PIC16F628で作る

ナビトラ・レーダースコープ


パケットデータ処理用、VTEXTジェネレータ用に、それぞれPIC16F628を使用し、24LC64に受信データを記憶する

2002.9.4


パソコンを使わなくても、ナビトラ局の位置が分かるレーダースコープです。カーナビ用の小型液晶モニタに映し出すことを前提に、PICだけで製作しています。部品点数も少なく2000円程度でできるのではないかと思います。ナビトラモニタと組み合わせるとメッセージなど具体的な情報も得られます。

通常のカーナビ(ターゲットはSONY NVX-4)と組み合わせて使うことを前提とし、4インチ程度の液晶モニタ(ターゲットはパチンコ液晶モニタ)にビデオ信号で表示するのが目的として作られています。また、ビデオ信号をPICだけで製作しているため、グラフィック表示はできず、文字だけの表示です。

詳細は、HAM Journal No.103 2002年 秋号の特集をごらんください。


レーダースコープの入出力
入力1/シリアル TNC 9600bps
入力2/シリアル GPSレシーバ(IPSフォーマット) 9600bps
出力/ビデオ 液晶モニタ コンポジット

レーダースコープの操作
SW1 自局位置取得(GPSレシーバ)、画面書き換え
SW2 スケール変更+
SW3 スケール変更−

レーダースコープの出力画面
テキスト(13桁×11行)のみの表示のため、こんな感じの表示になります。中央の「+」が自分の位置、左下の数字「4」がスケール(尺度)を表しています。コールサインはサフィックスのみ、記憶可能なナビトラビーコンは512個、30分で自動消去するため、何時までもゴミは残りません。なお、ビーコンの受信には別途TNCや受信機が必要になります。

プログラム・ダウンロード

ナビトラ・スコープ 本体 ソースファイル(rader.asm)、HEXファイル(rager.hex) (2002.9.4版)
ナビトラスコープ用ビデオテキストジェネレータ HEXファイル (2002.7.11版)
回路図(ナビトラレーダースコープ&ビデオテキストジェネレータ)

PICでTVモニタに文字を表示する

ビデオテキストジェネレータ


起動時に表示可能な文字を表示する

2002.9.8

PIC16F628だけで、ビデオ信号を発生し、画面上にテキストを表示する装置です。外付け部品はほとんど必要なく、表示させるデータも、シリアル信号で送るので、どんなアプリケーションからも使用が可能です。表示可能文字数は、13桁×11行で、64種類の文字を表示できますが、これはプログラム次第で変更可能です。現在アプリケーションとして、上記のナビトラレーダースコープと、サーキット用ラップタイムカウンタがあります。


ビデオ信号出力は、たったこれだけの部品でできます

使用方法は、RS232Cで制御コードや文字列データを送るだけで使えます
コマンド内容 コマンドデータ
Y軸カーソル設定 0xh (y:0-10)
X軸カーソル設定 1xh (x:0-12)
画面消去 14h
テスト画面表示 15h
表示データ 20h - 7fh (ascii)

RS232C仕様

ボーレート 9600bps
データ間隔 1/60秒毎に2文字

回路図、プログラムは上記(ナビトラレーダースコープ)にある「ナビトラスコープ用ビデオテキストジェネレータ」を参照ください。組み込み相談、仕様変更はメールにてご相談ください。