ナビトラモニタの紹介 |
CQ誌別冊の「GPSパケット通信を楽しもう」 ナビトラモニタの記事も少し載っています。 CQ誌に掲載したナビトラモニタの記事をまとめ さらに加筆した内容になっています。 |
ナビトラ専用カーナビや、ノートパソコンが無くてもナビトラが楽しめるナビトラモニタを作ってみました。
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更新 : 1999.1.5
MU-101が無くても使えるようにと企画されたのが、このTNC2用です。TNC-2とIPS-3000などのGPSレシーバでも使える設計になっています。ただし、使えるGPSレシーバを持っていないので動作確認はしていません(^^;)
車の灰皿の替わりに差して使う予定なので、このような形状をしていますが、回路的には全く同じです。 その他のMU101用との違いは、送出メッセージを4つの中から選べる、メッセージはTNC2のCTEXTで設定できる、などです。 詳細はCQ誌 1999年7月号に掲載されています。 | |||
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0-400m、0-100km/h 計測モード付きナビトラモニタについて |
オービス接近警告音の停止 | 表示局の切り替え (4局毎、新規受信順) |
表示局の切り替え (1局毎、受信順) |
送出メッセージ切り替え (最上段の文字列を送出) |
各モードにおける、表示・機能の名称と、SWの機能
モード0 | 自局情報表示 | 他局情報表示 | 他局情報詳細表示 |
SW1の機能 | 他局情報表示へ移行 | 他局情報詳細表示へ移行 | 自局情報表示へ移行 |
SW2の機能 | オービス接近警告音の停止 | 表示局の切り替え (4局毎、新規受信順) |
表示局の切り替え (1局毎、受信順) |
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モード0 : 起動時のモード
モード1 : SW-1を押しながらSW-2を押すとモード1になる
モード2 : SW-2を押しながらSW-1を押すとモード2になる
SW-1を3秒以上押す : ソフトリセット
SW-2を3秒以上押す : TNC2用、HOME用、表示画面で動作が変る
自局表示画面 | 他局情報詳細表示画面 | |
TNC2用 | 最初に受信した局に戻る | |
HOME用 | 特定局軌跡記録の消去 | 最初に受信した局に戻る |
送信メッセージ選択やデジルート選択は、CTEXT、BTEXTに設定した文字列をTNCからよみとり、その文字列を選択して使用することができます。文字列が設定されていない場合には、ROMにあらかじめかかれたデータが使用されます。
CTEXT : 送信メッセージ設定
ctext $1,0,mess1,mess2,mess3,mess4$
最初の「$」は区切り記号で必ず必要、2番目の「1」はマーク番号、3番目の「0」はグループ番号、4〜7番目の「mess」が設定するメッセージで20文字以下、そして、最後は「$」で区切る。
BTEXT : デジルート設定
btext $v jl1zmx,v ja1ykx,v ja1ykx jl1zmv, $
最初は「$」で始まる、「v jl1zmx」でJL1ZMXをデジして送信する、「v
ja1ykx jl1zmx」のようにデジを2段通す時は「,」で区切らずスペースで区切る、デジを使用しない時はスペースを入れる。
固定用ナビトラモニタの実験風景 |
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【注意】 パソコンとナビトラモニタはDTE(端末)側、TNC2はDCE(終端)側
1999.5.22 [暫定版 ver.x.3] 全角英数字、カナ、平仮名のメッセージを半角に変換して表示する。オービス位置情報の更新。
1999.5.24 [暫定版 ver.x.4] 受信した、緯度経度が実際とはズレることがあったのを修正。
PNTSフォーマットの緯度経度の秒の桁は、60進法ではなく10進法になっています。地図ソフトも、GPSレシーバの出力も、みな60進法なのに、なぜPNTSフォーマットだけが10進法なのか甚だ不可解ですが、仕様なので仕方がありません(^^;)
1999.6.6 [暫定版 ver.x.7] MU101/TNC2/HOME全てのソースが共通なため、固定用(HOME版)の制作で、一気にバージョンが上がってしまいましたが、MU101/TNC2版は、外見上さほどの違いはありません。全てに共通の改変事項は、他局情報表示のリミットを超えた場合に、受信してか最も時間が経ったものから順に削除して新しいものを追加してゆきます。
1999.6.14 [暫定版 ver.x.8] オービスを複数捕捉した時の不具合修正、TNC2版で送出メッセージのCTEXTでの取得の不具合修正、TNC2版で取得失敗時に読み出し文字列を表示することで失敗理由を調査可能にした、TNC2版で盗難などの異常警告用プログラムの埋め込み(ただしセンサ類のハードは未完成)、HOME版で他局からの時刻取得可能にした。ネズミ捕りデータも含めた。
1999.6.16 [暫定版 ver.x.9] HOME版で特定局再生用バッファが一杯になったら上手く再生できなくなるのを修正、「自局情報表示画面」でSW2を数秒押すと特定局再生用バッファをクリアするようにした。また、全てのバージョンで、SW1を数秒押すとソフトリセット、「他局詳細表示画面」でSW2を数秒押すとNo.1局に戻るようにした。
1999.6.27 [暫定版 ver.3.10] ナビトラには全然関係ないのですが、車速パルスを使った0-400mと0-100km/hのタイム測定ができる機能を付加しました。不正確なので、GPSの速度データは使用していません。車速パルスの取り出しと、AKI-H8の若干の改造が必要です。ナビトラとは余り関係ない機能なので、詳しくは「こちらをご覧ください」、ちなみにTNC2版専用です。
1999.7.12 [暫定版 ver.x.11] 加速性能測定(ゼロヨン)モードへの切り替え方法を、SW-1(先)とSW-2(後)の同時押しに変更。CQ別冊向け原稿用に細かい修正をしてバージョンをあげた。HOME用には変更なし。
1999.8.29 [暫定版 ver.3.12] デジピータの切り替えを簡単にできるようにしました。TNCのBTEXTに4つのデジルートを設定し、そのなかから手動で切り替えることができます。都内ではJL1ZMXに、横浜ではJA1YKXに、などとスイッチだけで変更できます。本当は自動切り替えにしたいのですが、そのデジの有効範囲などがわからないので、とりあえず手動切り替えです。また、この変更で、メッセージ切り替えとデジルート切り替えの選択方法が変更になりました。(都合で十分なデバッグができていません)
1999.9.3 [暫定版 ver.3.13] デジルート書き換えを行うと、送信しなくなるバグを修正。MU-101版のアップデートの終了を決定。
1999.9.16 [ver.3.14] NIFTY-FGPS公開(予定)版 送出メッセージ選択画面、デジルート選択画面、ゼロヨン測定画面で、ナビトラ・ビーコンの送信をしないように変更。
1999.12.31 [ver.3.16] 2000年対策版・・・ というと聞こえがいいが、単に年号が「20xx」に固定化されただけですので、2000年になるまで起動しないようにお願いします。また、オービス通過後100mでブザーを止めるようになりました。まだ、十分にデバッグされて無いので要注意。HOME版も更新、2日経つと時刻が更新されないのを修正。
2000.1.3 [ver.3.17] ver.3.16でオービス関連プログラムのコンパイルミス(古いオブジェクトを使用してしまった)を修正、ラップタイム計測モードの付加、スイッチを押す度に、経過時間、走行距離の計測が可能。4つまでの履歴と、区間の平均時速の計算も行う。手動操作なので誤差は多いが、周回コースのラップタイプや、区間のラップタイム計測し使用する。時間の分解能は最大0.1秒、最長9999秒まで測定可能、距離の分解能は最大10m、最長9999kmまで測定可能。表示単位は自動的に可変される。
2000.1.4 [ver.3.18] ラップタイム計測用の走行計を実車の数値にあわせた。この走行距離と所要時間で算出すると、速度計の示す値と異なる速度が出てしまうので、見かけ上は速度を合わせこんである。
回路図中、RS232Cの信号名に誤りがあります。「CTC」ではなく「CTS」です。
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MU−101用ナビトラモニタは、使用上TNC2用と差がありません。また、私もMU−101を中心に使用しなくなりました。MU−101をTNC2としても使用可能だと思われます。機能的にもTNC2用の方が上になってきましたので、今後、MU−101用のプログラムのアップデートは行わない予定です。
GPSレシーバとMU-101の間に入れて使用します。GPSレシーバから得られる、日付・時刻、自局の緯度・経度、移動方向と速度、測位(入感)状態の表示だけでなく、オービスの接近警告や、受信した他局の情報なども表示できます。 製作は簡単で、主なパーツはAKI-H8と20桁x4行の液晶ディスプレイの2つ、あとはジャンク箱に入ってそうなC・R・Tr・SW・コネクタなどで作れます。 詳細はCQ誌 1999年5月号に掲載されています。(または、こちらをご覧ください) | ||||
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