宅内配線に悩む(その5):
我が家のLAN環境の整理、見直しを行ってきたが、やっと構成として落ち着いたので記録しておく。当初の計画通り、天井裏に設置した上流ハブから二系統の光ファイバーをストリーミング再生用の経路として敷設するプランであるが、せっかくなら光ファイバーの規格をちょっと変えて見ようかと思い立った。最初に敷設したものはMMF OM3という規格であるが、二本目はMMF OM4という若干ではあるが上位の規格に変更して、ファイバーによって何らかの差異が出るかどうか比較してみようというもの。MMF OM3/OM4の規格の相違については距離や速度面で優位となる模様であるが詳細は
こちら
を参照。
やっと到着したMMF OM4規格の光ファイバー:
なお、MMF OM4の光ファイバー調達に関連して、将来的にSFP対応のネットワークストリーマの導入もあるかも?と考慮、その配置等を想定した長さに拘って特別注文としたため納品までに想定外の時間が掛かってしまった。だが、現時点では「これだっ!」と跳び付きたくなる最終的なネットワークストリーマの選定は未完のまま。プレイリスト廻りの機能や使い勝手で真に合格点に至るものがまだ無い。BluOSでもEversoloでも不備やバグが自分としても拘りのある部分に残っていてその点が解消がなされないと上位機種への移行には抵抗感が残る。準備は万端なのに、、、これは本当に残念な状況である。
宅内配線としては一旦この構成で完成:
(2025年3月14日追記)Eversolo DMP-A6用のメディコンはACアダプタータイプであったため電源内蔵の終端ハブに変更した。
ネットワーク周りに関して、自分なりに随分あれこれと考えてブラッシュアップをしてきたのだが、それぞれの要素を少々変えても的確に言い当てられるほどの差異は無いようにも感じる。要素として考えられるものは、ネットワークストリーマやハブなどの機器そのものの違い、電源環境、各種のノイズ対策の内容。また、ケーブルのカテゴリや規格、そして長さ、通信速度、等々。いろいろあるけれど、現在の音は考えられるあれこれの施策を行い、音に対する懸念材料の払拭(謂わば安心材料)とするために実践し積み上げてきたものの総合的な結果なので、ひとつの条件を変えた程度の差では微妙すぎて判然としないのかもしれない。なお、比重として考えてみると、既設であった宅内LANケーブルや壁面のRJ-45モジュラージャックを排除した点がかなり大きいと感じている。
(左)上流ハブ、光ファイバーに僅かに色の違いがある(右)終端ハブはNodeとSymphonic-MPD(兼サーバーPC)用:
従って、光ファイバーの規格の違いのみによる音の差異は現状ではほぼ全くと云って良いほど判別できていない。まぁ、上位の規格ということなので悪くはならない、と考えておけば良いかも、とここは素直に自分(の駄耳?)を納得させている。だが、SFPモジュールとの組み合わせも影響するかもしれない、など各要素のマトリクスについて考え始めたらどうにも切りがなさそうにも思えるけれど、せっかくだし遊びの種は多い方が良いので、もう少しあれこれと聴き較べてみようと考えている。
(参考)上流ハブはL2 Managed Switchなので光ファイバーもLAN速度の制御が可能。100M Fullの設定である。:
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