無いと私は思います。普通に使っても22.5時間分の料金を前払いするわけですから、これより使わない人なら損です! 私の場合、IP接続を始める前までは、7500円までが3000円で使えるという、I・アイプラン3000に入っていました。これから考えると、9000円分(45時間)以上使わなければ損になる計算です。もちろん、常時接続自体に魅力を感じて多額の投資ができる人とか、24時間ずっと何かを転送する予定がある人は、それでも良いのでしょうけど・・・

そして、常時接続にする際の、もう1つの問題としてプロバイダの料金があります。ほとんどのプロバイダはIP接続を別料金としていますので、それなりの費用増加が見込まれます。しかし、自分がHPを置いているASAHI-NETでは、最低450円のプランからIP接続が使えます。ちなみに、現時点のプランは40時間ほど使える2000円のプランです。HPさえ無ければ450円のプランに変更しても良いのですが、今更HPをたたむ訳にもゆかず(ASAHI-NETの思うツボだな)、HPの容量から考えれば800円のプランまで落とせそうです。これでも、1200円の節約になるので、この料金を回線料に回せば、トータル300円の追加投資で常時接続にできる計算です。そのため、月4500円も掛かる、IP接続に踏み切る決断ができました。でも、I・アイプランなんかと比べると、工事料として2000円徴収されるので、試しにやってみるというのには向かないようです。

IP接続サービスの申し込み

もう、細かいことは忘れてしまいましたが、最初にIP接続サービスに申し込もうと思ったのは4月の終わり頃でした。当時の申し込み方法として、HP上から申し込む方法と、116で申し込む方法がありましたが、インターネット上から個人情報を送るのが嫌だったので、116に電話することにしました。ところが、116に電話すると、折り返し電話しますとのことでしたが、その後、全く電話は掛かってきません。2回かけて2回とも連絡無しでしたので、馬鹿らしくなって、そのまま忘れていました(^^;)

しかし、その後2ヶ月も経ってから、NTTから電話が掛かってきました。もう、すっかり忘れていてどうもで良かったのですが、相手(NTT職員)の出方と、私の気分で、契約することにしました。たぶん、相手の出方が気に入らなければ、今頃電話してくるんじゃねえよ!と文句言って終わりだったかもしれません(笑) ただ、I・アイプランの契約期間の都合で、開始日は7/19日と遅くなってしまいました。

工事日当日

工事日ちょっと前になると、NTTから封筒が送られてきます。アクセス先の電話番号やら設定のしかたとかが書かれているのですが、ルーターでなくTAで使う予定の私には、あまり役立つ情報はありませんでした。7/19日、午後工事ということでした。最悪17時になるようで、申し込み時の話では開通は17時であると言われましたが、実際には午後一で開通してしまいました。その後、寝るまでの10数時間の間、ずっとサルのようにネットサーフィンを続けました(^^;) 長いことはいってると、やることが段々無くなってきます。ライブカメラでなまずを見て過ごしました(笑) 翌日、珍しくなまずが泳いでいたのですが、その夜に結構大きな地震があって面白かったです。

フレッツISDNで同時に2回線使えるか?

フレッツISDNは、ある特定番号に接続する限り回線料が定額になるというサービスです。特定番号の先にはNTTのPPPのゲートが有るようで、ここにプロバイダのIDを入れると、個々のプロバイダに振り分けられて外(インターネット)に出てゆけるという仕組みです。ちなみに、NTTがユーザーを認識する方法は回線番号通知の機能です。これを使えば、インチキできませんので確実な認識方法だと思います。

さて、これからが本題です。ISDNは同時に2回線まで使えます。ですから、この特定番号に2つのTAから接続することも可能なハズです。プロバイダのアカウントも2つもっていれば、2回線分を常時接続にできるかもしれないと思い実験してみました。しかし、残念ながら、2回線目のダイヤルが終了したと同時に、回線を切られてしまいます(^^;) NTT側で2回線目は切断するように仕組まれているようです。

1台のTAを複数のパソコンから使う

フレッツISDNは2回線同時に使えないことが分かりました。でも、2台のPCから同時にアクセスする必要が時々あるので、対策を考えていました。一番確実なのはダイヤルアップ・ルーターを買うこと! でも、新規に買うと高いので当分買えそうにありません。つぎに、LinuxやFreeBSDを導入してルーター化させること! 余った486ノートがあるので、なんとかできそうです。ただ、HDDの余りが無いのと、インストールやら設定が面倒そうで時間がかかりますす。どうするかなーと思っていた処に発見したのが、WinProxyというフリーソフトウエアです。TAのくっついたPCをサーバー(Proxy)化して、同じLANにぶらさがったPCから、同時にインターネットに接続できるというものです。WebだけでなくPOP3も通るし、NNTPも通ります。サーバー機能としてHTTPサーバーや、メールサーバーなどもあり、めちゃくちゃ多機能です。これでフリーですから、久々に凄いソフトに出会って感激しました。私は、シェアウエアは余り好きではないので、基本的に使わない主義なんですけど、フリーでこれだけのソフトって滅多にありません。ちなみに、サポートHPは、「http://homepage2.nifty.com/spw/index.html」ですので、興味の有る方は見て下さい。使い勝手もなかなか良いようです。ドギュメントもしっかりしてますし申し分ありません。ただ、セキュリティがどの程度あるのか不明なので、まだ、少し不安もありますが、ルーターを買うまでの間、使わせてもらおうと思っています。

混雑してきた!

8月に入ってからというもの、だんだん通信速度が遅くなってきました。特に23時以降や、朝10時頃・・・ この時間は、フレッツISDNでなくても速度が遅くなりがちですけど、フレッツISDNの場合は、フリーズして1分くらい戻ってこないってこともザラです(^^;) 通常回線なら、激遅になってもフリーズすることはありませんでした。この問題はNTTではなくASAI−NET側にありそうです。なにせ、ASAHI−NETはフレッツISDNがもっとも安く使えるプロバイダですから、ユーザーが急増してそうです。さて、次の関門は8/7の第3期?募集ですかね、連休明けくらいには、更に輪を掛けてシステムがとろくなるかもしれません・・・ おまけに、9月からは1950円で定額サービスも始めますから、テレホーダイ・ユーザーも増えそうです! ASAHI−NET以外の、フレッツISDN用のアカウントも、そろそろ考えた方がよいのかもしれませんね・・・

ASAHI-NETのシステムが落ちる!

8/2 深夜24時過ぎ、アクセスしようとしても承認エラーとかで接続できない! はじめはパスワードでもハックられたのかと思ったが、パソコン通信のアクセスポイントは問題なく動いている。26時にはシステムダウンも復旧したようで、アクセスできるようになった。この時は、事前に問題が発生していて大いに焦ったが、結局2時間ほどシステムが落ちたようだった。

8/25 夜22時、今度は回線が繋がった状態のまま、ホストが反応しなくなった。一端回線を落とし、再度接続を試みるがダメ、今度は接続が確立できないというエラーが出る。サーバー自体が死んでいるようなメッセージだ。試しにパソコン通信のアクセスポイントから入ってみるが、こっちもダメで、ASAHI−NET自体のシステムが落ちている感じ・・・ これで、システムダウンに直面したのは、今月2度目だ! それにしても良く落ちる!! やっぱり、フレッツISDNを安売りしてて、システムのトラフィックが上がっているせいなのか? ASAHI−NETは安かろう、悪かろうの代名詞になるのか?


FLET’s ISDNな、無料プロバイダ

2000.11.27

今まで、asahi−netでしか、FLET’s ISDNを試したことはありませんでしたので、テレホ・タイムは遅いのがアタリマエと諦めていました。といって、HPやメールアドレスの絡みもあるので、簡単にプロバイダを変更してしまうわけにもいきません。しかし、最近では無料のプロバイダも多くでき、さらには、FLET’s対応の太っ腹なプロバイダも現れています。そこで、フリーなプロバイダで、嫌な制約が少なく、FLET’sも対応しているフリーサーブを使ってみることにしました。

もちろん、無料プロバイダですから、劇的なスピードは望めません。例えば、平日日中なんか、本来回線が軽い時間帯でも、なぜかフリーサーブは、最初の1発目のパケットが通るのが遅いです。リンクボタン叩いてから、一瞬の沈黙のあと接続されます。asahi−netではこんなことはありません。1発目が通らない時は2発目以降の通りも良くありません。

そして、深夜ともなれば、やっぱりメチャクチャに遅いです。特にniftyとasahi−net系HPへの回線は最悪です(^^;) 全般的に言えば、やっぱりasahi−netの方が速いです。でも、幾つか例外があるのです。たとえば、yahooオークションとか、インターリンク系のHPとか、深夜帯のasahi−netは、かなり遅いです。しかし、asahi−netが遅いときでも、フリーサーブなら、まずまずの速度で通ることがあります。おそらくは、接続している中継回線業者とのルーティングの都合なのだと思います。いずれにしろ、プロバイダによって、得意不得意は存在するということなのでしょう。もちろん、どっちも、FLET’sですから、遅いと感じたら回線繋ぎ直しても通話料も接続料も変わりません。FLET’sなプロバイダのアカウントは複数持っていた方が有利!というお話でした。

2001.1.4

去年の終わりぐらいから、フリーサーブで接続できないことが多くなりました。最初は、メンテでもしているのかと思っていたのですが、どうやら、接続制限がかかっているようです。最近は、夜になると、かなりの確率で入れません。でも、昼間はウソのようにスムースです。FLET’sポートでプロバイダ側からハネるなんで聞いたこと無いですが、さすが無料プロバイダはやってくれます(笑) 通常回線でも、おなじように接続できない(電話が掛からない)ようですので、仕方がないのかもしれません。でも、これじゃあ、いざというときには役立ちませんね。これから、フリーサーブに入ろうと考えている人は、ヤメたほうがいいかもしれません。この調子じゃ春になるまでに、ユーザー側かホスト側が爆発するでしょう(笑)

2001.2.10

フリーサーブのFLET’Sポートが増強されたのか、最近は、ゴールデンタイムでも入れなくなることは無くなりました! ただ、通信速度は、相変わらず遅いです(^^;) ま、無料なので文句は言えませんし、我慢できる程度だと思います。それより問題は、この金曜日くらいから、asahi-netに相当頻度でのポートスキャンが掛かるようになったことです。それも、ドメインを見てると、世界各国あちこちです(単なる踏み台かもしれないが)。まあ、べつにポートスキャンされたからって、ハッキングされるわけではないですが、凄くうっとしいです。たぶんasahi-netは、日本で最も安価な常時接続プロバイダなので、踏み台探しをもくろんでいる輩が多いのではないかと思えます。でなければ、ppp回線にポートスキャンなんかかけても無意味です。というわけで、最近は、Webを見るときはフリーサーブを使うことが多くなりました。フリーサーブで常時接続している人は少数派でしょうし、知名度も少ないので、今まで一度もスキャンされたことがありません(^^;) つなぎっぱなしで、放置していても安心です!


パソコン・ルーター

(旧名)WinProxyをルーター代わりに

フレッツISDNは常時接続できますが、使える回線は1本だけです。複数のパソコンから同時に使うなら、ダイヤルアップ・ルーターが必要になります。しかし、ダイヤルアップ・ルーターは買うと結構高いので、なかなか手が出ません。そこで、余ってるパソコンを使ってルーターを組んでみることにしました。本当はノートが使えれば良いのですが、余ってる手持ちのノートはメモリが8MBと少なくWindowsは走りません。Linuxなんかを使えば良いのですが、インストールに時間がかかるので、なかなか作業が進みません。そこで、余ってるデスクトップにフリーのWindows用のProxyソフトを入れてルーターにしてみることにしました。

使用したパソコンは、余っていたK6−300のマシンです。このK6マシンのスペックは、CPU K6-266(75x4=300MHz動作)、HDD 4GB、RAM 128MB、Mystique220+RainbowRunner、WindowsNT/4.0と、ルーターにするには重装備過ぎます。しかし、ライブビデオ用のサーバーにも使えますので一石二鳥です。使うソフトは、旧名WinProxy、新名BlackJumboDog
というフリーのソフトです。これがなかなか優れ物で、設定次第では、HTTPだけでなく、POP3や、FTP、nntp、IRCも通ります。ただ、使った感じでは、ちょっと遅い気がします。ルーター使うとこんな物なのかな?

ライブビデオ用のソフトも、フリーのListCamDT FTPを使います。これも、なかなか優れ物のようです。現時点(00/8/29)では、1分に一回、隣家の鳩の雛の映像を流しています。ちょっと気になる問題としては、DT FTPがハングしてしまうことがあるようです。理由は不明ですが、これがハングすると全ての通信が止まってしまいます(^^;)

当面、ヘビーなWindowsマシンをサーバーにすることになりますが、発熱(目下、廃熱ダクト追加中)もすごいし、電気代(試算では1000円/月)も結構かかるので、24時間運用ではなく、寝てるときとか使わない時は電源を落とす予定です。


やっと、ダイヤルアップルータ導入

2001.6.22

ちっと古い、MUCHO−TL/DSUを借りすることができ、やっと、ダイヤルアップルーター導入することができました。ホントはLinuxでダイヤルアップルータを組もうと思っていたのですが、なんだかんだで伸び伸びになり、実現しませんでした。先日、ルーターマシン用のHDDを頂き(貰ってばかりいる)、さて、組もうかと思ってる矢先に、完成品のルーターを借りることができ、楽してユーターユーザーになってしまいました(^^;)

ダイヤルアップルーターの設定って、案外難しいです。ルーターが持ってるDHCPを使う設定にすれば、Windowsパソコンなら、設定はラクなのですが、個々にマシンにIPを割り付けてきた自分の環境のまま、ルーターを組み込もうとするとうまくいきません。問題はゲートウエイの設定です。デフォルトでルーターに設定すると、なんでもかんでもルーターに相談に行ってしまい閉口します(^^;) 結局、うっとしいのでルーターのDHCPをアクティブにして使うことにしました。さて、次なる課題はセキュリティー(フィルタ)の設定です。こっちも、全然予備知識がないので、まだまだ不安な日々を過ごしています(笑) (詳細)