●土曜日に、MOA美術館で梅の時期にのみ公開される、尾形光琳の国宝「紅白梅図屏風」を最大の目的に熱海に行ってきました.

MOA美術館アプローチのエスカレータ
「紅白梅図屏風」の公開は3月9日(水)まで.以前MOA美術館に行っている妻の情報では、美術館からの眺めがすばらしいので、天気がいい日がいい、ということなので、週間天気予報とにらめっこして昨日にしました.
熱海へは眺めがいいワイドビュー東海で行こうと思ったけど、時間的には普通電車と変わらないので、泣き泣きあきらめました(笑)
熱海に着いて、まず、一日フリーパスの「湯〜遊〜バス」に乗って大正、昭和の文豪に愛された「起雲閣」に行きました.

サンルームのステンドグラス
日本、中国、西洋の様式を融合させた木造建築の洋館で、庭もゆったりしていてとても素敵でした.
再び「湯〜遊〜バス」に乗って日帰り温泉入浴のためにに熱海駅に戻るんだけど、「湯〜遊〜バス」は一方通行.梅園経由なのでとっても遠回りになります.そのまま乗っていくのをあきらめて、途中で降りて歩きました.
日帰り温泉入浴のできるホテルに到着し、昼食付きコースで受付をすませ最上階の浴室に向かいました.妻と出てくる時間を決めて分かれて浴室に.からだを流してから露天風呂に入りました.後でわかったんだけど、この日は富士山東部が大雪で東名高速が通行止めになったようで、熱海といえども空気は冷たく、露天風呂までの1〜2メートルの距離が寒かったけど(笑)、温泉につかってしまえばもう天国.正面の初島、さらに遠くの大島を眺めながらのんびりできました.
お湯はちょっと茶色がかっていて、八丈島の温泉を思い出しました.
たっぷり露天風呂を堪能したあとホテル内で中華ランチをいただきました.メインが「エビチリ」と「チンジャオロースー」だったので、それぞれ注文して両方味わいました.こういうとき二人っていいですね^^)
メインの「紅白梅図屏風」を観るために、再び「湯〜遊〜バス」に乗ってMOA美術館に向かいました.熱海は本当に坂がきついです.時々ベーパーロックを起こして事故が起きるのもうなづけます.
MOA美術館に到着すると、ちょっと風花が舞っていました.なかなか寒い….前もって熱海駅で割り引き前売り券(1600円のところ1300円)を入り口てチェックして、冒頭の写真のようなエスカレータを4台乗り継ぎ、ようやく本館の前庭に到着!
メインはあくまでも「紅白梅図屏風」.昨年TVで「紅白梅図屏風の秘密を探る」というような番組で、金箔はもちろん、銀箔すらも用いずに描かれ、さらには箔足をも描かれているという内容を思い出しながらじっくり鑑賞しました.とってもよかったです.
近くに陳列されていた野々村仁清の国宝「色絵藤花文茶壺」もよかったです.やはり本物をじっくり鑑賞していないと骨董に手を出してはいけませんね(笑)
熱海駅に戻って駅構内にある足湯で暖まってから帰ろうと思ったら、足湯は4時で終わりだった...(泣)
『ちょっと温泉へ!』.ちょっと贅沢だけど、たまにはいいですね^^) |